戸森しるこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
大人であれ子どもであれ、背負いきれないような出来事が起きうる。それが人生と言えば、あまりにも軽く聞こえてくるだろうか? でも、それが現実である。誰かに打ち明けられるうちは良いが、そうできない事も多々ある。
児童書でありながら、本作はいろいろなテーマで問いかけてくる。問いかけの正解はひとつではなく、それぞれの正解があると思います。
エピローグに“いくつもの出来事が重なりあい、影響を与えあって、人生は進んでいく。人生が一枚のキャンパスだとしたら、そこには無限の可能性がある。”とある。なんと希望に溢れる言葉であろう。
“そう。一見必要のなさそうなピースでも、絵を完成させるためには絶対に必 -
Posted by ブクログ
友だちに、タイミング悪く「イヤなこと」を言ってしまって、謝ることができなかったミリ。
悩みながら歩いていると、パスタの国に迷い込んでしまって…。
パスタたちもまた人間のように、見た目の違いや誤解から、ケンカをしたり苦しんだりしている。
そこから一歩抜けるためには、認めることが必要なんだ。
互いの違いに、自分の過ちに。
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たくさん出てくるパスタに、おなかがすいてくる。
ミリの後悔やモヤモヤがうまく表現されていて、チクチクした気持ちになった。
過ちを認めることは難しい。
でも、まずは私から踏み出してみようと思った。
戸森さんらしい、素敵な作品。