花房観音のレビュー一覧

  • 愛欲と情念の京都案内 魔の潜むこわ~い街へようこそ

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    京都のガイドブックを書くことは難しい。既著が山のようにあり、また、半可通がネットの知識を得て、知ったかぶって何かと京都について語りたがるので、何をどう書いても同巧となるのだ。この本の内容も既著である、小松和彦「京都魔界案内」と被るところが多かった。

    また著者の「売り」である男性関係のルサンチマン噺についても、本著においては筆を抑えているのだろうか、弾け方に不完全燃焼の感が残った。著者はそういう芸風だと期待していたのがそもそも間違いという話もあるが…。

    自著を執筆する際に既存の京都ガイドブックは相当量読み込んだし、また著者のコラムもかなり読んでいるので、そういう属性を持つ読者には物足りなく感

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    2016年11月14日
  • 女の庭

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    官能的なのを読みたい気分なのと、舞台が京都だったので、初めての作家さんだったけど、手に取りました。
    5人の女性の誰に自分は当てはまるか読み進め、当てはまらないからこそ、全員に共感出来てしまうんだろうか。訴えられるのは勘弁だけど、ノーマルなSEXを楽しんでる絵奈子が、とりあえず彼女達の中では理想かな。

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    2016年09月18日
  • まつりのあと

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    京都を舞台にした『まつりシリーズ』の第3作。と言っても3作には繋がりはなく、独立した作品であり、姉妹作と言った方が正しいようだ。本作のテーマは『結婚』。結婚を巡る男女の人間模様が官能のスパイスの中に、連作短編の形式で描かれる。

    6編が収録されているのだが、いずれの短編も男性はエゴと身勝手さの固まりのように描かれ、女性は我慢し、耐え抜くという感じに描かれており、男の立場からすると今一つ納得がいかなかった。ここで疑問に思ったのは、花房観音の読者は男性と女性とでどちらが多いのかということ。やはり、男性が多いのだろうか。

    『帷子ノ辻』『安井金比羅』『随心院』『戻り橋』『高瀬川』『平安神宮』の6編を

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    2016年08月25日
  • 黄泉醜女

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    あの事件をベースに書かれていると思います。
    それほどあの事件は私たち女性に衝撃を与えたのですね。
    どうしてもランク付けし、「自分はあの娘よりマシ」なのに…こういう嫉妬はいくつになっても、誰に対しても抱きたくなるものね。

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    2016年06月08日
  • 偽りの森

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    四姉妹のそれぞれの生き様の物語。それほど妖艶でもない。母四季子の影響されてそれぞれの人生が成り立って行く。物語としては退屈な展開で有る。花房観音の本は今回が二冊目であるが、前作の方が良かった。

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    2016年06月03日
  • 偽りの森

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    京都の老舗料亭の四姉妹が抱える嘘と秘密を連作短編の形式で描いていた小説。オンナたちの性欲、本性に翻弄されるオトコたち。そして、オンナ同士の騙し合い…

    文庫化にあたり書き下ろし短編『糺の森』を収録。

    これまで読んだ花房観音作品の中では今ひとつ面白さを感じなかった。

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    2016年04月23日
  • 偽りの森

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    京都で高級料亭「賀茂の家」を経営していた雪岡家、経営が破綻し料亭は人手に渡っても、雪岡家の四姉妹は下鴨の家に囚われているかのように居心地がいいと居着いている。表面上は仲が良く見えるのに姉妹間には秘密があり、鬱屈を抱え、偽りの顔を見せている。この四姉妹の性や恋愛の描き方が面白かった。結局、四姉妹も母親も自分のことが一番好きなんだなあ……。構成は好きだけど、心理的な描写がくどいと感じた。結末は「ここで終わり?」という場面で終了。余韻が残っているというよりも、読者に丸投げしている感があった。むしろ、そこから先の愛憎劇を見たかったかも?

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    2016年04月18日
  • 女の庭

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    5人の女性の物語で1人くらいは自分に似てる人間がいそうなものだけど、いなかった。
    けれど、その5人の心境はどれもわかるような気がする。
    ただ翠だけは最低な女だなぁ、と。

    個人的には唯が一番羨ましいかな。
    変態でも、誰に迷惑掛けてるわけじゃないし、幸せならいいじゃない。
    自分を理解して寄り添ってくれる人がいるのは、例え愛じゃなかったとしても、やはり幸せだと思う。

    再読はない、かな。

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    2016年03月23日
  • 指人形

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    京都が舞台の冒頭二話がエロい。「お香→エロ」「生け花→エロ」という力技の結合が笑える。最近、京都の殊に特権主義的閉鎖性に嫌気が差しているのだが、京都という閉じた空間とエロは相性が良い。あと、この人のエロの中に漂う哀しみ。思わず我が身を振り返る類の哀しみが行間にひそむ。

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    2016年01月28日
  • 黄泉醜女

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    『黄泉醜女』
    木嶋佳苗を題材に、それぞれ社会的に違う立場の女たちの嫉妬を書いたもの。
    語り口調がほとんどだから読みやすい。最後仰々しすぎるのでは?と思いつつも、面白くて一気に読んだ!「人について語るとき自分の色眼鏡を露呈させて、自分を語っている」(大意)と『愚行録』の解説で読んだ通りだ。

    バリキャリの女は木嶋佳苗の男を立てて頼る生き方に注目し、元ブスが努力して綺麗になったあと専業主婦になった女は完璧な自己肯定をする内面に注目する。

    いわゆるキラキラ女子を「何にも考えてなさそう」と腐しながら「でも私はブス時代に精神を鍛えられた」と自負する流れがそっくりそのまま書かれてて怖くなった

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    2015年12月30日
  • 指人形

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    ネタバレ

    表題作を含む7つの官能短編集。京都の街を舞台にした、『おばけ』と『花灯路』が特にお気に入り。花房観音の描く京都と京都弁が好きなせいか、この2つの作品が非常に印象に残っている。あと、どちらも結末が衝撃的だった事もあるのかもしれないが…。他の作品も良かったのだが、インパクトが足りなかった感がある。まさか、小説でエロメンという単語を見る日がくるとは思ってもいなかった。

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    2015年10月24日
  • 女の庭

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    大学時代の恩師の葬儀で再会した女たちの生と性。京都という箱庭に閉じ込められて、ドロドロの世界。隣の庭の芝生は青く見えるようだ。

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    2015年10月17日
  • 神さま、お願い

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    ネタバレ

    下鴨神社近くの暗い神社に女たちが血を垂らしに通う。女たちの嫉妬・恨み・欲望など、いろんな感情が渦巻く6つの連作短編集。真梨幸子を少しマイルドにした感じのドロドロ感。人間の欲望を上手く描き、読者をゾッとさせる。そんな作品だった。今回は官能小説的な性的描写は無く、ほとんどが恨み辛みがメイン。生きてる人間の恐ろしさ、醜さを思い知らされる事になる。

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    2015年10月03日
  • 恋地獄

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    ネタバレ

    花房観音の作品を読むのは3作品目。男と女のエロスを描くのが上手い。今回はホラー小説にエロスを絡めた感じ。装丁の華やかさとは裏腹に中身はドロドロ。そこがギャップがあって良かった気もする。男に惚れるというのは地獄だと本文中にあるのだが、まさにそうなのかもしれない。惚れた者の負けというか…。どんな姿でも会いたいと願ってしまうのは地獄だ。苦しい。

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    2015年09月24日
  • 恋地獄

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    どろどろした物語。。

    今気がついたけど
    幽booksなんだ。。

    だから、幽霊が出てくるのか。WW

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    2015年06月04日
  • 恋地獄

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    ネタバレ

    ★★★1/2かなあ。
    初めての花房観音。
    独特の世界観。
    業?怨念?未練?嫉妬?恋?愛?
    色々なものがまざってけっこう深い話だったりする。
    他の作品も読んでみたい。

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    2014年02月24日
  • 花祀り

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    うーん・・・期待した感じではなかったなぁ~。
    いかにもな官能小説って読んだことないからよくわからないけど、リアリティの無さが結構笑えるww

    期待した和菓子職人という設定とか、あんまり関係なかったような・・・(´ω`)
    途中で読み疲れて、飽きて、買い物行っちゃったしw
    結局、「花散らし」が一番すんなり読めたかもです。

    もっとこう・・・のめり込んで、エロティシズムに浸れるような小説はないものですかねぇ。。。って、逆に、それは官能小説に求めるものではないのかもww

    あ、表紙絵は好きです♪

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    2014年02月02日
  • 女坂

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    ネタバレ

    おお……、えろい。

    男に嫌悪感がある女がレズビアンになるっていうのは時々あるけど(フィクションで。現実では分かんない)、その場合嫌悪感が昇華?減少?したら変わってくんのかな。

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    2014年01月08日
  • 女坂

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    途中艶かしい濡れ場の表現が次々出てきて心の準備が出来てなくびっくりしたが、それも含めて官能織り交ぜられた京都の世界が描かれていた。
    京都は、実は私にとっては所謂観光ガイドに載ってるようなイメージはあまり無い。どちらかというと源氏物語に代表されるような人間の愛憎入り混じる地のイメージが強く、そういう意味では何の抵抗もなかった。

    全く本題とは関係無いが、涙が浮かんだ一文がある。
    『人間ってね、未来を夢見ろとか前向きに生きろとか言われるけど、人間を作っているものは、未来じゃなくて、過去だろ。過去を忘れることなんて、できない。だって自分の一部なんだから。どう折り合いをつけていくかということが重要なん

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    2013年08月11日
  • 寂花の雫

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    父と夫を同時に亡くして京都の大原でひっそりと暮らす女性の話。
    京都の自然の美しさが感じられる。
    うたい文句にある性愛小説という感じのものではなかった。

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    2012年09月13日