鵜飼沙樹のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
霧の上を島が浮遊する世界で、霧妖という魔物が棲む空の海を飛び、想いを封じ込めた「封書」を運ぶ武装郵便屋の少年と相方ジェシカの物語。
しかし、二人はある欠点があり1人では空を飛べない。
お互いの欠点を補いながら霧に挑む冒険ファンタジー。
イラストとの相乗効果で世界がキレイに写るし、空での爽快感は読んでいて心地よい。
キャラも立っていて不快感ない人間関係。
結構好きな世界観です。
世界も広がっていきそうだしね。
だが、地上でのとくにクライマックスでのシーン描写や世界の背景描写がどうも足りな気がする。
あと登場人物がちょっと全員強すぎるかな?
そのへんが気になりますね。 -
Posted by ブクログ
1巻の時点で絶対シリーズ化してほしいと思いましたが、これはいける。
より高く、より速く、より遠くへ。飛べない人間が空に夢見るロマンがここにあります。空を舞台にしてはいるけど、「空戦」ものではありません。キャッチコピーにあるとおりの「爽快冒険ファンタジー」です。
二人が二人で飛ぶ理由……表向きは「互いの欠点を補うため」ということになってるけど、そんなことどうでもよいのです。どちらも独りでは飛べない未熟者でも、共に同じ夢の先をを見られる相手だから、共に飛ぶのだ。
既存の作品だと「とある飛空士」とか「アリソン」とか、それらと違って「戦争」が背景にない。地上で抑圧された反動として空への夢を抱いているわけではなく、(少なくとも主人公は)他にも選択肢があった中で、空を飛ぶことを選んだ。良い意味で「悲壮感」がなくて、飛ぶことに対する純粋な夢が溢れている。
で、大好きな作品になりそうだからこそ、苦言というか改善点を。
終盤の魔法バトル展開はもう少し何とかならんのか……。既存の神話そのままのネーミングも稚拙だし、アクション描写もわかりにくい。詠唱シーンなんかは完全に自己満足でしょう。空戦をあれだけ書けるなら、戦闘アクションは今後改善するかも?設定に関しても、もう出しちゃった以上引込められないから、頑張って磨いてほしいところ。
順番としては、地上でのバトル展開を先に片づけて、クライマックスは空を舞台にした方がいいと思うね。今回は大空の追撃戦でハイライトを演じておきながら、辿り着いた目的地で魔法合戦が始まったのが良くなかった。
あとはせっかく「郵便屋」という設定なんだから、もう少し「想いを届けること」の方に重きを置いても良いんじゃないかな。
まあそんな感じで、とにかく作品の雰囲気は一級品。頑張れ作者。 -
Posted by ブクログ
表紙を見て思わず購入。
とにかく背景の作り込みが半端じゃない。扉絵のビル群とか凄いの一言。
まず最初に、メインヒロインが表紙で一番目の引く美少女ではなく中央奥のロリっ子っていうのがちょっと・・・犯罪の匂いがしました・・・
ガストレアというウィルス性寄生生物に敗北し、半崩壊状態の東京が舞台。
ガストレアウィルスに感染すると人間が怪物化してしまう、なんてバイオハザード的展開。
そんなガストレアに対抗するのが民警というスペシャリスト集団。民警に所属する人間は2人組で行動し、その内の片方、イニシエーターは生まれながらにガストレアウィルスを体内に宿している子供(ただし女性限定)で超人的能力を有する代わりに、限界を超えてしまうと一般人と同じく怪物化してしまうという悲しい運命を背負っている。
つまり何が言いたいかって、ライバルや敵の民警にもロリっ子が出てくるわけですよ、けしからん。でも「呪われた子供たち」と呼ばれる彼女たちはは差別されたり、毎日抑制剤を投入しないとウィルスの侵食が早まってしまうなどいろいろ問題が。
今までごちゃごちゃ言ってきたけど、この本ははヒロインの延珠が健気に生きて行く様を描いた物語だと思う。延珠の「妾(わらわ)は人間だ!」って言葉が最後まで読むとすごい響いてくる。
そんな延珠を信頼し、仕事の時はよき相棒としてプライベートでは大切な家族として接する主人公・蓮太郎。彼らがとていい2人組なのだ。なのだが・・・蓮太郎大好きすぎる延珠に対して蓮太郎は前述の表紙の美少女・木更が好きっていうのが、うん。
でも、木更さんの行動見てると、「あれ?普通に攻略できるんじゃね?」と思ったのは私だけなのだろうか・・・ちょっと蓮太郎に対して無防備過ぎませんかね。
基本的に話は重いのに、バトルや掛け合い、巨乳、ロリコン・・・とラノベらしい要素をこれでもかって詰め込んでいるのにうまく共存できてる。でも、やっぱ萌え要素だけで読むのは少々危険かと。 -
ネタバレ
読む前から想像はしていましたが、サブタイトルが「~蒼の彼方より、最果てへ~」なのに『空の門は開かれた』で終わっちゃうんですね…。
もう直ぐ10年経過しますし、続巻が無い事は理解しつつも、何となく中途半端な気がしてしまいます。
ところで、ビルギッドが「総帥が倒れた今しかチャンスは」って、イスカやティエラの民に危害が及ばない内容なら好いけど…。
セラの事なのか?
ヘイムダルは今巻登場しなかったけど…。
まぁ、屁理屈捏ねたら書きたい事が溢れますが、ウィルとジェシカの絡み等、心象風景は凄く綺麗な作品でした。