あらすじ
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自分の発言でグループから浮いてしまった4年生のミリ。学校の帰り道、チョウチョのように飛ぶパスタを追って道を曲がると、そこはパスタの国! マカロニやラザニアやスパゲッティなどが暮らしていました。ミリを迎えてくれた黄色い髪のクスクスさんによれば、国内ではショートパスタとロングパスタの争いが続いているそうです。パスタの国の争いとミリの友人関係は無事解決するのでしょうか?
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
友だちに、タイミング悪く「イヤなこと」を言ってしまって、謝ることができなかったミリ。
悩みながら歩いていると、パスタの国に迷い込んでしまって…。
パスタたちもまた人間のように、見た目の違いや誤解から、ケンカをしたり苦しんだりしている。
そこから一歩抜けるためには、認めることが必要なんだ。
互いの違いに、自分の過ちに。
*
たくさん出てくるパスタに、おなかがすいてくる。
ミリの後悔やモヤモヤがうまく表現されていて、チクチクした気持ちになった。
過ちを認めることは難しい。
でも、まずは私から踏み出してみようと思った。
戸森さんらしい、素敵な作品。
Posted by ブクログ
3.4年。パスタのアクセサリーのことでさくらについあたってしまったミリは、その帰り道にふしぎな穴に吸い込まれパスタの国に行き着く。そこでミリが見た世界は⁈という突拍子もない設定の楽しいファンタジーに、パスタの雑学が豊富に入ってくる。綺麗に読みたい時には雑学が少し気になるところだが、中学年の好奇心でそれも楽しさになるかな。