【感想・ネタバレ】恋地獄のレビュー

あらすじ

「俺は死んだら幽霊になって、あなたの傍に行くよ。あなたにとり憑いてあげるから。そうして、あなたは俺の物語を書く。」そういい遺して死んだ恋人。京都は寂しさに寄り添ってくれる街だと引越してから気づいた。私は、性愛の物語を書く作家。今取り組んでいるのは「幽霊の物語」だ。私は幽霊が見たいのだ、会いたいのだ。私は幽霊が見たくて、京都という街にやってきたのだーー。死が横たわる墓場のような街へ。地獄へつながる井戸のある家へーー。大ヒット作品『女の庭』で話題をさらった、第一回団鬼六賞大賞受賞作家・花房観音が書き下ろす、官

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Posted by ブクログ

2015年、48冊目はココのところ固め打ちの花房観音。

あらすじ:京都に住む女流作家、鷹村が編集の星野から依頼されたのは「幽霊の話」だった。霊感も何もない鷹村。そんなコトで、二人は霊の世話を生業とする『墓守娘』の取材に出かける。

構成は、奇数章が『墓守娘』の一人語り(京言葉)、偶数章が鷹村の過去の恋愛の思い出語り(標準語)となっている。それを序章と最終章がサンドイッチ。

花房観音、初の怪談ということだったが、個人的見解では「業」「情念」「嫉妬」「執着」渦巻く、ドロッドロ(この「ッ」は大事)の恋愛小説だった。感じたのは、怪談の怖さではなく、女性の暗部の恐ろしさ。しかも、上手いんだよ、描き方が……。

今回、大オチが少しベタかな、という気もするので、少し甘めの★★★★☆。

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2015年10月17日

Posted by ブクログ

初めて読む構成だった。この作者特有の物語って感じ。最後は「おぉ」となるエンドだった。墓守の婆さんの話はかなり吸い込まれるようにスラスラ読めた。
可もなく不可もなく、ダークな話を読みたい時に調度良いのかな。

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2022年10月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

花房観音の作品を読むのは3作品目。男と女のエロスを描くのが上手い。今回はホラー小説にエロスを絡めた感じ。装丁の華やかさとは裏腹に中身はドロドロ。そこがギャップがあって良かった気もする。男に惚れるというのは地獄だと本文中にあるのだが、まさにそうなのかもしれない。惚れた者の負けというか…。どんな姿でも会いたいと願ってしまうのは地獄だ。苦しい。

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2015年09月24日

Posted by ブクログ

どろどろした物語。。

今気がついたけど
幽booksなんだ。。

だから、幽霊が出てくるのか。WW

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2015年06月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

★★★1/2かなあ。
初めての花房観音。
独特の世界観。
業?怨念?未練?嫉妬?恋?愛?
色々なものがまざってけっこう深い話だったりする。
他の作品も読んでみたい。

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2014年02月24日

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