上大岡トメのレビュー一覧
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上大岡トメさん×脳科学者の池谷裕二先生による"のうだま"シリーズ第2弾。
さくっと読めて、参考になる。特に、記憶力が年齢とともに衰えるわけではない、ということに勇気づけられた。
○記憶力の減退は加齢のせいではない。記憶の総量が増えている分、必要なデータにアクセスできないから。
○物覚えが悪くなったと感じるのは、人生に慣れて好奇心をなくしているから。
○記憶力が上がるのは、θ波が出ているとき。これは、何かに興味を持ち、好奇心が活発に働いているときに海馬から出る。
○就寝1~2時間前が、記憶のゴールデンタイム。
○一夜漬けよりは、2日に分けた方が長く記憶に定着する。
○脳は入 -
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三日坊主や飽きっぽさの理由を脳の構造から説明するとともに、やる気が続くコツを漫画も交えて面白くわかりやすく解説した本。
脳は飽きっぽくできているが、脳の中にはやる気スイッチもあり、"淡蒼球"を動かすことがそのコツ。
淡蒼球は自分の意思では動かせず、次の4つがコツ。
B: Body (体を動かす) →体が動くと運動野が動いて淡蒼球も連動。
同様に、無理にでも笑っていれば楽しくなってくる。
E: Experience (いつもと違うことをする) →すぐに慣れてしまう脳に刺激を。
R: Reward (ご褒美を与える)
I: Idemotor (なりきる) →脳は騙されやすい -
Posted by ブクログ
「物覚えが悪くなった」と感じるのは「人生に慣れてしまっている」のが原因。
記憶力が悪くなるのは加齢のせいではなく、気のせいと喝破され、
いくつになっても学びなおしができると勇気を得る。
以下、記憶力向上のために知っておきたいポイント
・脳という機械は、年をとっても衰えていない
・良いシータ波を出す(特に知らない場所を歩くこと)
・何度も復習するとLTP(long term potentiation)が起こる
・LTPが起こると、海馬にこれは重要な情報と認識させ、
脳神経のつながりが強化される(記憶しやすくなる)
・シータ波が出ているとき、海馬はLTPが一番起きやすい
・シータ波がもっ -
Posted by ブクログ
「海馬」という本からこの本に辿り着いたので、思ってたより「薄っ!」「イラスト多っ!」という印象だったが
決して内容が薄いわけではなく、
4つのスイッチとマンネリについて
丁寧にエピソードを交えて説明している。
結果読みやすく、頭にも入った感じがする。
個人的には「本は一回読んだだけでは理解できないもの」という向き合い方をしてるので、
3章に分けて書かれていて
繰り返し読むのにも適した形になっているが有り難く感じた。
あと、解説とあとがきを読んで、同じ事説明していても、こんなに語る人が違うと入ってくる情報が違うんだなと思った。
なのでこの二人の名前で出された本という事にも凄く価値を感じた。