ぼくらは星を見つけた

ぼくらは星を見つけた

1,265円 (税込)

6pt

野間児童文芸賞受賞作家の最新作は「新しい家族」をつくるドラマチックでうっとりする物語。幸福な予感が幻想的な世界で描かれます。

丘の上の青い屋根のお屋敷に、彼女たちは住んでいました。ご主人のそらさんと、十歳の星(セイ)。そしてハウスキーパーのシド、白猫のダリア。そらさんの旦那さんは、十数年前に亡くなった、天文学者の桐丘博士です。専属の庭師と、そらさんの主治医が出入りするほかは、現実から切り離されたように静かなところでした。

ある日、「住みこみの家庭教師」という募集を知って、お屋敷にひとりの男性がやってきます。それが岬くん。この物語の主人公です。

岬くんは元美容師で、手品や楽器という特技も持ち合わせています。そらさんは岬くんを家族の一員として迎え入れ、星は紳士的でユーモラスな岬くんにすぐに懐きました。けれど無愛想なハウスキーパーのシドだけは、なかなか心を開きません。不器用だけど本当はやさしく思いやり深いシドに、岬くんは惹かれていきます。

その家族にはいくつか不自然な点がありました。「本当の家族」を求め続ける岬くんが、奇跡的な巡り合わせで「運命の人」にであう物語。

●金原瑞人さん、推薦!

『ロマンチックで、ちょっと切ない。
忘れられない荷物をひとつ心に残してくれます』

●書店員さんから、反響続々!!

背負わざるを得なかった「闇」があるから、
光かがやく主人公たちに、心打たれない読者はいないでしょう。
──紀伊國屋書店横浜店花田優子

不器用にしか生きられない。そんな、愛すべきキャラクターたちが、
すこしずつ「家族」になっていく姿から目が離せませんでした。
──クレヨンハウス 鏡鉄平

人は「母」に出会い、世界は宇宙のように広がっていく。
──ブックスページワンIY赤羽店 風穴真由芽

ここには、家族を愛する不器用な人たちの姿があります。
新たな変化を受け入れた登場人物たちに、安堵の気持ちでいっぱいになりました。
──丸善丸の内本店 兼森理恵

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  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    208ページ
  • 電子版発売日
    2023年05月16日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    22MB

閲覧環境

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ぼくらは星を見つけた のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    感涙!!
    すごく読みやすくて、あっという間に読めました。
    どのキャラクターも秘密と闇を抱えているからこそ、不器用でやさしくて…とても素敵でした。
    感動して心があたたかくなる作品でした。
    読後間もすばらしく、しばらくこの余韻に浸っていたいです。

    0
    2025年05月04日

    Posted by ブクログ

    この本は私が1番好きな本のひとつです。
    新しい家族の「カタチ」です。この作品を読む度に私は家族のあり方について考えます。この本の様々秘密がひとつの形を作った時ものすごく驚きます。

    0
    2024年05月29日

    Posted by ブクログ

    小学生中学年対象ぐらい?と、思いきや、大人が読んでもその世界の中に引き込まれてしまう、上質な物語でした。

    金原瑞人さんが書かれていた、
    「ロマンチックでせつない」という言葉がぴったりのお話でした。

    丁寧な語り口調が、心地よく感じられますが、描かれている決して多くはない登場人物達の人生は長くも短く

    0
    2023年12月30日

    Posted by ブクログ

    えっ……最近の子、こんな難しいもの読んでるのか……

    字も大きく、1章1章も長くないので、さらさら読めましたん٩( ´ω` )و
    家庭教師として住み込みで働くことになった男性目線で、その家の住人?の秘密がどんどん分かっていく感じ。
    とにかく登場人物みんなが思いやりありすぎる……それぞれに抱えている秘

    0
    2025年10月08日

    Posted by ブクログ

    不思議で、優しい家族の物語。不思議って思ってしまう時点で、家族という既定のイメージを持ってしまっているんだろうなぁ。
    岬くん、そらさん、星、シド。描写もとっても丁寧で、読んでて温かい気持ちになる物語だった。

    0
    2024年06月28日

    Posted by ブクログ

    6年から。読むと時がゆっくり進んでいるような別世界を感じさせてくれる作品。そらさん、星、シド、岬くんの4人が出会い、複雑に繋がっている。それでいて、しっかりと暖かく、優しく幸せにしてくれる。

    0
    2023年09月26日

    Posted by ブクログ

    こういう物語が児童書という形で表されるのかという驚きと嬉しさ。
    様々な家族の形を子ども達は物語として受け入れ知るのだろう。
    女主人と少年とハウスキーパーが暮らすお屋敷に、住み込みの家庭教師としてやってきた岬くん。4人はそれぞれ秘密があった。

    0
    2023年08月29日

    Posted by ブクログ

    著者の『十一月のマーブル』が児童書とは思えないディープな家族関係をテーマにしていて驚きましたが、今作にも同様の衝撃がありました。メインキャラクターの星(せい)は5年生ですが、その年代の子どもに有りなのか?と疑問に感じる描写もあります。しかし、同じように感じた『十一月のマーブル』に高学年の子どもたちは

    0
    2023年07月22日

    Posted by ブクログ

    ある日家庭教師募集の紙を見て面接に行った岬

    そこの家庭には複雑な隠されたことがあった

    でも本当は全員がそのことを知っていてでも相手と話すことができずにいた

    そこに来た岬

    だんだんとみんなが心に秘めていて想いを話し相手と分かり合う

    0
    2024年09月02日

    Posted by ブクログ

    装丁に惹かれ読んだが、児童書なのに人々の関係性は重い。 ただ優しい。「家族」とはなんなのか考えさせてくれる1冊

    0
    2023年09月28日

ぼくらは星を見つけた の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    児童書 / よみもの
  • 出版社
    講談社
  • ページ数
    208ページ
  • 電子版発売日
    2023年05月16日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    22MB

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