感情タグBEST3
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青春ロック系統があまり好きではないので敬遠していたが、それを後悔するくらい良作。
タニシの生活がとても漫画的なのに漫画を飛び越してリアルに迫る。
ただし、いきなりカポエラ……? など、あれれとくる場面はあったが、そういう場面も素晴らしい見所でもある。
そして新幹線ホーム……。
ちはるに恋して裏切られた読者である私は、読後もまだ引きずってしまう。
10巻のエピローグまで見ても、それでも。うう。
第二部はますますストーリー的にも迷走するが、全体よりも細部に魅力のある漫画だと思う。
終着点はそこ!? という驚きもあるが、ともかく良かった。
次は「ルサンチマン」を探そう。
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三十路手前の男が、彼女を寝取られ、会社を辞め、モヒカンにし、喧嘩をし、そのあと新たに好きなった女の子に会いに行くためボクシングを習う…一般論から見れば、迷走しているとしか言いようがないのですが、最終的には、成長を超えて、よくわからない何者にかになっていく様が描かれいて、超絶的に熱い漫画です。とりあえず頑張ろう!と意外にも前向きになれる漫画です。
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本当にカッコよくない主人公なんだけど、いつでもボッコボコなんだけど、すごくカッコイイ。そして共感できる部分が一つはあるダメ男だと思う。花沢先生はダメ男の描き方がやたらうまい(笑)最後は本当に感動した!
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映画がよかったので、読みました。
胸がぞわぞわする漫画でした。
男には戦わなきゃならないときがある。
男は生まれたときから「力」というカースト制に組み込まれている。
でも、自分で「負けた」と思わなければ、負けてないんだ。
胸がゾわゾわして読後、オナニーもできませんでした。
友人がうまいこと言ってました。男は「馬鹿」で、女は「愚か」であると。
馬鹿は、一つ一つのやってることは正しいのに、方向が間違っている。
愚か者は、方向はあっているけど、やり方がおかしい。
なるほど。
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周りの人達は器用に生きれてずるいなと思っている人にオススメ。
やってることは無茶苦茶で思わず笑ってしまうけど、田西が真剣だからこそ読者の心に響き涙を誘う。
できるなら田西みたいに生きてみたいです。
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うわーーーーーー。
ひたすら主人公(田西)が近い存在に感じるよ。
すぐ眼鏡が壊れる所とかッ。
負けるなッ田西!
振り返っちゃダメだー。
走れー!泣いてもいいからー!うぉー(泣)
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読んでいて、まるで自分のことのように泣き、微笑み、泣きました。でもそんな感じになっちゃうと大なり小なり終わりだとおもいます、社会的には。
完全にダメ男のための漫画。
だがしかし、この漫画を読んでまるで自分のことのように泣き、微笑み、泣くようなひとは、人間的には間違ってないとおもう。
ちはるちゃんみたいな娘が大好きだが、ちはるちゃんみたいな娘に出会ったら田西とおんなじ悲しみを味わうと思う。
漫画を読んでる手が震えたのは、さくらの唄以来だ。
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すごくすごくよかった。男って、こういうもんだと思う。田西のあの単純な、でも愚直な、くそみたいな、馬鹿みたいな、あの感じ。あれが男だろ、と思う。男は単純、と言うならば、単純で何が悪いのか、と開き直るくらいの。女にわかってほしい、という反面、女なんかにわかってたまるかよ、という感じの。ほんと、自分さえ認めなきゃ負けじゃないんだよなぁ。3巻の表紙画がHそっくりでウケる。というのは内輪話。(10/4/4)
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遅咲き青春応援マンガ。
とか思って読んでたら鼻っ柱叩き折られた。
意地を貫こうとあがくほどに社会的地位を失っていく男・田西の物語。
「都合がいい女性をやっつけたい」という作者の暗い情念をひしひしと感じる。
あと、単行本の宣伝コピーがどれも秀逸なので、ひとつ紹介。
メス豚、あばずれ、淫乱。
どんな言葉を重ねても、まだまだ足りない女がいる。
植村ちはる。その女、ビッチの鑑。
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まるで日常生活みたいに無理のない流れで進んでいく物語。
(ハナちゃん一巻目で出てきたっきり、名前もわからない状態でだいぶ放置されるし)
ラストの一言と、シューマイ先輩の表情が胸にくるぜ…
青年漫画って本当に好きな女の子には、極力手を出しきらないのが美学なんですかー?彼女のためなら三大欲求だってガマンできちゃうオレ、が愛なのかい?
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熱い。男は読むべき。ある意味スポーツ漫画ですね。かっこ悪い男のかっこいい生き様。前に進むことのむずかしさとかっこよさ。読むと元気はでます。
この漫画に共感できない人は人生成功してると思います(笑)終わり方はどうか?って感じですが。
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赤灯えれじいのチーコ的なハナ。
時期もかぶっている。
青山が再登場したときはゾクッとした。
ヒロインはちはるからハナヘ
ライバルは青山から源へ
と変異していく。
その精神的変異(成長?)の過程を読者は田西と共に体感することができるだろう。
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題名にBOYSとRUNの英単語と顔面どアップの表紙...アツイ感じ。不器用な人達と恋愛と青春...テイバンな感じ。ニガテな要素満載。買う前に躊躇。
ところが読んでみるとオモシロイ。
えっえっおっあっうっえっって声が出るくらい展開が速い(多分「えっ」が1番多くて、「あっ」が2番目、「おっ」という期待は大抵裏切られる)けど次の展開が気になって、展開の速さに引き摺られながらも次のページをめくるのがやめられない。
足がむっちゃ速い人に手引っ張られてたらあれ、おれ何時の間にか一緒に走っちゃってる、て思わされる様な作品。
あっ、そっか。これ書いてて気付いたけど、だから題名がボーイズオンザランなんだね。やられました。
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不器用すぎる漢のラヴストーリー
ルサンチマンのあと、どんなのを書くのかと思いきや、ベタに秀作なラヴストーリー書き始めた花沢 健吾
せつない。なさけない。やるせない。
三拍子揃った名作です。
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ダメ人間の、中年手前の
このまっすぐな感じ、必死な感じがすごくよかった。
そんじょそこらの、
ヴログやホムペやデコメや鏡やクシのことばかり考えてる
中学生なんかより
もっともっと若くまっすぐで単純でよかった。
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駄目男の奮闘。ともかく暑苦しいほどに駄目男の奮闘。
作者が心酔している新井英樹『宮本より君へ』を思わせる。
主人公に感情移入できるか否かで楽しめるかどうかが決まる作品。自分は感情移入・・・できちゃうね。うん。非常に恥ずかしながらできてしまうね。痛々しいくらいに「あわわわわ」ってなってしまうね。
あと、このマンガでよく話題になる「ちはる」について。彼女は悪女やらビッチやらと言われるけれど、正直リアルな、ちょっと自我の弱い女性だと思う。いるよ、実際にこういう子。内木に抱かれちゃう子。表面的には誰に対しても人当たりが良いから、駄目男もこういうのに惚れやすいし困ったもんだよ。ほんと、生きるってのはなかなか困ったもんだよ。
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2007/5/5に読んでいたが、再読。
「地の果てまで営業に行って来い」というのがよかったなぁ。花沢健吾なのでキチンとしているのだけど、セックスしたいばっかりのドジ男の失敗記というジャンルみたいもういいかなと思いますね。
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田西敏行27歳、同僚のちはるちゃんと付き合うためにも彼は仕事に恋に走り続ける!どこにでもいそうな平凡な彼に感情移入できちゃう若者続出!?自分事だと思って読めば共感度倍増!ぜひ田西とちはるちゃんの進展を見守ってください。
感情移入して読むのが吉。ぜひ田西になりきって読んでみてください。
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共感し過ぎて、自分のダメさが叩き起こされる。主人公と若干容姿も似ているのでそのダメージは尚更デカイ。スタートから随分と凹ませてくれるマンガである。読み始めたばかりなので、コレがどう転がっていくのかは今は知らん。とにかく、田西に幸あれ!
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世の中には「絵に描いたようなサクセスストーリー」が存在する。
この作品はその真逆に位置する。「絵に描いたような失敗ストーリー」
とでも言えるのでしょうか?
出来すぎたサクセスストーリーは嫌いです。
でもその逆、出来すぎた失敗ストーリーも苦手だった。
なんと言うか、出来すぎていて。
主人公は女を寝取られて、決闘を申し込む。
そのために特訓をする。その過程もかっこ悪い。女も酷い。
色んなものに虐げられる。努力は報われない。
なんて出来すぎているんだ。
でも、こういう話を読んでいて、アツくなる自分もいる。それは少し悔しい。
このアツさだけは、心の奥底に届いて、今日を生きる原動力になっている、そんな気がする。
する。