彩坂美月のレビュー一覧

  • double~彼岸荘の殺人~
    ホラー100%。
    怖かった。。
    いや、面白かったですよ?
    刑事物は少し物足りなくなってて、ホラー的要因がある方が読み応えあるので、軽い気持ちで読んだら思ったよりホラーで怖かったという。。笑
  • 向日葵を手折る
    あなたは、『向日葵男』を知っているでしょうか?

    (*˙ᵕ˙*)え?

    夏の代名詞とも言える『向日葵』。漢字で書くと今ひとつピンときませんが、”ひまわり”、とひらがなで書くと、太陽の動きに沿って、花の向きを変えていく真っ黄な大輪が頭に思い浮かびます。

    この国では祭りが全国各地で行われます。...続きを読む
  • 向日葵を手折る
    読んで良かった。
    気持ちの良い感動に酔いしれる青春ミステリーだった。

    父親が亡くなり母の実家である山形の祖母の家に引っ越してきた小6の高橋みのり。
    近所で出会った少年は、優しく話しかけてきてくれた藤崎怜。
    乱暴な強い眼差しをぶつけてくるのは、隼人。
    みのりと怜と隼人を中心に物語は進んでいく。

    ...続きを読む
  • 向日葵を手折る
    向日葵男を怖れる小学生たちの話。

    色々な事件が起こる青春ミステリー。
    次が気になりどんどん読んでいけた。
    描写が細かく書かれていて、すごい。
  • 向日葵を手折る
    父の死をきっかけに母の生まれ故郷である
    田舎に移住することになった女の子を通して、
    四季彩豊かな自然、人とのつながりを描いてる。
    そして、そんな喉かな雰囲気の作品にもかかわらず、終始向日葵男という得体の知れないものが
    ついてまわる。終盤向日葵男の正体を知った時
    はっとさせられました。
  • 向日葵を手折る
    山形県の田舎を舞台に主人公・みのりと怜と隼人という二人の少年との青春ミステリー。みのりが桜沢に引っ越してからの4年間を四季折々の描写と向日葵男の影が軸となり進んで行く。500ページ越えと少し長めながらもテンポがダレることなく進んでいくためスイスイと読むことが出来た。
    “向日葵男”の正体はなんとなく想...続きを読む
  • 金木犀と彼女の時間
    起こるはずのない事件が発生する後半以降は、気になってページを繰る手が止まらない。前半の様々な出来事が伏線として登場する面白さも。
    その上で友情や人生への希望といった感情もうまく盛り込んでいる。
  • 柘榴パズル
    幸せな家族の日常の謎に時折挟まる不穏な新聞記事。巧みな構成にいつの間にか引き込まれ、気がつくとこの家族の幸せが壊れないよう、祈りながらページをめくっていた。本を閉じたとき、感情がかき乱されしばらく呆然とした。すごく刺さった作品です。
  • 金木犀と彼女の時間
    タイプリープって過去に戻ってやり直しが出来て羨ましいなって思っていたけれど。このお話を読んでとても怖いことなんだって改めて認識しました。
    その中でも困難を打破しようともがき苦しみながらも最後まで諦めない菜月はすごくかっこよかった。ハラハラドキドキで一気読みしてしまいましたー。
    青春の甘酸っぱさもミス...続きを読む
  • サクラオト
    伏線がそこかしこに散らばってるのに、自然な描写なのでストレス無く読み終えられた。大胆に伏線回収もしてくれるので読み終わりもスッキリ。特に最後の章は、この作品全体の謎が解明されていくので、わくわくしながら読み進めて、ついつい駆け足に…!
    作者のスリリングなシーンの描写がすごく好き。読んでるこっちまで身...続きを読む
  • ひぐらしふる 有馬千夏の不可思議なある夏の日
    『柘榴パズル』以来の彩坂作品。最初の4つは普通の『日常の謎』のような感じで、『古典部シリーズ』のような感じかと思っていたら、最後の最後で驚かされた。今までの4章分がまさかの「千春」が書いた小説という文面で進んでいたので、すっかり騙されてしまい呆気にとられてしまった。彩坂さんの小説、本当に面白いなぁ。...続きを読む
  • 金木犀と彼女の時間
    タイムリープもの。幼い頃にタイムリープを経験したのをきっかけに、深いトラウマを残した女子高生のお話。
    3回目のタイムリープを経験しながら、成長しトラウマと向き合ってゆく姿が良かった。
  • 柘榴パズル
    面白い。家族、その周辺で起こる事件の謎解きが、短編として連なる。そして、所々に挟まれる凄惨な事件の記事。読むに連れ何となく違和感を覚える「家族」。大きな嘘は金目当てでは無い、誰もが一度は良いなと思う「サザエさん」。誰もが皆んな少しづつ嘘をついて生きている。それは悪い面ばかりでは無い。新たな家族の創生...続きを読む
  • 金木犀と彼女の時間
    タイムリープ物が好きなら読んで損はなし。
    高校3年生。最後の文化祭の日に、人生3度目のタイムリープが。
    しかし、最初の経験と全く違う展開が。
    5度目のリープで確定してしまうこのタイムリープ。何としても最善の結果にしたいのだか。
    青春ものとしてもまた楽しい。
  • 金木犀と彼女の時間
    心理表現や人間関係の描き方が瑞々しく、一方でミステリとしても鮮烈な印象を残す、青春タイムリープミステリ。
    彩坂美月さんは最近注目を集めつつある作家さんのイメージでしたが、ミステリの書き手としても、青春小説の書き手としても、その実力がいかんなく現れた秀作だったと思います。

    これまでの人生で2回、同じ...続きを読む
  • 夏の王国で目覚めない
    高校生の天野美咲の母は三年前にいなくなり、父は再婚して血のつながらない弟がいますが、美咲はそんな環境に閉塞感を感じています。

    そんな美咲が謎の覆面作家三島加深の小説に出会い、加深の隠しサイト<月の裏側>で出会った、七人と<架空遊戯>というミステリーツアーに参加することになります。
    二泊三日で、管理...続きを読む
  • 夏の王国で目覚めない
     この作家さんの本で、読んだのは2冊目。非常に読みやすい作品。ネット、劇中劇と多重構造になっていますが、分かりやすく書かれている。帯にある「青春本格ミステリ」という表現がぴったりする。
  • 文化祭の夢に、おちる
    初読みの作家さん。庭さんの素敵過ぎる装丁に惹かれて手に取りましたが、かなり面白かったです。
    文化祭の前日、誰もいない町、取り残された五人の高校生…導入部から
    漂う不安な感じにぞくぞくした。
    どうすれば現実に戻れるのか?という状況の中で、切なくノスタルジックな空気感や高校生五人のそれぞれ抱えた悩みの描...続きを読む
  • 金木犀と彼女の時間
    面白かった。
    一度目には起こらなかったはずの死を繰り返すリープ の中で食い止めようとする、という設定は』七回死んだ男』と似ている部分もあるが、本作は青春色がとても強かった。
    高校生活が瑞々しく描かれていて、自分の中学、高校時代と重ね合わせて懐かしみながら読んでいた。
    特に文化祭が始まってからは、文章...続きを読む
  • 思い出リバイバル
    「たった1つだけ思い出を再上映できるとしたら、あなたはどれを選びますか?」

    何人かの思い出が再上映されるが、それぞれ全く違うので飽きさせない
    そして最後には再上映させる人「映人」の正体が!!
    先が気になり、一気読み