【感想・ネタバレ】理科準備室のヴィーナスのレビュー

あらすじ

産経児童出版文化賞受賞作家の甘美な愛の物語。ひこ・田中氏絶賛。──私たちの学年の理科の先生は、洋風の印象的な顔立ちをしている。そして、結婚していないのに、子どもがいるっていうウワサ。私はその先生の真似をして髪を伸ばし始めた。そして、先生をみつめる生徒は、もうひとりいた。先生が理科準備室でくれる美味しくて可愛いお菓子と愛の時間。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

面白かった!
綺麗事抜きの子どもの本音が垣間見える。
これぞ読みたかったYA本って感じ。
でも中学生以上向けかな〜

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2025年05月31日

Posted by ブクログ

理科の女性教師が気になる中学生男女ふたり。
みんなとは違う。変わっている。そんな3人の共通の時間。でも想いは同じなのだろうか。
触れれば壊れてしまいそうな「好き」の気持ち。だからこそ大切にしたい。壊れないように、ぎゅっと抱きしめたい。

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2024年06月10日

Posted by ブクログ

面白かった!従来のYA作家さんたちとは、こたえの出し方がちがう。立ち向かうとか、殻を破るとか、そんな話じゃない。今後の作品も楽しみ。

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2017年11月13日

Posted by ブクログ

しるこさんは、どうして子供の頃の私の経験や感じたことがわかるのだろうか。読みながら、子供時代のことを思い出しました。

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2017年09月27日

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先生らしくない魅力的な人見先生と衝動的になりやすい正木くんとの学生ライフ

心身が大きく成長する中学生という時期もポイント!
成長過程にあるということは不安定であるということであり、それも相まって人見先生の魅力に振り回されているのかな

全体を通して美しさと危うさが魅力として描かれていると思う

見先生やあらゆる人間関係に琥珀糖みたいなイメージを持った
ガラスのようにきれいだけど簡単にクシャッと壊れるような脆さ、それが美しい

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2024年03月20日

Posted by ブクログ

少し変わった理科の先生への執着と、クラスに馴染みきれないどこか浮いた空気。ちゃんと歩いてるのに綱渡りしてるみたいな空気がずっと漂っていて、ひりひりする

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2022年03月03日

Posted by ブクログ

2作目のしるこさんの作品。最近、本を読むとき、作者は何が書きたくて作家になったのかなぁと考える。
2作ではわかないかもしれないけど、もしかすると、生き物は他の生き物を好きになることがある。それは報われないかもしれないけど、起きた工程全てが愛おしく、自分をより深く愛せる要素になる、みたいなことなのかなぁ、と思った。あと何作か読みたいな。

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2022年02月04日

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反発する理由はむしろ、その人にわかって欲しいから。好きだからこそとってしまう、自分でもよくわからない行動。本当は単純なことなのに…。先生と中学生2人のバランスが、なんとも絶妙でした。

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2021年07月12日

Posted by ブクログ

理科の人見先生は、ボッティチェリのヴィーナスのような、印象的な顔立ちをしていた。話すことも行動も少し「普通」からはずれている先生に、瞳はなぜか心惹かれた。授業中、先生をみつめていると、同じように先生を見つめている男子、正木に気が付いた。先生と二人の、秘密の時間が始まる…。
憧れとも尊敬とも違う、それは恋に近い思い。性別も年齢も越えて、心に芽生える独占欲。ひとつひとつのエピソードにこもる若くて固い切迫感が息苦しいほど。
この独特の世界感を作り出す作者に俄然注目。

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2017年10月31日

Posted by ブクログ

話す言葉は短いけれど、気持ちを表す描写が丁寧で、複雑で不安定な感情にオロオロしました 中学生とかの属性の「普通」を「多様」に見せてくれたように思います

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2025年09月05日

Posted by ブクログ

思春期の心の機微がとても誠実に描かれていると感じました。この本を読むことで、自身を肯定されたように感じる人がきっといることでしょう。

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2022年04月03日

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理科の先生に惹かれる女子生徒と男子生徒のお話。思春期ならではの憧れなのか恋なのかわからない感情。先生の異動で幕引き。白衣の裏側には秘密が。

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2021年11月01日

Posted by ブクログ

憧れと恋、まだ自分自身の中にある感性や感情を捉えられない年頃。中学時代は、制服もあるせいか、自分はこの集団からこぼれ落ちていないか、成長が皆より遅れてないか…と大人になればどうということもないことに縛られて、窒息しそうだ。そういう中で、賢い主人公は、自分自身や周りを一歩後ろから俯瞰できるオトナだと思っていたが…。些細なことで揺れる、この年頃の感情をよく捉えていると思う。
2018.4

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2018年05月03日

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