七月鏡一のレビュー一覧
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現代異能バトルの金字塔的な作品である。連載当時に少し読んでいたのだが、途中で読むのを止めてしまっていた作品であり、ふと思い立って読んでみている。
この一巻では四人のARMSのうち三人が登場しており、その間で物語が展開されながら敵対組織エグリゴリとの緒戦が開始している。全体的にやや説明くさい台詞が目立つが、テンポ感はすこぶる良い。
それにしても、この作品の与えたインパクトは大きかったのだろう。かれこれ20年近く前の作品であるが、たとえば親から受けた格闘訓練で戦える主人公像だとか、ナノマシンによる異能だとか、今現在でもそうした設定の系譜を引き継ぐ物語は少なからず存在する。
物語としてはあ -
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1~22巻まで読み終わったので、こちらに感想をまとめます。
とても面白かったです。全てのものが収まるべきところに収まった、素晴らしく後味の良いラスト! ARMSは、この首尾一貫した完成度の高さにかけては正に逸品だと思います。
どんな絶望的な運命に襲われようとも、意志の力さえあれば、人はどこにでも行ける、何者にでもなることができる。未来を決めるものは、いつでもその人自身の選択に他ならない…、というテーマが、繰り返し繰り返し、恐ろしく苦しい状況下でとても力強く語られていて、それにまた説得力があり、胸にドンと響いてきて、とても良い。それぞれがそれぞれに苦しみながらその運命に立ち向かっていく姿の、眩し -
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石森章太郎版「幻魔大戦」の続きを七月鏡一の脚本で展開。平井和正の小説「幻魔大戦」は80年代以後のスピリチュアルブーム、新興宗教ブームの背景となり、現在は正面から取り扱われることが少ないが、本作では90〜00年代の時代潮流をふまえた上であえて幻魔大戦を語り直そうとしているように感じられる。評論としての「総括」ではなく、物語そのものの語り直しというスタイルをとることに新しい著者らの姿勢が反映されているようだ。続刊に期待したい。「”やさしさ”からは何も生み出すことができないのか・・・?!」という、「四次元半襖の下張り」でジュン演じる主人公のことばに対するアンサーとなりえんことを・・・
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ネタバレ今まで★4だったのか段々と下がってる気配です笑
まぁ、ずーっと長く面白いマンガも少ないので、中盤ちょっと落ちても後半でまた面白くなってもらえればいいのですが。
わかりやすいようでわかりにくくなってきたマンガですねー。
今回は、やっとカザラギとゴズの決着がつきます。
強さというよりはお互いの説得というか試してる感が強いので、戦闘は長引いたのかなーと思いますが。
そして、決着後はいよいよ超人会議との戦いへと赴くわけですが、その前にはあの鳥人ですね。
首と鳥のつなぎ目を見て見たい鳥人。
かわいいんですけどね。首をかしげるあたりが。
そういえば、久しぶりにミカが出て気がしますが、どこにいましたっけ