【感想・ネタバレ】YA! アンソロジー ひとりぼっちの教室のレビュー

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Posted by ブクログ 2020年10月10日

中二の時、気に入らないクラスメートをイジメていた『穂花』。でも、三年になったらクラス中から無視されるよになってまるで透明人間みたい・・・「友達なんかいない」小林深雪

クラスは違うけど仲の良い幼馴染の『加部慎太郎』。彼のクラスには顔に痣のあるいじめられっ子の男子生徒がいる。誰も名乗り出ないアンケート...続きを読むを取り続ける先生。でも、初めて✖がついた、そう加部慎太郎は言った・・・「これは加部慎太郎に送る手紙」戸森しるこ

「どうせ私なんて」その言葉を口にする度中学生にループしてしまう『詩織』。イジメている三人組から逃げて屋上でお弁当を食べていると、同じくイジメられている『弥生』と知り合う。『今』が終わりが来ることを知っている詩織は、『今』しか知らない弥生の為に、彼女を救おうと奔走する・・・「転生☆少女」吉田桃子

英語ができなくて先生に」バカにされている『僕』を、クラスのみんなもバカにしている。みんなから無視されている『吉田君』よりはましだけど、彼だけは僕に英語を教えてくれる。
長縄大会で回し手に選ばれ認められたようで張り切っていたけど、リーダー格の『小野寺君』から跳ぶのが苦手な宮田君に休むように言うように指示される。『一致団結』って何?・・・「イッチダンケツ」栗沢まり

イジメをテーマにした四編のアンソロジー。


イジメに苦しんでいる子はもちろん、イジメている人や消極的に関わっている人にも読んでほしいな。だって、イジメって本当にカッコ悪い。
死にたいと考えるほど苦しんでいるのなら、一時避難として逃げるのも正しい選択。それだってとっても勇気がいることなんだし。でもそのままじゃ、結局割を食うのは当人。そんなのはおかしい。ここからは大人がしっかりと対処してあげないといけない。「大人の言うことなんて信用できない」そんなこと言わっれっぱなしじゃ悔しいじゃないですか、大人の皆さん。

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Posted by ブクログ 2019年03月01日

児童書づくりの参考書として、編集さんから推薦される。特に戸森しるこ氏がすばらしい。どんな教科書や参考書よりも、学生さんが今を生きる考え方を鍛えてくれる一冊。

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Posted by ブクログ 2022年02月15日

イジメ、クラスでの疎外と孤立をテーマにした短編アンソロジーです。一作品が短いので、深く掘り下げてという感じではありませんが、それぞれ作者のカラーが出ていて、飽きずにサッと読むことができる手軽さがあります。
個人的には戸森しるこさんの『これは加部慎太郎に送る手紙』がよかったです。

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