戸森しるこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ書店で見かけて、素敵な表紙とタイトルとあらすじに惹かれた。星空を思わせる装幀もすごく素敵だし、洋館が出てくるようなお話も好み。
まるで外国のおとぎ話のような雰囲気だから、舞台が日本で、みんな日本人だと想像するとちょっと違和感があるかも。と言いつつ、(「シド」や「ターシャ」もしっくりくる一方で)「そら」さんや「星(せい)」、「岬」くんなど、日本語の名前の響きが素敵だと思った。その中で、岬くんの名前の「峻(たかし)」はちょっと響きが妙に現実的というか、「たかし!?」みたいに感じてしまった。
全体的に好きな雰囲気だけど、そらさんの事情があまりに重すぎる。そらさんが多くを語りたくない事情はわかるけど -
Posted by ブクログ
やさしい童話のような語り口だけれど、なかなかに重く辛い内容を孕んだ物語。
そらさんと、息子の星くん、お手伝いのシドさんが暮らす邸宅。
住みこみの家庭教師の岬くんが現れたことで、バラバラでよそよそしかった家の中が少しずつ、
ふんわりとやわらかくまとまっていく。
その過程を一緒にゆっくり味わうことができた。
絵の雰囲気と戸森しるこさんということで、児童書なのかなと思って読んでいたが、内容的には小学生には重めで難しいのではないだろうか(戸森さんの作品は読み手を子ども扱いしないところが魅力でもあるのだが)。
そういうものを求めている生徒もいるかもしれないが、個人的にはあまり小学生には薦めたくないと -
Posted by ブクログ
挿絵がたくさん。
エミ・ウェバーさんのイラストが素敵。
洋館のご主人、桐丘そら。40代だけど完全な白髪。
桐丘星(せい)10歳。5年生。養子。
主人公は、岬 峻(たかし)住み込みの家庭教師?
庭師の田代さんはターシャ。ターシャ・テューダーは、田代さんの神。
ハウスキーパーの宍戸さんはシド。
ソラシド!
児童書なのに、登場人物の事情が複雑で深い。
妾とか、叔父との子供とか。え!と思いながら読んだ。
この家族の秘密とは?
全員事実を知っているのに、わざとお互いに向き合わずに、それでも一緒に暮らしている。不自然。
親子らしくない。
でも、クリスマスには奇跡が起きる。
優しいラストで、素晴らしい。
児 -
Posted by ブクログ
小4 の主人公の、2つ歳上の幼馴染に対する憧れや独占欲がさらっと簡単に、でも核心をついたように書かれている。
「個性的」「目立ちたがり」「派手」「ずれてる」これらは「みんなと同じが大切」と思うのが多数派の社会では生きづらい。
「人が悪口いっているときに、そんなことないとか、いい返したらだめなんだよ」
「いじめられちゃうよ」
「だから、そういうときはとりあえず、だまってきいておいたほうがいいんだよ」
こうやって小学生のうちから処世術を学んでいくのか…
3人組を「ふたりプラスひとり組」と表現するのには強く共感。
私自身経験あるけれど、女子の3人って本当にいろいろ困る。
でも男子なら「ズッコ