【感想・ネタバレ】喧嘩両成敗の誕生 のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年08月17日

「謎の独立国家ソマリランド」からの「世界の辺境とハードボイルド室町時代」、そこからの「喧嘩両成敗の誕生」です。高野秀行がソマリランドの平和を氏族主義によるトラブル回避にあるとして日本の戦国大名に見立てたことが、著者 清水克行独自の研究の室町時代の社会史研究に繋がりました。確かに似てる似てる。それにし...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年12月22日

[評価]
★★★★★ 星5つ

[感想]
「喧嘩両成敗」という言葉は現代においても何かしらの争いを調停する場合に使われ、その発祥が武士同士の争いを収めるために自然と生まれたもであるということは知っていた。
しかし、その具体的な内容やどのように使われていたのかはほとんど知らなかった。
この本では喧嘩両...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年09月21日

めちゃくちゃ日本特有過ぎる喧嘩両成敗。
喧嘩を売った方も買った方も等しく罰せられるところから
いや、待てよ。どう考えても前者(もしくは後者)の方が悪どいんじゃないのか?
それでそれでも等しく罰を受けることの方が不公平ではないのか?
という歴史があったり。
もちろん現代は裁判所があるし、江戸時代はお白...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年06月04日

争いごとを好まない日本人は、「喧嘩をすれば、喧嘩に勝とうが負けようが、両者ともに罰せられる」のが必定で、そもそも喧嘩をすることがいけない、とする知恵があると考えるのが普通であろうか。著者清水氏はそのような考え方、法制度がどのようにして生起したのかを主として室町時代のもめ事、争いごとの顛末を仔細に解説...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年03月02日

[迷裁き、いや、名裁き]日本においては一般名詞化されるほど定着しているにもかかわらず、世界において類似の法を見つけることが極めて困難な「喧嘩両成敗」。改めて考えてみれば不思議に満ちたこの法は、どのような社会や考え方を背景として成り立ったものなのか......。異色の歴史読本です。著者は、NHKの歴史...続きを読む

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Posted by ブクログ 2015年08月30日

この本は単なる日本史の細かい分野の本ではない。現在に繋がる「集団社会と法」を考えさせてくれる良書。公的権力が社会秩序のためにつくる制定法と権力が後からやってくる前に社会が秩序を保つためにもってきた慣習

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Posted by ブクログ 2013年04月21日

喧嘩両成敗がルール化される経緯に多くのページを割いています。室町期の過酷な自力救済の世界が具体例豊富に描かれており、戦国時代等に比べて、イメージがわきにくい室町期にも興味を持つようになりました。室町殿や朝廷の権威はありつつも、完全に実力をもって統治できていない時代の動学的な社会の変化が、何とも面白い...続きを読む

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年02月26日

誤解されやすい古典の言葉。
・天は人の上に人を作らず
・健全な精神は健全な肉体に宿る
・初心忘るべからず
そこに僕の中でもう一つ、「喧嘩両成敗」が加わりました。
確かに「喧嘩したものは理由によらず両方成敗にする」という意味自体は合っているのですが、「成敗」とは「死刑」なのであって、積極的に運用するも...続きを読む

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Posted by ブクログ 2015年09月17日

高野秀行さんとの対談本「世界の辺境とハードボイルド室町時代」が非常に面白かったので、これも読んでみた。いやあ、面白いなあ。そうなのか!という指摘の連続で、実に興味深かった。対談での著者の言葉通り、内容がギッシリつまっていて、とっても濃い。一般向けにわかりやすく書かれているけれど、中味を咀嚼するにはゆ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2014年09月20日

喧嘩両成敗法――紛争当事者の”理非を問題にせず”双方を処罰するという世界的に特異な法律が、なぜ近世日本に登場したのか。その源流を中世社会に求め、室町から戦国期の膨大な文献から紛争事案を引用しつつ、その時代の人々の心性、倫理観、法慣習を明らかにしていく。
 読んで驚くのが中世の人々の異常な喧嘩っ早さと...続きを読む

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Posted by ブクログ 2019年02月17日

中世の「喧嘩」に関する処罰のあり方、それに対する人びとの「もっともだ」「やりすぎだ」「足りていない」といった種々の感想を平易に紹介してくれている点でよし。

ただ「喧嘩両成敗」もしくは「喧嘩両成敗的」措置の結果としての構図に執着しすぎ、紛争当事者双方が厳しく処断されることの、そこに至る意味というか、...続きを読む

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Posted by ブクログ 2014年12月16日

日本人は激情型の人種だった。これには非常に納得がいった。それを表に出さず、内に秘めて淡々と復讐のチャンスを窺っている。その通りだ。
柔和な日本人観の裏には憎悪を内に秘めた日本人がいるのである。

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Posted by ブクログ 2013年06月19日

室町~江戸時代の人々の行動様式を知ることが出来る本。

昔の日本人は武士も農民も実はヒャッハーな人達が多かったと知り驚きです。
現代の感覚からしたらその程度でって理由でも簡単に切りつけるし、切りつけられたら当然のように切り返す。
それも当事者にとどまらず身内、同郷であればお構いなしなあたりがすごい。...続きを読む

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