戸森しるこのレビュー一覧

  • ぼくたちのリアル

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    なんか、いいなあ。
    子供に読ませたい。小学校5年生になる、ぼくの子どもに。
    道徳な感じもするし、NHKの教育テレビな感じもするし、読みやすくて、小説になってて、面白かった。
    友達の良いところばかり見えちゃって、自分に自信がなくなる時ってあるよなあ。

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    2017年05月15日
  • ぼくたちのリアル

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    いやこういうの弱い。最後はこういう形になるだろうなと思っていたそのままになったけど、やはり感動してしまう。
    で、そういった定型とはまたちょっと違った角度をつけるキャラクターもいるのがよい。

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    2017年05月07日
  • ぼくたちのリアル

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    身近な存在に対する゛嫌い”とは違う苦手意識や、死に対する想い、いじめやLGBT、などなど思った以上にいろいろなものが盛り込まれていました。すっかり解決した、とは言えないけれど、明るい希望が見える終わり方でした。

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    2017年05月06日
  • 十一月のマーブル

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    これも良かったな〜!
    電車の中にも関わらず、途中で何度か泣いてしまった。
    主人公の苦しい気持ちが苦しいというような言葉を使わずともストレートに伝わってきて、ぐっときた。
    よく練られている構成もいいなぁ。
    難を言えば、文体が軽やかと言えば聞こえが良いが、少し軽すぎる気もする。
    もう少し歯応えのある文体だと良かったなぁ。
    そうすると今時の子は読めないのかしら?

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    2017年02月04日
  • 十一月のマーブル

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    これは家族との血のつながり、親友レンとの関係に悩み心かき乱されながら成長する波楽の物語である。6年生の11月、波楽は自分の出生の真実を知り戸惑う。

    暗い話ではないにしろシリアスでデリケートな事情がある。表紙をめくり、まず読者は波楽の実の母が亡くなっていることを知る。父は再婚しており、その母との間に妹が生まれている。父、母、波楽、妹の4人家族だ。波楽は父との血縁に疑念を抱くようになり、ふと見つけた葉書から自分の出生の真実と向き合う。

    主軸は波楽だが親友レンも魅力的である。
    11月が過ぎても波楽らの生活は生々しく続いていく。

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    2017年01月15日
  • ぼくたちのリアル

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    リアルはオンリーワンでナンバーワン。サッカーも勉強もそのほかなんでも得意なうえに、顔もスタイルもいい。しかも性格もいいときているが、おさななじみのぼくはそんなリアルが苦手だった。5年生ではじめて同じクラスになった時、嬉しそうなリアルとは反対にぼくは憂鬱だった。そこへ、サジという名の転校生がやってきて、ぼくとリアルの関係に変化が訪れる。

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    2016年08月29日
  • 理科準備室のヴィーナス

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    話す言葉は短いけれど、気持ちを表す描写が丁寧で、複雑で不安定な感情にオロオロしました 中学生とかの属性の「普通」を「多様」に見せてくれたように思います

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    2025年09月05日
  • ぼくたちのリアル

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    漢字 4~5年生レベル
    フリガナ あり(難しい字のみ)
    文字 小
    長さ 長い(222ページ)
    出版年 2016年
    内容 人気者のリアルにコンプレックスをもつ幼馴染の渡と不思議な転校生のサジ、小学五年生の三人が関わり合いながら、いろいろなことを乗り越えていく物語。
    感想 小五男子が実際こんな感じなのかどうかは分からないが、思春期の心の機微がよく描かれていると思う。とくに、渡がリアルに抱く劣等感はうんざりするほど。文章は渡の一人称で書かれていて難しいところはなく読みやすい。

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    2025年03月30日
  • ココロノナカノノノ

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    双子で産まれるはずだった野乃を亡くしても寧々は
    心の中で野乃に話しかけていた
    すると、クラスの中でも存在しない人に話しかけている人がいて
    お母さんの妊娠の経過とともに話が展開していく

    バニシングツイン/YA

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    2025年01月05日
  • ぼくらは星を見つけた

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    ある日家庭教師募集の紙を見て面接に行った岬

    そこの家庭には複雑な隠されたことがあった

    でも本当は全員がそのことを知っていてでも相手と話すことができずにいた

    そこに来た岬

    だんだんとみんなが心に秘めていて想いを話し相手と分かり合う

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    2024年09月02日
  • ゆかいな床井くん

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    ゆかいなゆかいくんかと思いきや「とこいくん」でビックリ。小学6年生の三ケ田暦ちゃん目線でお話が進みますが、床井くんがいい味だしてる〜。

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    2024年01月27日
  • ココロノナカノノノ

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    児童文学からYAのどちらでもいけそうな小説。
    ストーリーとしては大きなものはないのだけど、13歳の心の動きを、とても上手く描いている。詳細に
    ではなく、ふんわりと、でもよくわかる書き方は、この作家の個性だと思う。
    ドロドロの人間関係(マウンティング、ヒエラルキー、嫉妬、裏切り)を描いた小説が好きな人には向かないだろうが、人間関係も描き方だなあと思う。
    二十歳の、まだ学生だった正夫くんと、七つ年上の奈菜ちゃんが、妊娠して結婚するが、出産のとき双子のうちのひとりを亡くしてしまう。でも三人家族はその喪失を乗り越えて、仲良く暮らしている。ってこの小説の背景を書いたらなかなか劇的だけど、そんな風に感じさ

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    2024年01月06日
  • ココロノナカノノノ

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    優しいような、なんだか不思議な感じ。
    繊細な心模様に寄り添って進んでいった。
    最後はハッピーエンドで。
    あ、そうか、ここがこうなったわけね。
    と前に戻ってみたりして、良かった良かった♡
    と読み終わった。

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    2023年12月04日
  • ぼくらは星を見つけた

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    装丁に惹かれ読んだが、児童書なのに人々の関係性は重い。 ただ優しい。「家族」とはなんなのか考えさせてくれる1冊

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    2023年09月28日
  • ぼくらは星を見つけた

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    装丁や挿絵も含めておとぎ話を読んでいる雰囲気のある本。でも内容はところどころ、重く、そこをフワッと優しい文体で包んでいる。
    いろんな家族の形がある。

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    2023年09月24日
  • ぼくらは星を見つけた

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    ネタバレ

    書店で見かけて、素敵な表紙とタイトルとあらすじに惹かれた。星空を思わせる装幀もすごく素敵だし、洋館が出てくるようなお話も好み。
    まるで外国のおとぎ話のような雰囲気だから、舞台が日本で、みんな日本人だと想像するとちょっと違和感があるかも。と言いつつ、(「シド」や「ターシャ」もしっくりくる一方で)「そら」さんや「星(せい)」、「岬」くんなど、日本語の名前の響きが素敵だと思った。その中で、岬くんの名前の「峻(たかし)」はちょっと響きが妙に現実的というか、「たかし!?」みたいに感じてしまった。

    全体的に好きな雰囲気だけど、そらさんの事情があまりに重すぎる。そらさんが多くを語りたくない事情はわかるけど

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    2023年09月19日
  • ぼくらは星を見つけた

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    優しい物語のような、薄暗い物語のような。
    でも最後はあたたかい。
    みんながみんなそれぞれに事情があって
    少しずつ近づいて心のわだかまりが解けていく。
    まだ続きを読んでいたかった。

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    2023年09月12日
  • ぼくらは星を見つけた

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    やさしい童話のような語り口だけれど、なかなかに重く辛い内容を孕んだ物語。

    そらさんと、息子の星くん、お手伝いのシドさんが暮らす邸宅。
    住みこみの家庭教師の岬くんが現れたことで、バラバラでよそよそしかった家の中が少しずつ、
    ふんわりとやわらかくまとまっていく。
    その過程を一緒にゆっくり味わうことができた。

    絵の雰囲気と戸森しるこさんということで、児童書なのかなと思って読んでいたが、内容的には小学生には重めで難しいのではないだろうか(戸森さんの作品は読み手を子ども扱いしないところが魅力でもあるのだが)。
    そういうものを求めている生徒もいるかもしれないが、個人的にはあまり小学生には薦めたくないと

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    2023年08月11日
  • ぼくらは星を見つけた

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    新しい家族の形。ちょっと難しいと感じた。あとから、いろんな関わりがわかり、かえって複雑になってしまいました。おもいやりが、複雑にしてたかな?

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    2023年07月21日
  • ぼくらは星を見つけた

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    美しい装丁に合った、おとぎ話のような静かな物語でした。何のかんの恋バナ好きだし優しくゆるやかな恋の進展に大いに沸き立ったのは沸き立ったんですが、欠けたところを抱えた人間のために異性を斡旋する、という感覚についてはまあ今時どうなんと思うものは多少あったかな。

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    2023年07月08日