清水克行のレビュー一覧

  • 日本神判史 盟神探湯・湯起請・鉄火起請

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    前から気になっていたけど、真田丸で鉄火起請が描かれていたので読みました。
    湯起請や鉄火起請など現代人から見れば異質ですが、当時なりの合理性など様々な例から検証しています。
    高校の先生など歴史の小話のネタ本にいいかもしれません。

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    2016年04月03日
  • 喧嘩両成敗の誕生

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    [迷裁き、いや、名裁き]日本においては一般名詞化されるほど定着しているにもかかわらず、世界において類似の法を見つけることが極めて困難な「喧嘩両成敗」。改めて考えてみれば不思議に満ちたこの法は、どのような社会や考え方を背景として成り立ったものなのか......。異色の歴史読本です。著者は、NHKの歴史番組『タイムスクープハンター』の時代考証も務めた歴史学者、清水克行。


    これは名著。喧嘩両成敗というパンチのあるテーマから、日本人の精神史、中世の社会状況、そして法概念の変化までを視野に入れた意欲作となっています。とにかく読んでいて抜群に面白い一冊でもありますので、タイトルに「おっ」と感じた方はそ

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    2016年03月02日
  • 喧嘩両成敗の誕生

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    この本は単なる日本史の細かい分野の本ではない。現在に繋がる「集団社会と法」を考えさせてくれる良書。公的権力が社会秩序のためにつくる制定法と権力が後からやってくる前に社会が秩序を保つためにもってきた慣習

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    2015年08月30日
  • 喧嘩両成敗の誕生

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    喧嘩両成敗がルール化される経緯に多くのページを割いています。室町期の過酷な自力救済の世界が具体例豊富に描かれており、戦国時代等に比べて、イメージがわきにくい室町期にも興味を持つようになりました。室町殿や朝廷の権威はありつつも、完全に実力をもって統治できていない時代の動学的な社会の変化が、何とも面白いのです。

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    2013年04月21日
  • 日本神判史 盟神探湯・湯起請・鉄火起請

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    裁判の行方を、神の判断にゆだねる「神判」。

    本書は、日本における神判の変遷や意義を概説するとともに

    裁判の2側面―紛争解決と真実究明―の緊張関係について再考を促します。


    個人的には、足利義教による神判の多用と、その分析がとても興味深かったです。

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    2010年06月28日
  • 室町「下剋上」サバイバル

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    歴史学者の人生に関するエッセイって、考えてみれば読んだことはなかったなと思った。そしてどんな世界かということがわかってたいへん面白かった。教員時代のお話もとても面白かった。ヤンキーたちに興味を持ってもらえるよう授業を作ってきたっていう時間はその後のきっと大学職員になってからも役立っただろうなと思った。私は日本史だと室町時代と南北朝時代が好きなので、人気がないんだなって知った。確かに幕末とか戦国時代は大河ドラマでもよく取り上げられるけど中世のものはそれらに比べてかなり少ない。京都御所が戦国時代はわりと門戸開放していて、戦乱の時は庶民が避難していたって話が興味深かった。私も歴史上の永遠の謎とされて

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    2026年08月24日
  • 乱世の流儀室町ワンダーランド

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    世界の辺境とハードボイルド室町時代で初めて知った清水克行さん、わかりやすい文章で現代に繋がりがあるもの倫理観、価値観の随分違う室町時代のお話を楽しませて頂けます。

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    2026年08月14日
  • 室町「下剋上」サバイバル

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  中世人との出会い
    第2章  室町、遙かなり
    第3章  歴史学者の作られ方
    第4章  歴史学を社会にひらく
    第5章  過去と今

    <内容>
    明大の清水先生の「週刊文春」連載の第2弾(もう連載は終わったようだ)。第1弾も文庫化されたようで(『乱世の流儀~室町ワンダーランド』)、めでたい。第2弾では清水先生が歴史にハマっていた自伝も交えて、歴史の役立ち方なども書かれている。室町時代がとても面白い時代であることを、先生はしっかりと描いている。そろそろネタ切れなのかも知れないが、もう少し読みたかったな。

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    2026年08月01日
  • 乱世の流儀室町ワンダーランド

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    【これぞザ・室町人!あなたの知らない世界】

    何なんだこの時代は、室町人のぶっとび具合がマジでヤバい!
    当時の人達が現代とは全く異なるルールで動いていて、まさに「異界(ワンダーランド)」

    命懸けの相撲大会や軍事要塞化した甲賀の村、
    武士は幼いうちから◯殺しの練習をするとか室町が修羅の国でヤバすぎ!これじゃあ、いくらライフポイントがあっても足りないよ。

    「幻の鳥取城決戦」や「日野富子とドッペルゲンガー」のエピソードも捨て難いが、私の中の一番は
    なんと言っても絶世の美女といわれた小野小町!?
    『深草少将の百夜通い』など、創作とはいえ小町の末路が酷すぎる……。

    さらには、教科書やあの『呪術廻戦

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    2026年08月01日
  • 乱世の流儀室町ワンダーランド

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    面白かった。かなりの知識が詰め込まれている。

    今の日本的とされる生活スタイルはだいたい応仁の乱くらいにできた。畳の部屋も、一日3回の食事も。

    鎌倉から室町の司法は当事者主義。被害者がアクションを起こさない限り誰も動かない。江戸より前の相撲には土俵がない。

    室町の時代に米商人6人が結託して米を京都に入れないようにした。米の値を釣り上げるためである。

    足利6代将軍義教は籤引きで将軍になった。かなりの暴君である。

    割り勘文化は室町時代から。

    秀吉の右手は6本指の多指症。

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    2026年07月21日
  • 室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」

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    室町時代は武士も庶民も誰も彼も強くないと生きていけないなーと思った。
    最後の章のテレビ番組の取材の話がいちばん衝撃的だったかもしれない。「※諸説あります」は信じちゃいけないな!

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    2026年05月13日
  • 室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」

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    室町ワンダーランドという連載をまとめて本にしたもの。学者が書く論文じゃない文章って結構面白いんだけど、これもなかなか。いろんな歴史のエピソードとともに史料に基づく説だったり歴史学者はどんな人かといったことにも触れている。
    室町時代は我々がイメージする日本的なものが形成された時代といわれてきたが、現代はさらに変化していて異質なものになってきている。
    江戸時代より前の相撲には土俵がなかった。夢が政治を動かした天龍寺の落慶供養。200以上の城があった甲賀。人殺しの入口としての犬殺しと生類憐みの令。ホームレスから豪商に成り上がり米を止めて首を刎ねられた門次郎。足利義教と正親町三条実雅。鶏追放令の背景。

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    2026年05月10日
  • 喧嘩両成敗の誕生

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    国家権力(あるいは政府・統治機構)というものが、自力救済を取り上げる(没収する)ことが重要だという話

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    2026年05月05日
  • 室町は今日もハードボイルド―日本中世のアナーキーな世界―(新潮文庫)

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    世界標準の”悪口”の使用、飛んでもないことをする”山賊・海賊”の存在、荘園ごとに容積の異なる”升”が使われていた理由(その対照表もあった)、3つの”年号”を使い分けた武将、と”私年号”の使用(年号は現在と違ってリセットの意味合いだった)、”女たちの復讐”うわなり撃ち”(北条政子が有名)、”切腹”の意味...面白いエピーソードが満載でした。
    中世はアナーキーな時代と言われますが、民衆の本音が直接的に行動表れて、歴史に残った時代なのでしょうね。
    巻末の著者(清水克行さん)よヤマザキマリさんとの対談だけでも面白いです。

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    2025年12月31日
  • 戦国大名と分国法

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    戦国大名が分国法を定める。

    法で国を治めるなんて、とても先進的で素晴らしいと、思っていたのだけれど、読み終わってみたならば、分国法が残っている大名は、みな滅んでしまっていた。自らの支配に法を持ち込んでいるほうが、色々と治めやすく、混乱も少なく、商業も農業も発展していくのではなかいかと、現代を生きる私は安直に思っていたのだけれど、『戦国時代』は決してそうではなかったらしい。

    裁判でどっちが正しいかを決めるより、暴力(物理)で相手を黙らせた方が速いし、自らの正当性を訴えて根回しし、小さな土地の所有権を認めてもらうよりも、戦で攻め入って新たな土地を奪ってしまったほうが早くて実入りも良い。

    自身

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    2025年10月10日
  • 室町社会の騒擾と秩序 [増補版]

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    歴史の素人にとっては内容はかなりハイレベルに思えるが、一見(現代の目からは)無軌道に見える室町時代の社会を形作る秩序が見えてくる過程がスリリングで大変面白い。

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    2025年09月17日
  • 室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」

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    歴史ネタ本と言う位置付けでも、日本を外側から眺め直してみる本としても面白かった。

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    「内」でも「外」でもない縁側の空間はとても便利なものだった。プライバシーが脆弱なように見えて、そこには、むしろプライバシーが巧妙に二段階設定されている。

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    2025年06月04日
  • 室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」

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    室町時代の研究者である筆者が、多くの文献から他国や現代の事象に繋がるであろう内容を面白おかしく4ページずつまとめている。

    筆者は大学教員でありながら(失礼ながら)、ドラマや漫画などのサブカルチャーにも詳しく、また研究者から高野秀行氏まで多くの人達と交流し、その些細なやり取りがつまびらかに載せられている。

    宗教と習俗について書かれている2~4章は、全く知らないことだらけで興味深く読めた。ワリカンや不都合な真実や、将軍の影武者など。筆者の本は二冊目だが、もっと手に取ってみたい。

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    2025年05月19日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    この間読んだ高野秀行がめちゃくちゃ面白かったので、読んでみた。やっぱり面白い。専門は違うがバックグラウンドは似ている2人。ものすごい知識量だけど、それを感じさせないフランクさ。
    濃い内容の対談集。
    お二人の率直な会話から、それぞれ自分からは言わないような個人的な話なんかが聞けるのもめちゃ面白かった。
    教養主義の死に絶えた時代だけど、やはり、「ものごとを普遍化して考える能力は文字を読むことで高まる」「抽象的にものごとを考えるには読み書きができないとだめ」「経済発展のきばんは人々の教養」
    という言葉に励まされる。この本がでて10年、ますますみんな文字から離れてるけど、本を読む啓蒙が広がるといいなぁ

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    2025年05月19日
  • 室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」

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    室町時代は原則自立救済の時代。逞しく時代であり辛い時代にも感じられる。昭和の戦後期と若干、印象がかぶるように思った。

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    2025年03月15日