花沢健吾のレビュー一覧
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ネタバレ英雄が止める間もなく行ってしまう比呂美の
靴だけが落ちてくるのが悲しい描写だ。
船のおやじさん、ここまで一人で生きてきた訳だし
感染した孫を連れ帰って拘束しているのだし
とても強い人なのだろう。
英雄に対して、
「見てた、移動してんぞどうする」「おまえの女だろ」
と返すところが恰好良い。
憎むほど人に興味ないでしょ、という矢島。
ずっと逃げてきた。
逃げなかったら死んでた。でももう逃げない、
と決意する英雄。
矢島がボヤケているのは、必要なくなりつつあるからだろうか。
比呂美が受け入れているのが悲しいが、
最初はZQNになっている時楽しかったしそのままにしておいてほしいと言っていたのだし -
購入済み
細かいところが面白い!
今回の私的ツボは吉田昭和先生の入浴シーン。肩にさらっとハンコ注射のあとが!あれほどシンプルにさりげなく昭和生まれをアピールするものはない!
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ネタバレバルセロナの状況が描写される。
破壊せず清掃が進んでいる状況が、観察者の視点で語られる。
英雄たちが逃げ込んだ船のおじさん、中々パワフルだ。
江の島シーキャンドルの周りに迫ってくる大型のZQNが恐ろしい。
おじさんから、ここで初めてZQNの名前を知ることになる2人。
比呂美から感染してるかもと言われて、
うそーんという英雄の反応がらしくて良い。
サンシャインはサンライズビルの名称になっているようだ。
春樹は人が相手でもあっさり殺すようになっている。
あのおばちゃんが無事でいたのがほっとする。
クルスの周りのZQNは攻撃してくるZQNから守ってくれるという。
やはり蟻や蜂のような社会性昆 -
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ネタバレ自転車で、しかも比呂美ちゃんの運転で東京へ向かう英雄たち。
高速道路上に車を見つけてチェックするとき、
車の下しっかり確認お願い、と比呂美が言うのが切なくなる。
2人きりに戻って、出会った頃の凸凹感がちょっと懐かしい。
こんな状況なのに、お酒を飲む2人。
気持ちはわかるけれど、2人で酔っ払ってしまったら
襲われた時どうするのだとハラハラしてしまった。
比呂美が「ちゃんと生きてねかっこわるくていいから」
という言葉がなんだか良かった。
英雄も、既に感染しているのだろうか。
2人でクルスに繋がったのか。
米軍の空港が座礁しているシーンで、
しかし空に飛行機があるのは、まだ生きている人が
そ -
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ネタバレ表紙が恰好良くて好きだ。
中田先生は痴漢をするなど人としてクズだけれど、
意外と武闘派だし頭も良くて頼りになる。
見覚えのある腕の武装で、読者をぞっとさせる描写がすごい。
顔が変形しているが、毅なのだろう。
女性隊員、血が目に入るのはまずいのではと思ったが
既に感染しているとは。
本拠地にしているのはサンシャインのようだ。
中田さんが、ZQNには情報共有能力があるのではと
折角可能性を提示しているのに、聞き入れない上の人間たちに溜息が出る。
実戦部隊を寝袋で寝かせて、自分たちは布団で寝ていることや
武器回収の代わりに布団干しをさせるというただの罰のような交換条件なども
人として最低な -
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ネタバレゴミ収集車を見つけて、それで行こうとする小田さんを、
止めようと車の前に立ちはだかる比呂美ちゃんが強い。
絶対とかないと言い張るひろみ。とりあえず降りてと話しかける英雄。
3人だったからここまで来れたと英雄が言っているのは本当にその通りだと思う。
それでも強い決意をしている小田さんの耳には届かない。
確かに実際問題、堕胎するにしろ出産するにしろ
病院が機能していない現実で、看護師で一般人よりは知識があるとしても
小田さんがひとりでどうにかできるとはとても思えない。
小田さんは死ぬ気だったのだろうか。
本当にどいて、轢くよと言われて、轢きたきゃ轢きなよと返す比呂美。
1度はアクセルを踏むもの -
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ネタバレクルスの集合体らしき人は、他のZQNをある程度操れる様子。
彼の嚔でZQN同士が殴り合い始めたものの、結局最後は彼も襲われてしまう。
集合体の中で主導権を取り合っていたと言うことなのか。
ZQNたちは車で逃亡する3人のことも襲ってこない。
蘇生した英雄がまず混浴のことを言い出すのが、らしくて笑える。
小田さんの発案でモーテルに避難する3人。
現実問題、女2人で英雄を運ぶのは大変だったと思うのだが。
それにクルスに飲み込まれていたのにびちょびちょなのではないのだろうか。
臭いと小田さんに言われてもいたし、そのままベッドに寝かせていたのだろうか?
噛まれていなくても目などの粘膜から感染するという -
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ネタバレ折角辿り着いた鉄砲店が酷い有様に。
銃を持って戦っていたであろう誰かに祈りを捧げる英雄の姿が尊く見える。
比呂美ちゃんは、聴力も上がっているのだろうか。
男の俺でも無理だったのにと英雄に言われて
金庫から手を離してしまうのが可愛らしい。
自分だったら弾はもっと車に積めるだけもっていく気がするが
自分たちのしている行為が盗難であると
英雄が思っているからこそなのかもしれない。
このお店を襲ったのは人間なのかZQNなのか、どっちだったのだろう。
ZQNは意識がつながっているというのが気になる。
比呂美ちゃんに訴えたかった事は何だったのだろうか。
比呂美ちゃんからしたらひどいことをすると思う -
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ネタバレフランスが舞台に。フランスでも同様にパニックが起きていることに
絶望感が増す。
訳がないと不満を述べるレビューを見かけるが
わからないまま読み進めるか、自分で調べるので良いのではと思う。
巻末には訳が載っているが、
言葉はわからないがパニックになっている様子だ、という
わけのわからない不安を煽られる気持ちを味わって読めば十分ではなかろうか。
ひっそり気になっていた村井さんのベーコンが
遂に役立つときがきたのがちょっとうれしかった。
比呂美ちゃんは見た目は普通になったけれど、身長は伸びている。
力も強いままなのだろうか。
英雄は自分は法律のことを言う割に、
小田さんが連帯責任で謝罪の手 -
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ネタバレ拘束していたZQNを練習台にするというのが、なんとも気持ちが悪い。
慣れさせるという意味では確かに効率が良いのかもしれないが。
もし噛まれたらせめて一匹倒してプラマイゼロにしろと言うが
ZQNの数は変わらなくても、 人間の数が減ってしまうのでは。
おばちゃんが思っていた以上にいい人だし戦力になる。
何者なのだろうか。随分 肝が据わっていると思う 。
ZQNの侵入を許してしまうが、窓は塞がないと安心できない気がする。
不注意とは言え、とても気の毒な展開だ。
この場合は加勢したおばちゃんも一緒に関係するべきではなかったのだろうか。
ルールが徹底しているようでいていまいちされていないと感じるこ -
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ネタバレ久喜が舞台で、灯籠祭りなどの風景も描かれる。
「ロジャース行きてぇ」にちょっと笑ってしまった。
外出した者は感染を疑って一定時間拘束の上隔離。
理に叶っていると思う。
それくらい徹底しないと生き残れない状況だ。
マスクなんかの装備もすぐ洗うなりすべきだと思うのだが。
段々テレビも見られなくなり、情報を得る手段も減っていく。
原子力の話は、 つい東日本大震災を思い出してしまう。
本当に実際はしばらく電気が保つものなのだろうか。
ZQNたちが
南に少しずつ移動しているというのはすごい発見だと思う。
目的が何なのか、集合したら取り返しがつかない事になる可能性もあるが
とりあえず自分なら北に逃 -
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ネタバレ英雄に溜め込むなと言ってくれる小田さん。
妊婦さんのZQNはあまりにもエグい。
こっちの都合で勝手に人間じゃないって決めつけて
とんでもなく間違ったことをしてる気がする
と言う英雄。
銃とそのスキルがあるだけに
前線に立たざるを得ないのが辛い。
動物病院の首だけのZQNもまたエグかった。
誰がどうやって閉じ込めたのか。
その人は今どうしているのかと思うと
全く希望的観測が浮かんで来ない。
首だけでも動く、つまりはてっこはあの後も動いていたのだろうかと
思い至るのはキツいものがある。
クルス一派が思ったよりも武闘派で、アウトレットの集団より頼りになりそうな反面
シビアなのでそれはそれで怖い -
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ネタバレ台湾にいる編集者の物語から始まる。
編集長になって権限があれば、
英雄の漫画を連載にもっていこうという考えがあったというのが
あれほどダメ出ししていたのは期待からだったのか
浮気相手を優先したかったからなのか。
意外な気持ちがした。
このエピソードから、世界中がこのような状態で
進度の差はあれど混乱していることがわかる。
比呂美の治療の為に病院を目指す小田と英雄。
ZQNがいる可能性が高いというのに、
「俺が見てきます」
とあっさり冷静に言える英雄がすごい。
病院の貼り紙によれば、ZQN化に
『多臓器不全及び反社会性人格障害』
という感染病としての名前がつけられたことだけでなく
病院で対応が -
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ネタバレヒーローと口では言っていたけれど人に頼られるのは苦手で
戦ったところで誰が見ているわけでもないから ヒーロー になれるわけでもなし。
英雄の自問自答がちょっと面白い。
フードコートからブライと二人でなんとか脱出しようという時、
互いにマスクを取って本名を名乗りシーンは熱かった。
「お前に命あずけたっ。でも死ぬつもりはねえ!! 失敗しても恨まねえから絶対成功しろよ!!」
という村井の台詞も良かった。
撃つ前に「はーい」と掛け声をかけるのが
いつもやっていたのだなという感じがするし
一瞬で冷静になるところが恰好良い。
クレー射撃、なにげにかなりの腕だったであろう英雄。
あんなに今まで踏ん切りが -
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ネタバレ食料に逼迫し、ショッピングモールの中を探索しなければならないという
ゾンビ物だけでなくサバイバル系の物語ではお約束の展開でドキドキする。
ゴーグル越しの視点描写も面白い。
展開が遅いという感想もあるようだが、自分は丁寧に描写されているだけで
遅いとは感じていない。
なんだかんだで英雄が良い人で、普通に恰好よく見えてくる。
所謂ヒーローのようには動けなくても、銃口を向けられて
比呂美たちの盾になる位置に入って相手を説得しようなんて、
そうそうできることじゃない。
藪は仕方なく伊浦たちに従って、酷い目にも遭わされてきたけれど
人として間違わずに生きようとしていて、芯も通っていて恰好良い。
恐ら