清水克行のレビュー一覧

  • 室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」

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    室町時代の日本の荒さが伝わる歴史コラム集。平明な文章で分かりやすく伝えてくれる。面白いのは現在の外国の治安の悪いと所と一致している箇所が多い事。そう考えると穏やかとされる日本人像も先祖の方々が修正していったことが伺える。
    それにしても強かというか、しぶといというか人間の本質が現れやすい時代だったのだろう。

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    2024年12月16日
  • 室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」

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    荒ぶる混沌な室町時代について語る、日本史エッセイ。
    ・はじめに―室町と現代―
    第一章 中世は本日も荒れ模様 第二章 ある中世人の肖像
    第三章 ルーツはここにあり? 第四章 室町は遠くなりにけり
    第五章 歴史家の頭の中
    参考文献有り。

    以前読んだ「室町は今日もハードボイルド」が面白かったので、
    最新作を読書。「週刊文春」連載だから4~5ページの短文で、
    室町時代のあれやこれやをさっくりと語る、エッセイです。
    裁判よりも実力行使、琵琶湖には海賊、荒ぶる宗教と、
    アナーキー。くせ者揃いの足利将軍に宗教家、庶民に農民、
    公家に、果ては乞食までも。鎌倉時代末期から戦国時代へ
    向かう混沌の中で、当時の人

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    2024年10月03日
  • 室町は今日もハードボイルド―日本中世のアナーキーな世界―(新潮文庫)

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    面白おかしい物語調なのかと思って買ったが、キチンとした文献を一つ一つ分かりやすく、現代の例えも交えて解説した本だった。すごく面白かった。播磨国風土記など、地元に近い土地の文献も出てきて親しみやすかったし。地主の横暴に耐える小作人と、お上の顔色ばかり伺うエライ人、と言うステレオタイプな昔の印象を覆された。小作人も刀持って、相当反抗してたんだなーと。百姓を管轄する人たちも、お上より百姓を命をはってかばってたんだなーと。

    作者の本、他にも読んでみたくなった。

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    2024年09月15日
  • 室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」

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    歴史の本当のところは、素人にはなかなかわからないが、こういう本を読むと目から鱗体験ができて面白い。
    特に個人的に興味がある室町時代なので尚更。

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    2024年09月02日
  • 室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」

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    室町時代をテーマにしたエッセイ。著者は立教•早稲田で学んだ明治大学教授。週刊文春の連載から58本を再編集したもの。内容は玉石混交だけど、気楽に読めて楽しい。

    …ちなみに現役研究者の著者も言っている事だが、日本人の暮らしはこの30年くらいで劇的に変わった。室町時代から継続してきた文物も、どんどん失われている。
    例えば、小学6年生の歴史学習では室町文化の学習で「書院造」の写真を示して自宅との類似性に気付かせる活動がある。でも2024年の今、自宅に畳も障子もない家に住んでいる児童が半数以上を占めるようになった。"畳や障子は祖父母の家や和風旅館にある昔のもの"と認識する児童の方が

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    2024年07月28日
  • 室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」

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    2024年14作品目

    室町時代についてあまり知らない
    教科書に載っている事柄を受験のために覚えただけで、自分から深く知るつもりもなかった
    この本を読んだのは書店で帯が目に入ったから
    読んでみると自分の知らないことばかりだし、室町時代に確立した文化が今の現代日本を形成しているという事実自体が興味深く面白かった

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    2024年07月15日
  • 室町ワンダーランド あなたの知らない「もうひとつの日本」

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    ネタバレ

    <目次>
    第1章  中世は今日も荒れ模様
    第2章  ある中世人の肖像
    第3章  ルーツはここにあり?
    第4章  室町は遠くになりにけり
    第5章  歴史家の頭の中

    <内容>
    室町時代史の普及活動に貢献している清水先生。今回は「週刊文春」連載の記事から歴史エッセイ。室町時代のコアなお話(ちゃんと古文書などで証明済み)を現代と結びつけて軽妙にまとめていく。そこから教科書などでは見えない、室町時代人の感覚や考え方などが見えてくる。こういう話は大好物です。

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    2024年06月22日
  • 室町は今日もハードボイルド―日本中世のアナーキーな世界―(新潮文庫)

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    高野秀行さんとの共著、辺境の怪書なんとかいう本がとても楽しく読み進められたのでこちらも読んでみた。
    私の中では鎌倉、室町時代から戦国時代にかけてのイメージといえば、ガチャガチャしてて登場人物多くてとにかくガラ悪いって感じでした。
    そのあたりの時代を研究してらっしゃるこの本の著者、清水克行さん。
    結果私の予想けっこう当たってた。
    教科書で教えてくれることなんて、その時代活躍した武将の名前だけ、大きな出来事くらいでそれぞれの時代のほんっっの一部しか自分は知らない。
    室町時代では農民や商人がけっこう力持ってて刀持ってたこと、大義名分かざして武士よりも立場が上になり、ええように動かしてたくらいだったこ

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    2024年03月18日
  • 戦国大名と分国法

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    結城・伊達・六角・今川・武田の分国法を題材とし、制定の経緯を踏まえて条文を読み解く内容。戦国社会の実情が伺われると共に、中世の法慣習を乗り越えようとした苦闘の有様が見えて面白い。分国法の意義に対する辛口の結論も示唆に富む。

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    2023年08月29日
  • 日本神判史 盟神探湯・湯起請・鉄火起請

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    室町時代に全盛を迎える湯起請を中心に、中世~近世初期にかけての神判の歴史を辿る内容。豊富な事例を通覧することで、近世へ向けた中世の信仰心の変化が見えてくる過程が非常に興味深かった。

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    2023年01月04日
  • 室町社会の騒擾と秩序 [増補版]

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    2004年に刊行されたものの増補文庫版。室町社会の法慣習と都市文化について多様な論点が整理・提示されている。個々の内容は勿論のこと、近世に向けて変容する過程が提示されている点も興味深かった。

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    2023年01月03日
  • 室町社会の騒擾と秩序 [増補版]

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     本書元本は博士論文をもとにしたものであり、一般読者が読み通すには骨が折れるが、中世、特に室町時代の具体相を知りたいと思う読者にとっては、とても読み応えがある。
     専門書であるので、歴史学にある程度の知見がないとそもそもの論点が十分には理解できないところもあるが、論文として著者の問題意識は明確に提示されるので、そういう点では分かりやすい、といっても良いかもしれない。

     本書全体の問題関心は、序章に示されている。ひろい意味での〈文化史〉の試みであると。
     文化と言っても普通連想する(狭義の)文化にとどまらず、人々の生活を律した法慣習や些細な日常の民間習俗といった側面をも重視しようとする。

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    2022年12月31日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    ソマリランドで知られるノンフィクション作家の高野さんと、日本中世史を専門とする歴史学者の清水さんの対談。異色の組み合わせではあるが、これが見事な化学反応を起こし、とても面白い内容となっている。

    時間と空間の違いこそあれ、ソマリ社会も中世日本も、現代日本から見ればどちらも遠い異文化世界。むしろソマリ社会と中世日本のほうにこそ共通点が多いかも、という気づきから始まったこの対談。豊かな経験と強い好奇心で高野さんが打ってくれば、該博な知識で清水さんが当意即妙に返してくる。何といっても、お2人が楽しんで対話しているのが伝わってくるのがいい。

    古米と新米の話などトリビア的な知識も得られるし、鎖国と現代

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    2021年08月29日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

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    面白い。だが前作よりかは1弾落ちる。本書の中で紹介したイブンバットゥータや日本語スタンダードの歴史なんかは読んでみたいと思った。
    軽く読める読み物。

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    2021年08月06日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    面白い。ノンフィクション作家の高野氏が世間に発見されかけている?

    世界の辺境に赴き、現代日本とは異なる感覚で生きている彼らを紹介してきた高野氏と、室町時代の学者が話す事で生まれるケミストリーが凄い。
    高野氏には前々から目をつけて、いつかもっと良い仕事をしてくれると思っていた。高野氏の性格なのだろう、本書でも語っているように難しく、固く文章を書かないのだ。しかしその文章やおふざけの中に深い洞察や見識も感じられており、いつか日の目を見るはずだと思って応援してきた。系譜としては近年ではその名は地に落ちたが本田勝一氏のような作家だと思っている。

    室町時代を想像する際に現代の日本人から彼らの生活を

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    2021年08月06日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

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    『「ここではない何処か」を時間(歴史)と空間(旅もしくは辺境)という二つの軸で追及していくことは「ここが今どこなのか」を把握するために最も有力な手段なのだ。その体系的な知識と方法論を人は教養と呼ぶのではないだろうか』

    教養とは経験や知識で積み上げたものの【解像度を上げる】こと。素晴らしい知的バトル。これを高校、いやせめて大学生時代にこんな授業を聴いていたら。これこそ一般教養で学ぶべきことなのだ。

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    2021年01月24日
  • 辺境の怪書、歴史の驚書、ハードボイルド読書合戦

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    読んでないのに読んだような気になれるズルくてありがたい本。教養と知識で殴られ続ける感じで面白かった。

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    2020年06月09日
  • 喧嘩両成敗の誕生

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    ネタバレ

    室町人の常識が分からないと読み物の登場人物の行動が理解できないな(それほど狂ったヤツら)
    中世社会の衡平感覚と相殺主義が心情にあるからこそ、法理に基づいた判断が複雑(あるいは一筋縄でいかない)な時は「喧嘩両成敗」こそ苦渋の選択として定着した
    日本人の知恵ですね(´・ω・`)

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    2020年05月10日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    辺境作家と日本中世史学者とが奇跡的な噛み合いっぷりを見せる対談本。いろいろ「へえ」が多すぎていちいちメモできない。

    ハードボイルド室町時代から一転して、今の日本の原型が江戸時代に作られたとありますが、そのあたりは渡辺京二の『近世日本の起源』を読むとハラ落ちしますよ。

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    2019年08月05日
  • 世界の辺境とハードボイルド室町時代(集英社インターナショナル)

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    室町時代って、ホント歴史の中では掴みづらい時代だなって思ってた。お二人の異業種無差別格闘技みたいな、がっぷり四つに組むみたいな?議論が面白かった。分からない事はとことん調べる、ちゃんと知るって楽しい!という事を、実に楽しそうに伝えてくれる内容です。お二人とも今後もじゃんじゃか開拓して、私たちに色々伝えてほしい。

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    2019年07月27日