鵜飼沙樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
1巻の時点で絶対シリーズ化してほしいと思いましたが、これはいける。
より高く、より速く、より遠くへ。飛べない人間が空に夢見るロマンがここにあります。空を舞台にしてはいるけど、「空戦」ものではありません。キャッチコピーにあるとおりの「爽快冒険ファンタジー」です。
二人が二人で飛ぶ理由……表向きは「互いの欠点を補うため」ということになってるけど、そんなことどうでもよいのです。どちらも独りでは飛べない未熟者でも、共に同じ夢の先をを見られる相手だから、共に飛ぶのだ。
既存の作品だと「とある飛空士」とか「アリソン」とか、それらと違って「戦争」が背景にない。地上で抑圧された反動として空への夢を抱いて -
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Posted by ブクログ
表紙を見て思わず購入。
とにかく背景の作り込みが半端じゃない。扉絵のビル群とか凄いの一言。
まず最初に、メインヒロインが表紙で一番目の引く美少女ではなく中央奥のロリっ子っていうのがちょっと・・・犯罪の匂いがしました・・・
ガストレアというウィルス性寄生生物に敗北し、半崩壊状態の東京が舞台。
ガストレアウィルスに感染すると人間が怪物化してしまう、なんてバイオハザード的展開。
そんなガストレアに対抗するのが民警というスペシャリスト集団。民警に所属する人間は2人組で行動し、その内の片方、イニシエーターは生まれながらにガストレアウィルスを体内に宿している子供(ただし女性限定)で超人的能力を有する代 -
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ネタバレ
読む前から想像はしていましたが、サブタイトルが「~蒼の彼方より、最果てへ~」なのに『空の門は開かれた』で終わっちゃうんですね…。
もう直ぐ10年経過しますし、続巻が無い事は理解しつつも、何となく中途半端な気がしてしまいます。
ところで、ビルギッドが「総帥が倒れた今しかチャンスは」って、イスカやティエラの民に危害が及ばない内容なら好いけど…。
セラの事なのか?
ヘイムダルは今巻登場しなかったけど…。
まぁ、屁理屈捏ねたら書きたい事が溢れますが、ウィルとジェシカの絡み等、心象風景は凄く綺麗な作品でした。 -
Posted by ブクログ
人と人に似た獣・魔獣のいる世界。魔獣愛好会に好奇心から参加した上代ウヅキ。彼は顔を白い仮面で覆い、見事なハーピーを連れ、オリハルコンを手にした男ツカイ・J・マクラウドに好奇心から話しかけた。それが全ての始まりだった。
大人のライトノベルを表現したかのような作品で妖しく、謎めき、危険な雰囲気を帯びている。ミステリーではあるが誰が犯人かは分かっていて、どうやって犯人が目的を達成しているかが見所だ。だが、魔獣を使っての犯行なので推理は難しい上に犯人が罰を受けることがない。実に綾里けいしらしい後味の悪さがあり健在で読む人を選ぶ作品ではある。個人的にはウヅキのタイミングの悪さは達が悪く、違う意味での不快 -
Posted by ブクログ
10層の守護者と再会してみたり、相棒不在の間
潜ってみたり、知り合ってみたり。
相変わらず淡々と進んでいきます。
うっかりストレスで高額の買い物をしてみたり。
やっちゃった、とかいうレベルではないです。
しかも別の高額買い物もしてますし。
1年だけなのに、どうするのでしょう?
前回のヒロイン(?)がいないかわりに、と
守護者が出てきたり、1巻ちらり登場が出てきたり。
結局女の子が3人になってしまいました。
でも、やっている事と感情は淡々。
とか思っていたら、守護者のご希望によって
話がややこしくなってきています。
そして最後。
彼は何のために、そんな事を言い出したのか。
もしかしてこれは -
Posted by ブクログ
気が付けば見知らぬ場所、見知らぬルールで死にそうに。
そんな主人公の、帰還を目指す物語。
スキルで抑え込まれたおかげで、心平穏? に
どうにか生活している主人公。
王道として帰還を目指しているわけですが
ものすごく思考回路が淡々としています。
これもスキルのせい、と思えば、違和感もなく。
そもそも主人公本人が、そこに違和感を覚えているような
いないような。
最深部を目指せそうな人物と遭遇したのはいいものの
何故か色々別方向に走っているというか…。
それをいうなら、ダンジョンであった少女も怪しい。
女の子ばかり出てくるのは当然ですが
誰もかれもが、何かしら怪しい。
ファンタジーだから、と言わ -
購入済み
会話のテンポが悪い
一巻を読んだ評価とあまりかわらないが
話が進みだして少し面白くなってきた。
ただ、度々入る小芝居がうっとおしい。
お供のモンスターはなし、もしくは一匹でよかったとすら思う。
あと倒置法を多用するのもいかがなものか。
この辺は人によって好みが分かれるところだと思う。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレボロクズのように虐待されて殺された主人公が拷問姫ことエリザベートに異世界召喚され、執事として食事を作ったり付き添ったり戦闘に参加したりする話。戦闘器具が拷問具だったりグロい描写が出てくるので食事時に読むことはおすすめしない。拷問耐性がないとキツいくらいの描写なので、途中で読むのをやめようかと思った。ヒナが出てきてからはコメディ成分多めになり大分読みやすくなった。エリザベートは訳ありに思えたしその過去に納得したけれど、いくら叔父を倒すためとは言え罪もない城下の人々を大量殺戮するのはどうかと。ゴシックと拷問が嫌いじゃないならいけると思うが趣味がよいとは言い難い。イラストの可愛さに大分救われている。