石塚真一のレビュー一覧
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ネタバレ山の危険にも、それに向きあってしまうことにも肯定的な、山岳救助漫画。
最後の舞台はエベレスト。
そこで三歩はどうやら命を落としてしまう。
救助活動の末に。
痛いところも多かったけれど、とにかく山を愛することに肯定的なこの作品は結構好きだった。
これを終わらせようと思うと、三歩を殺さないとなかなかきっぱりとは行かないとは思うけれど、やはり彼には、変わらぬ日常を生きていて欲しかったと思う。
やはりいつまでもは続けられない生活に、どのように回答を出すか、
珍しいスタンスのものだけに、そういう道を探しても良かったのでないかと思う。
とにかく、生きていて欲しかったなあと、思うのですよ。 -
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ついに最終巻
エベレストでの救助がほとんどなのだけれど、
とにかくずっと嵐の中で頑張っているので
見ているだけでこっちまで苦しくなりそう。
結局三歩さんはどうなったんだ!
いつでも自分の命を一番に大事にするのに、
なんで救助に行っちゃったんだろう。
結局三歩さんのその後についてはハッキリとは描かれず
こちらの想像に任せる感じになっているけれど
ナオタのあたりを見る限りとても悲しい想像をしてしまう...。
きっとどこかの山でコーヒー飲んでいると思いたい。
久美ちゃんは最後誰かとくっつくのかなーと思っていたら、
まさか青木君とくっつくとは。
それもちょっとビックリ。
いつでも勇気 -
Posted by ブクログ
ネタバレ山好きの山岳救助隊漫画。
15巻。お話もだいぶ長くなってきて、ひとつの転換点。
阿久津くんは配属から、好きになった彼女への告白から結婚、子供の誕生と、人生の成長を話の進行と共に書かれてきたキャラなので、発生する隊員の事故として、転換点に置かれるまで育ったとも言える。
子供が生まれて、仕事に励むようになったが、力を伸ばしたことで戦場で前に出すぎて大怪我をした。
これをきっかけにチーフは転属、久美ちゃんは一度辞表を出し、そして三歩はもう一度ギリギリの山で自分を見つめ直す事を考える。
基本一話完結できた話は、大きく動き出した。
これにナオタの成長を加えたりして、其々がまた前を向いたあたりで大団円