トマリのレビュー一覧

  • スパイ教室10 《高天原》のサラ

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    最初に表紙を見た際は「これ誰だ…?」って一瞬感じてしまったよ。そのくらい印象が様変わりしたね。それは見た目だけでなく中身も


    これまでは分担ごとに別作業・任務に就く事はあっても連携を取らない形でバラバラにスパイ活動を行うなんて無かった
    けど今回のライラット王国編はそのバラバラを求められたわけだ
    勿論、本人達は納得しているし、任せられるだけの成長を示した背景もある。けどそれを以ってエルナ達が一人前になったと言い切れるわけではなくて

    そういった不安定さをこれでもかと感じ取れた巻だったよ


    エルナとアネットだけの潜入任務。おまけに目的は革命の実行。戦力的には頼りになっても任務達成という面では元

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    2023年07月26日
  • スパイ教室07 《氷刃》のモニカ

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    暗く重い展開で、今までとは全然違う雰囲気のストーリーでした。モニカが主役だから仕方無い面も。クールでスパイ能力の高いモニカでも、やっぱり甘い年頃の少女な面が表現されています。
    次巻に続く終わり方で、気になって仕方なくなります。スキリしたい方は8巻までまとめて読むのがおすすめです。

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    2023年06月19日
  • スパイ教室04 《夢語》のティア

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    自信喪失したティアを中心とした物語。こういう話は個人的に好きです。同時期の話が短編集2で補足されているので、続けて読むのをおすすめします。
    他国のスパイを次々と殺している強い敵と戦っているはずなのに、落ちこぼれの灯火メンバーが立ち向かえる。スパイ間の力関係の矛盾が生じているのは気のせい!?

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    2023年06月11日
  • スパイ教室01 《花園》のリリィ

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    アニメが面白かったので原作小説読み始めました。
    最期のどんでん返しですが、意外と途中で堂々と記載されていました。隠す気ないのかとちょっと驚きでした。
    日常の訓練がよくかけており、かつ、笑いもあり、楽しめました。

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    2023年06月05日
  • スパイ教室08 《草原》のサラ

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    ネタバレ

    やっと長きに渡る『蛇』との戦いが終わった。
    少女たちは皆負傷しているし、クラウスも今回ばかりは余裕がなく、かなり緊張感があったな。
    誰が『炯眼』なのか最後まで読者と敵を欺く作戦(欺かれていた読者は私だけの可能性があるが)も凄かったし、後書きに書かれた作者のサラへの思い入れも良かった。1番目立たなかった少女が、見事な活躍を見せたこの巻は、『灯』が誰1人欠けてはいけないことを改めて教えてくれる。

    しかし、ちょっと分からないところもあった。ノスタルジアプロジェクトのくだり。結局『蛇』の方が正義だったということなのだろうか。でも、そもそも正義とは?スパイ教室の世界ではどこの国が正しいとかはないからな

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    2023年05月21日
  • スパイ教室 短編集01 花嫁ロワイヤル

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    アニメで本編にはない話があるなと思ったら、短編集の話が入っていたのね。
    クラウスと「灯」の少女たちそれぞれとのほのかな思い出。クラウスへの恋心を顕にしているグレーテはもちろん、ジビアやサラの話もあって、より少女たちへ愛着が湧いた。
    モニカの話があったのも嬉しい。モニカは「中肉中背でこれと言って何の特徴もない」と小説内で説明されているが、そんなことないから!魅力的だから!と毎回心の中でつっこんでいる。
    モニカの熱い気持ちが垣間見えるこの短編でさらに好きになった。

    花嫁ロワイヤルは、なぜか少女たちがクラウスの花嫁の座を争って闘うという話。戸籍上の"花嫁"にそれぞれが思惑を持っ

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    2023年05月13日
  • スパイ教室04 《夢語》のティア

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    【絶望に沈むあなたを救い出す憧れのヒーローになる為に】

    帝国の組織の尻尾を掴んだチーム灯は、ミータリオに降り立ち、自信喪失したティアの脳裏に憧れのスパイの言葉がよぎる物語。

    敵の策略にまんまとかかり、その甘さ故に失敗してきたティア。
    本当に皆の命を預かる任務指揮をするべきか思い悩んで。そんな葛藤に揺れる彼女を支えるあるスパイの言葉。
    紅炉が遺してくれた教えを元に権謀術数が渦巻く闘いに身を投じる。
    己の理想を認めてくれる人の為に自分自身を誇る。
    紅炉の教えを胸に絶望から仲間を救う事で。

    本当になりたかった自分になるのだ。

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    2023年04月18日
  • スパイ教室07 《氷刃》のモニカ

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    ネタバレ

    一番好きなモニカの話だが、前巻の終わりで何やら不穏なことになっちゃっていたので不安だった。
    やっぱり、理由があったのね。モニカの仲間を守りたいのに傷つけなければいけなかった辛さが、読んでてこっちも辛いわ。

    リリィを守るためにって選択は、モニカが強いからこそできるものであって、このときばかりは(モニカ…もっと弱ければ…)と思った。
    しかし彼女も言いなりになるばかりではなく、仲間の特技をうまく活かしたやり方をしていたところは流石だった。
    あと前々から凄かったが銃弾の嵐の中でのあの戦闘は鳥肌もの。

    翠蝶に関しては思ってたよりクソ雑魚な感じで残念。悪役としてはいまいち。

    次巻は全面戦争になりそう

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    2023年04月15日
  • スパイ教室03 《忘我》のアネット

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    【生きる世界は甘くなく、打ち勝つ為の残忍さが必要となる】

    チーム灯のメンバーが失踪した真相が明かされる中、アネットの母と再会する事で残酷な運命が始まる物語。

    スパイに必要なのは、仲間とのズレこそをチームの鍵とし、エゴを剥き出しにして衝突する事。
    失踪した仲間を捜索する為に抜擢されたティアは連携の取れない仲間達と試行錯誤しながらぶつかり合う。
    そして、アネットの母との再会により、純朴だった母親の素顔のベールが剥がされる。
    娘を利用して逃亡しようとする圧倒的邪悪さを前にして。

    アネットは純粋な残忍さで母に鉄槌を下すのだ。

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    2023年04月15日
  • スパイ教室 短編集04 NO TIME TO 退

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    面白かった。いつもながらスパイ教室の短編集は短編ではなくて外伝っぽいというか、グランドホテル形式の長編とも言えるのでは。読みごたえあり。鳳がらみのエピソード。生前、鳳が課した宿題にとりくむ。個人的に一番おもしろかったのが、ファルマの課題、『聖樹』ダグウィンのところ。ストレートに面白い(笑)。ものすんごく良い設定の鳳メンバーを、すぐに壊滅させて、この作者はなんてもったいないことを!!と思ったが、こうして語られるというのも小説のいいところだな、と再確認させられた。最後のダグウィンと先生の対決が良い。こうした弔いもスパイらしくてかっこええです。

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    2023年04月10日
  • スパイ教室 短編集04 NO TIME TO 退

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    本編よりもコメディ色豊かな短編集なのだけど、時系列が数多の悲劇が繰り広げれらたフェンド連邦編を挟んだものになっているものだから、描かれる物語も幾らか陰鬱さを含んだものに
    『鳳』の壊滅、モニカの裏切り。どちらも『灯』にとって想像を絶する出来事であっただけにそれを非常に引き摺っている


    そんな中でメインのお題として用立てられているのはランの進退か
    壊滅した『鳳』の中で唯一生き残ってしまった。『灯』が『鳳』の壊滅に衝撃を受けるなら、『鳳』だったランが抱く喪失は如何程のものか
    短編の合間に挟まれるエピソードではそれをコメディ調で紡いでいるけれど、一方でこれは『灯』がいずれ向き合わなければならないお題

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    2023年03月30日
  • 友達の妹が俺にだけウザい 1巻

    妹だけ頭抜けて好感度高くない?

    タイトル的にツンデレとかかと思ったら小悪魔系だった。なんなら節々から出るワード的にもオタクに優しい小悪魔(ギャル)だった。すげぇや。
    お話的には軸の部分があんまりまだ動いてないから何とも言えないけど、まだ出てないキャラもいそうだし、今後に期待かな。

    #ハッピー

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    2023年03月13日
  • スパイ教室05 《愚人》のエルナ

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    今回の敵は強敵だったな。
    敵というか仲間なんだけども。(分かりづらいから以下「敵」とする。)
    少女たちがボロボロになりながらも敵と戦うシーンが圧巻だった。
    彼女たちも成長はしているけど、やっぱり優秀なスパイには敵わなくて、任務が成功するかどうかも最後まで分からない。
    しかも負けて失うことになるものがあまりにも大き過ぎる。
    そんな中でも立ち向かおうとする姿は相変わらずかっこいい。

    エルナは重度のかまってちゃんということだね笑
    現実、周囲にこういう子がいたら近づかないと思うけれど、キャラクターとしてはめちゃ可愛い。年下のサラに撫でられてるところも良きかな。

    人が本気で成長するには、安定した環境

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    2023年03月11日
  • GA文庫夏のラブコメフェア 増量試読合本

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    「カノジョの妹とキスをした」って、双子がヒロインとして進んでいきますけど、情緒不安定な姉をどうするのか主人公と妹で悩むみたいになって距離が縮まっていくってのもあります。

    #カッコいい #ドキドキハラハラ #笑える

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    2023年03月10日
  • スパイ教室03 《忘我》のアネット

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    ネタバレ

    アネット回かと思いきやティアにも結構焦点があてられていて、一冊で二度美味しい気分。
    アネットって記憶喪失だったんだっけ…ってぐらい彼女の印象は薄かったんだけど、人気投票では1位だったそうで、見てる人は見てるんだなー。この巻でアネットが人気があるのも納得。
    明るく純真無垢な彼女だが、本性は「灯」の中で一番スパイに向いているのかもと思わせるようなものだった。
    私は最後までアネットが可哀想と思っていたが、彼女は憐れまれるような存在ではないことがよく分かった。自分がアネットの立場だったら、簡単に懐柔されて悲惨な末路を辿っていただろうな…

    今回、「灯」のメンバーの距離がまた少し近くなったようで嬉しい。

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    2023年02月18日
  • スパイ教室01 《花園》のリリィ

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    アニメ見て原作はどうなんだろうと思って読んだ。
    アニメでやったシーンや原作のシーン、特に日常とか街を歩いてるのは情景が浮かんですごい良かった。戦うシーンはそれと比べると分かりにくかった。
    最初からエルナ登場してるじゃん!ギードを刺すシーンをアニメでは驚かせたかったからエルナいなかったとなると仕方ないけど、ちょっと無理矢理感あるな。
    1巻は不可能任務終了までで、この先の話を期待させる文がなかったから2巻はアニメ次第かな。
    とりあえず私の初のラノベでした!

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    2023年02月16日
  • スパイ教室09 《我楽多》のアネット

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    面白かった。前作の大激闘の後の2週間の休暇(休みか?)、モニカも無事に帰って全員離島でバカンスなんだが、クラウスは全員集合は3回だけ(初日と最終日の前日と移動日)という指令を出して、宿も2手に別れる。これはなんかの予行練習かもしくはテストだろうかと思いながら読み出した。案の定、全員あれやこれやと面白くすごすんだが、なんといっても装丁ピックアップのアネット(推し)が良い。全員、じわじわ成長しているのがうまく描かれていて、スパイものなのでネタバレできないんだが、モニカとリリィも大変よろしい。次作が非常に楽しみ。

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    2023年02月12日
  • スパイ教室09 《我楽多》のアネット

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    これまでと表紙の雰囲気を一新した上で始まるのはまさかのバカンス。でも暗躍を生業とする『灯』が穏やかな休暇を過ごせる訳がなくて
    クラウスの指示により全員での集いに制限が生まれた今回のエピソード。そういった特殊な状況に加え、章立てされたお話になっている事で多面性を見せる内容になったね


    まずは恋の物語が描かれる『島民編』
    昔出会った女の子が突然許嫁を名乗るなんてラブコメみたいな展開だけど、世界最強のスパイであるクラウスには無縁の展開
    普通の島民として生きてきたラフタニアがクラウスの隣に立つなんて無理な話。もし出来る存在が居るとするならそれは同じくスパイであるグレーテしか思い浮かばないわけで

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    2023年02月06日
  • GA文庫&GAノベル2022年10月の新刊 全作品立読み(合本版)

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    自由

    とにかく自由な内容でした。いもうざは綾羽のこれまでの背景がよくわかる内容となっていて、かつては今と比べて全然不穏な印象を感じられない性格だったと思うのはきっと私だけではないはずだと思いました。人って環境でこんなに変わってしまうものなのかと驚きました。

    #カッコいい

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    2023年02月01日
  • スパイ教室02 《愛娘》のグレーテ

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    変装の得意なグレーテが主軸となった本作。
    彼女は優秀だがちょっと抜けている印象だった。しかし、その印象は終盤にかけてがらっと変わった。

    本作ではグレーテの作戦立案能力や変装スキルの高さが抜きん出ており、他の少女が霞んでしまうほど。(特にティア、モニカ、アネット、エルナはほぼ出番なし)
    序盤のクラウス捕縛作戦からメイン任務の「屍」打倒作戦まで、彼女なくして成功なし得ない(成功したかどうかはともかく)。
    どうやら複雑な家庭環境にあったようで、つい頭をなでなでしてあげたくなる。

    帝国のスパイは割とすぐ判明するのだが、スパイをどう捕らえ、且つスパイの親玉である「屍」を攻略するかは考えつかない方法だ

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    2023年01月31日