トマリのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ他と少し独立してて、セカンドシーズン終わっての少し箸休めのようにも感じられる1冊!なのにこれまたボリューミー!竹町先生は天才か…??
個人的には、セカンドシーズンのあの展開を超えた上でのモニカの馬鹿騒ぎとアネットの変化がすごくささったなぁ…
そして、そのアネットの変化を成長へと導くクラウス、あるいはグレーテとクラウスもこっから関係性がどうなるのか気になったりと、クラウスにも注目の回でした!(「一年、考えさせてくれないか」っていうと思わなかった…!)
そして、後半!煤煙のルーカスと尺骨のヴィレの描写、そして髪を切ったり成長したエルナ&アネットの描写!盛りだくさんすぎる!!
ルーカスと -
Posted by ブクログ
ネタバレランの行く先をどうするか、を主軸に鳳との蜜月後の灯の動きが描かれた短編集。
本編9巻までとハネムーンレイカーを読んでランが気になってた身としては、冒頭「ニートライフを満喫するでござるよおおお」なんて言ってたランのラストでダグウィンの拳を止めて巓への加入を望むという流れがすごく好きでグッときて、ラン頑張れよ…と思いました
灯関連ストーリーだと今回は養成学校とスパイとは縁遠い世界の2つが好きだったかなあ
養成学校から出たてのリリィとの違い、ジビアのメンバーへの思いやりが感じられたのが良かったです
物語本体と関係ありませんが、この巻についてる鳳の6shotは最初見た時泣きそうになりました。(竹 -
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Posted by ブクログ
ライラットでの革命も遂に本番へ。様々な不安要素を抱きながらも至った正念場は『灯』がバラバラに活動した1年間を決算するようなもの
彼女らがここまでにどう成長したか、何を成し遂げたかが問われる中で別方面の不安要素として表出したのはアネットの闇か
エルナやティア達は任務が終わった後の明るい未来を考えられる。それは彼女らの特徴であり抱き続ける希望
でも、生来的に他の少女達と異なる人格を持つアネットはそれに迎合できないわけだ
アネットは革命の中心人物ではない。けれど革命に絡むならその要素は危険を齎す可能性がある。そういった面が描かれた巻となったかな
勿論、革命の中心は表紙になっているエルナだね
とい -
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Posted by ブクログ
ネタバレリリィとサラがスパイ養成学校に戻される話が一番好き。なんとリリィ、いじめられていたとは。「女が嫌いな女」タイプではないと思っていたんだけどな。
ゴリッゴリにいじめられぬいた後の最後の反撃は見事でスカッとする。しかも養成学校トップまで脅迫するとは流石。リリィも成長したなぁと最初の駄目っぷりを知っているからこそ感慨深い。
ファルマの兄ダグウィンの希望を叶えるミッションの難易度の高さに関わらず、それをクリアし、且つ孤児院の子どもたちの遊び場まで作ってしまったティアの話も良かった。グレーテのミッションクリアの方法も賢いのだが、私は泥臭く頑張る最近のティアが好きなので、彼女を応援している。
ファルマに -
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Posted by ブクログ
作者がコメントで述べているように『スパイ教室』の前日譚であり、クラウスが如何にして今の姿になったかを明かす物語となっているね
クラウスの成長を描くという意味では確かに教室と呼べるものでは有るけれど、どうしたって『焰』は家族と呼びたくなるし、だからこそ『焰』から派生した『灯』もまた一つの家族だと感じられるものだと再確認できたよ
本作を読んで最も意外だったのは初期のクラウスがやんちゃ坊主というか全力で野生児をしていた点かなぁ
そりゃ来歴を考えれば当たり前なんだけど、現在の泰然とした姿勢を当たり前のものとしてみてしまうとかなり意外性を感じてしまうというか
また、後に本編で活躍する事になる人物が -
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Posted by ブクログ
ニケ相手にサラを失うという敗北から始まるこの巻。前巻にて主役のように奮闘したエルナはサラの件だけでなく、自分が救われる側になってしまった事もあってか精神的ダメージは大きいようで
どこに希望があるかも判らない状況。頼れるのは新たに仲間に加わったジビアだけ
革命を目指すエルナ達の反政府活動を思い返せばジビアの行動もその路線に沿ったものになると思っていただけに、彼女の遣り方は面白く感じられたな。エルナやアネットと全く異なる、ジビアにしか出来ない遣り方。
此処にこそクラウスが『灯』をバラバラに暗躍させた価値が活きてくるね
エルナとアネットの活動が全て無駄というわけではない。でもジビアが別方面からア -
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Posted by ブクログ
ネタバレエルナの成長ぶりが見られると思っていたが、エルナはまだまだ甘かった。それはそうだよね、修羅場を潜り抜けてきてはいるけれど、エルナは天才じゃない。ま、そこが良いのだけれど。
一方で、アネットはますます磨きがかかってきている。躊躇なく人を葬る残酷さが、アネットらしい。今回アネットがいなかったら、エルナは生命が怪しかった。ただ、やはり怖い存在ではある。味方でいる分には良いのだけど。
サラ巻のはずだが、サラの見せ場は結構少なかった。エルナとアネット救出のため、現れたシーンには感動したが、やはり簡単には勝たせてくれないのか。捕まったサラがどうなってしまうのか気になる。
ニケの"最強の敵&