あらすじ
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野間児童文芸賞受賞作家、戸森しるこの不思議なイキモノガタリ童話!
このユニークな童話はこんな人におすすめです!
●かっこいい生き方を知りたい!
●モノにも、実は心があると信じている!
●まだまだ知らない世界があると思っている!
●個性的な友だちが欲しい!
少年がまちかどに落ちたねぎを拾おうとすると、
低く落ちついた声のねぎのねぎしくんに出あいます。
「ネギとして食べられたい」というネギの声を少年は聞き届けて・・・
はたして、ネギの運命はいかに!?
潔く、夢見がちなネギの生き方から「幸せのありかた」をじわじわと感じられる
ハートフル・ユーモア童話。
不思議なイキモノガタリシリーズ3作品刊行予定
『ねぎのねぎしくん』
『窓のまどかさん』(仮題・2026年刊行予定)
『棚のタナカちゃん』(仮題・2026年刊行予定)
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
道で出会ったのは、誰かの買い物袋から落ちたねぎだった。
ねぎのねぎしくんとぼくの、友情物語。
*
ちょっとネガティブで渋い、ねぎしくんのキャラがいい。
ねぎを食べるのが苦手な「ぼく」が、肯定的にねぎしくんを受け入れるところにほっこり。
大学生のお兄さんも、隣のクラスの根岸くんも、根岸くんのお母さんもいい。
戸森しるこさんのお話の中でもちょっとイレギュラーな感じで、これはこれで好きだなぁと思った。
こんな短くて不思議なお話なのに、最後は「いろいろあっていい」とストンと腑に落ちる。
さすが、戸森しるこさん。なんだろう。
発売予定の次巻も楽しみだ。