花沢健吾のレビュー一覧
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ネタバレ比呂美ちゃん怖いよ比呂美ちゃん。
比呂美ちゃんが言うこと聞くのは英雄だけなのかな、と思いつつ。
二人がどうやって比呂美ちゃんを落ち着かせる方法を見つけたのか分かりませんが…あ、沙衣ちゃんの時のことがあったからかな。
頭に何かかぶせてっての。
あと、感染者の一人が自分で自分を食べてたことは納得した。
仮に、さんざん人間を食べつくした後どうなるのかと考えれば共食いもしくは自分で自分を食べる(自食)に移るのは自然かなと。
あと興味深かったのは、比呂美ちゃんが他のZQNに向かい合っている時の視界…精神世界なのかな。
これってやっぱり感染者によって違うんだろうけども、比呂美ちゃんには世界がああいう -
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ネタバレ感染拡大の描写がよかったです。
某大型掲示板での実況風の描写も非常にわかりやすい。
ああ、現状こんな風になってるんだなぁってのが理解しやすい。
人が集まる場所ってのはやっぱり感染者で発症していない人も来るわけだから危険ということですなぁ。
掲示板のスレッドもどんどん過疎化してるんだろうなぁ。
そして、籠城決め込んだやつらだけが生き残ってくる。
もしくは、だれしもが沈黙に落ちていく。
現在は電波も電気も通っているようなのである程度問題なく暮らせてるみたいだけども、やがてはそれも途絶えるようになる、と。
そうなると…今でもだけどサバイバルなわけですよね。
もうそろそろ甘いことは言えなくなって -
Posted by ブクログ
ネタバレ主人公英雄のへたれっぷりがいいですね。いい意味でも悪い意味でも普通です。
そう簡単にヒーローになられてたまるかってんだ!
目の前で暴れた人を誰かが取り押さえようとしたところでそうそう手伝おうなんて思いませんよ。
あのおばさん始め、電車の連中ないわー。
タクシーの同乗者、どうみても情熱的な大陸を奏でてそうですよね。
うーん、てっこもタクシーの運転手もそうだけどもある程度発症までに時間がかかるのかな。傷の程度というよりも菌の増殖のスピードによるのかな。
彼らを行動不能に陥らせるのにはどうすればいいんでしょうかね。
体を燃やす(タクシーのおっちゃん)とか頭部の破壊(みーちゃん)は有効なようです -
Posted by ブクログ
ネタバレ2巻目。
てっこと英雄がなぜか切ない。
感染経路は体液なのかな、とも思ったけどもどうやら傷をつけるというところにポイントがあるのかな。
てっこが擦過傷による感染のようなので、微生物が傷口より侵入し増殖ということかな。
まあ、人を襲う理由と人体が動くだけの動力がどこにあるのかが分からないけども。読むうえではどうでもいいことかもしれませんね、ハイ。
話を戻そう。
てっこと英雄のこのやりとり切ないですね。
どこまで本人の意識が残っているのかわかりませんが、ちょっと見た感じでは本人の意識が強く残っていたことを口にするようになるのかな、と。
だからこそのてっこの呟きのような言葉でなのでしょうね。
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Posted by ブクログ
ネタバレアイアムアヒーローがあまりに途中すぎて、この作者の完結した話が読みたくて手を出したのだが、気がつけば夢中で読んでしまった。
元々こういった、仮想現実と現実をテーマにしたSFが好きなので、そういう嗜好の人は面白く読めるのではないだろうか。
(ただ、性描写が結構きついと感じたので、注意が必要かも。)
あらすじを整理してみると結構ありふれた話なのかな、という気もしないではないが、今の日本の閉塞感の延長線上に描かれた話なので、設定や描写が妙に生々しく、思わず引き込まれてしまった。
(特に、現実を悲観した「非リア充」の中年が、欲望や悲しみのはけ口を仮想現実に求める様がリアルだ。)
ただし、途中から終盤に