ukiのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
最近歳をとってきたのか?家に帰るとクタクタで、皆さんそうなのでしょうけど、家に帰ったら夕飯の支度と片付け、洗濯にアイロンなどなど、なかなか本を読む時間が取れません。
なーんてそんなことを言っていたら叱られますね!本を読む時間はなんとか捻出しないとっ!
部長2人の休み時間のお喋りも無視して、やっと一冊平日に読み切れたのがこのサイズε-(´∀`; )
最初はほんわか職場の、ほんわか話でしたが、企業買収や副業にキャバクラ!?何だか怪しくなってきました( ̄O ̄;)
この作品の凄いところは、色々な人が出てくるのですが、自分の会社の総務の◯◯さん、だったり、営業の◯◯さんだったり、昔居た◯◯さんだっ -
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Posted by ブクログ
無条件購読のひとつ。待っておりました森若さん。でも、あれ、そっかいきなりお休みの期間でしたか。主役が不在のスピンオフもそれはそれで楽しめそうと思いながら先に読み進めました。
真由さん、大人になりました。空気を読んで発言を抑えていたのが懐かしく感じました。不正を見つけてウサギを追う森若さんの初々しい頃の姿が重なりました。勝手ながら上から目線で達成感が得られた感覚です。きっと部長さんは担当の引き継ぎに安堵していることでしょう。
鎌本さん、アウト連発だったのですね。涙の裏に改心があれば良いのですが。きっとめげない強さはあるのでしょう。鎌本ライクな人は実際にいますねきっと。
経営統合の後からは -
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Posted by ブクログ
短編集ではあるけど、続きが読めて嬉しい。
沙名子がいない間の話や、これまでに登場した人々の、ストーリーの裏側で起こっていた出来事を覗き見できるこのお得感がよい。
中でも亜希と山崎のやり取りは、亜希だけでなく山崎が何を大事にしているのか、という、自分の中ではやや秘められた印象のあったポイントに触れており、山崎のことがちょっとわかった気になれた。
鎌本と馬垣の話はややネガティブなモヤモヤもあったが、物語の裏側だと思うと、2人に対する解析度が上がってとてもよかった。
次は太陽と沙名子の結婚後、戻ってきてからの天天コーポレーションの物語がまた読みたい。 -
Posted by ブクログ
森若さんがほとんど出てこないのに、全然物足りなさはなかった。13作の積み重ねがあるからこそ、周りのキャラクターたちが主役を張れるくらい鮮やかに描かれていて、一人ひとりの物語をもっと読みたいと思わせる。
真夕ちゃん推しとしては特に満足度が高くて、彼女の揺れる気持ちや成長がより立体的に感じられた。推しキャラが深掘りされる喜びって、こんなにも読後感を温かくするんだなと改めて思う。
青木祐子さんのあとがきは、各話のセルフ解説になっていて、それもすごく沁みた。1巻で27歳だった森若さんが、12巻では30歳になっている。自然に積み重ねられた時間とキャラクターの成長が、フィクションの枠を超えて現実と同じ -
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Posted by ブクログ
今作はスピンオフということで森若さん以外の皆さん視点のお話。
真夕と希梨香の話はお互いが仕事で自分の信念を通しているところがとても良かった。同期ゆえに衝突することもあるけどネチネチしていないところが良い。
鎌本は森若さんの自宅まで行っていた事実が判明したわけだけどキモすぎる。ここまでこじらせたまま39歳まで来てしまってはもう修復不可能な気が…。
そしてここで馬垣視点の話というのは斬新すぎる!鎌本もそうだけど、一体どんな思考回路なんだ?という人にも焦点を当てているのは物語として深みが出るので面白いと思った。ただ馬垣は徹底した他責思考なので、全く理解はできなかったけど。
最後の作者あとがきの「今後 -
Posted by ブクログ
中々にシリアス度が前巻くらいから高まってます。
それに伴い森若さんの感情の浮き沈みも、頻繁に出るようになっています。
合併先の植野さんのお話は面白かったし切実。タイトルもまさに!『自分がいないとまわらないと思っているのは本人だけだ!』
そして、一巻から随分と印象が変わった勇太郎の『自分が幸せになりたいかどうかって話です。人の幸せに奉仕するんじゃなくて』もまた、切実。
この巻は、なんとも胸に刺さる言葉が結構ありました。
仕事には、ある程度のドライさが必要なんだろう。
そうありたい、が、そうなれない人が多くて、この小説があるんだろう。
隠蔽捜査の竜崎も然りだな。そうか、若森さんと竜崎は、お