【感想・ネタバレ】金木犀と彼女の時間のレビュー

あらすじ

高校最後の文化祭当日、菜月は屋上でクラスメイトの拓未に告白された直後、人生3度目のタイムリープに巻き込まれた。この状態になった菜月は同じ1時間を5回繰り返し、最後の出来事が確定事項となるのだ。その1回目、菜月が告白されるより前に拓未は転落死してしまう。同じことが操り返されるはずだったのに、いったい何が起きたのか? 菜月は残り4回のタイムリープのなかで、拓未が死なない方法を探して奔走するが……。他人に心を開けない女子高生がクラスメイトを救うために校舎を駆けめぐる、鮮やかな学園タイムリープ・ミステリ登場。/【目次】プロローグ/第一章 繰り返しの時間/第二章 文化祭の幕開け/第三章 起こるはずのない事件/第四章 深まる謎/第五章 彼女の時間/解説=村上貴史

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

タイムループもの。告白されるまでの時間を繰り返すはずが事件がおこる。
思春期の繊細さ、恋の甘さと何が起こっているのか分からない怖さ、一体誰が犯人かという謎が絡み合って良かった。
一気読み。

0
2025年03月23日

Posted by ブクログ

起こるはずのない事件が発生する後半以降は、気になってページを繰る手が止まらない。前半の様々な出来事が伏線として登場する面白さも。
その上で友情や人生への希望といった感情もうまく盛り込んでいる。

0
2023年03月11日

Posted by ブクログ

タイプリープって過去に戻ってやり直しが出来て羨ましいなって思っていたけれど。このお話を読んでとても怖いことなんだって改めて認識しました。
その中でも困難を打破しようともがき苦しみながらも最後まで諦めない菜月はすごくかっこよかった。ハラハラドキドキで一気読みしてしまいましたー。
青春の甘酸っぱさもミステリーもバッチリ味わえる作品です(*´ω`*)

0
2022年05月10日

Posted by ブクログ

タイムリープもの。幼い頃にタイムリープを経験したのをきっかけに、深いトラウマを残した女子高生のお話。
3回目のタイムリープを経験しながら、成長しトラウマと向き合ってゆく姿が良かった。

0
2021年06月20日

Posted by ブクログ

タイムリープ物が好きなら読んで損はなし。
高校3年生。最後の文化祭の日に、人生3度目のタイムリープが。
しかし、最初の経験と全く違う展開が。
5度目のリープで確定してしまうこのタイムリープ。何としても最善の結果にしたいのだか。
青春ものとしてもまた楽しい。

0
2021年05月11日

Posted by ブクログ

心理表現や人間関係の描き方が瑞々しく、一方でミステリとしても鮮烈な印象を残す、青春タイムリープミステリ。
彩坂美月さんは最近注目を集めつつある作家さんのイメージでしたが、ミステリの書き手としても、青春小説の書き手としても、その実力がいかんなく現れた秀作だったと思います。

これまでの人生で2回、同じ1時間を5回繰り返すタイムリープを体験した高校生の菜月。文化祭当日、菜月はクラスメートの拓未から告白された直後、再びタイムリープに巻き込まれ、時間を1時間さかのぼってしまう。そしてその1時間後、拓未は菜月に告白する前に転落死してしまい……

拓未を突き落としたのは誰か? というのがメインの謎としてあるのはもちろんのこと、もう一方見落とせないのが、なぜ最初の1時間と違う未来が訪れてしまったのか、という謎。菜月が行動を変えたことに原因があるのか。それならば菜月が行動を変えたことによって、何が変化したのか。

犯人の謎。
未来が変わってしまった謎。

この二つが大きな謎の両軸として機能し続けて、とても面白かった。そして5回という回数制限があることもサスペンスを盛り上げる。タイムリープが回数を重ねるごとに、謎は混沌として先が読めなくなる。追い込まれた菜月が最後に取った手段とは……

そうしたミステリー、サスペンスの面白さもさることながら、菜月の心理描写や人間関係の描き方も非常に上手い。友人関係の悩み、告白されて心躍る菜月の描写はもちろんのこと、話が本編である文化祭の章に入る前に、菜月の幼少時代のタイムリープの経験が描かれるのですが、これが単なる設定の説明で終わらないのがすごい。

このリープの経験が、菜月の人格形成に大きく影響を及ぼしたことが分かるエピソードとして描かれているので、単なる特殊ミステリの設定説明で終わらず、菜月の内面の変化、成長をめぐる物語の出発点としても機能している。
だからこそこの『金木星と彼女の時間』は、タイムリープを扱った特殊設定ミステリとしてだけでなく、青春小説としてもとても良くできているのです。

何年か前に本格ミステリ大賞にノミネートされた『夏の王国で目覚めない』を読んで、「これは実力のある作家さんだ」と思ったのを覚えています。
近作の『向日葵を手折る』の評判の良さ。そしてこの『金木星と彼女の時間』の完成度の高さに触れ、改めて彩坂美月さんの実力の高さを身をもって感じました。

0
2021年05月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった。
一度目には起こらなかったはずの死を繰り返すリープ の中で食い止めようとする、という設定は』七回死んだ男』と似ている部分もあるが、本作は青春色がとても強かった。
高校生活が瑞々しく描かれていて、自分の中学、高校時代と重ね合わせて懐かしみながら読んでいた。
特に文化祭が始まってからは、文章から高校の行事ならではの熱気、活気が伝わってきて一気に物語に引き込まれていった。


けど、一個違和感。
外部受験するのを黙っていたことに対して千佳と愛美が怒ったのはわかる。無視もまぁ、、わかる。
けど、陰で他の人にも菜月の悪口をあんな風に言うのは違くないか?本当に親友と思ってるならしなくない?
と思ったから、最後に親友ムーブされてもあんまり納得いかなかったかも、、、

0
2024年03月09日

Posted by ブクログ

タイムリープ学園ミステリ。同じ1時間を5回繰り返し最後のターンが確定事項となるんやけど、とにかく面白い。タイムリープ中に成長していく主人公をめっちゃ応援するし、同級生達もどんどん好きになるし、皆で幸せになってくれと思いながらノンストップで読み切った。

0
2023年08月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイムリープ青春ミステリー
小さい頃に初めてのタイムリープをし、両親に信じて貰えなかった事から他人との接し方に悩む主人公
中学生の時にも経験し、高校の文化祭で三度目のタイムリープ。
過去の経験から、1時間×5回繰り返すはずだったが、、、
1回目に、まさかの出来事。死ぬはずのなかった同級生がなぜか屋上からの転落死。
なんとか彼を救おうと頑張るのだけれども、、

最初死ななかったんだから、1番初めと同じ行動とればいいのでは?と思った自分の安易な矛盾点も見事に解消してくれた。
えぇー、どうなるの??と続きが気になってしまって、一気読み。
恋と友情もプラスされ青春だなぁ。

0
2022年11月30日

Posted by ブクログ

同じ時間を5回繰り返し、5回目が確定事項となってしまうというタイムリープ体験を持つ主人公が同級生の転落死を防ぐために奔走する青春学園ミステリ。
明確に制約があるタイムリープという設定を活かしたミステリとしとても面白かったです。文化祭に部活、そして友人と高校生活が瑞々しく描かれているのもさすが彩坂美月さんという感じです。

やっぱり彩坂美月さんの作品は素敵です。

0
2021年12月13日

Posted by ブクログ

上原菜月は七歳の時にタイムリープを経験して、自分がリプレイヤーだということを知っています。
同じ一時間を五回繰り返すのです。

そんな菜月が高校生になり文化祭の十月五日に人生三度目のタイムリープが始ります。
その日はクラスメイトの天野拓未に告白をされた直後でした。本当は菜月は拓未に五回告白されるはずが、一回目に屋上に向かおうとした菜月の目の前で拓未は墜落死してしまいます。
なぜタイムスリープ中の出来事が変更されてしまったのか…。
あと四回タイムスリープを繰り返すと拓未は本当に死んでしまいます。
菜月は拓未の死を食い止めようと拓未を屋上から落とした犯人を一人で学校中探し回ります。

怪しい人物が何人もいてミステリー部分は楽しめました。あとは拓未の性格がいいと思いました。あんなストレートな告白をされたり周りに対する気遣い。なんでこんな性格のいい男の子が殺されるのか全くわかりませんでした。

そしてちょっとネタバレになってしまいますが、友情の大切さですね。菜月は初め親友だと思っていた千佳と愛美から仲間外れにされたと思い込んでいますが、思い切ってタイムスリープのことを打ち明けたら応援してもらえるとは…。タイムスリープなんて、ただでさえ信じがたいことを受け入れて、協力してくれる友だちがいて、菜月は本当に良かった。

0
2021年07月08日

Posted by ブクログ

同じ1時間を5回繰り返して、5回目で確定する、という
ずいぶん限定的な制限つきのタイムリープもの。

設定が面白かったし、主人公の視点から
繰り返されて残り回数が少なくなるタイムリープに焦りを感じたりして
読んでいてワクワクした。

0
2021年07月06日

Posted by ブクログ

高校生の菜月は、過去二度のタイムリープを経験したことがある。2つのタイムリープで共通していることといえば、精神的に追い詰められたことや同じ1時間を5回繰り返し、その後5回目の出来事が現実として歩むことである。
そして文化祭の日、クラスメートの拓未から告白された直後、タイムリープが発動してしまった。なぜ?
今回は告白なので、同じことを繰り返せば良いと思っていたはずが、拓未が告白前に転落死してしまう。
回を重ねていくたびに状況は悪化。果たして拓未を救うことはできるか?


タイムリープものとなると、同じことが永遠と繰り返され、何かをきっかけにそのループが解かれるといったイメージがあります。
今回は、1回目から状況がガラリと変わり、死亡する事件が発生します。それも告白した人が。という衝撃的な展開に目が離せませんでした。

2回目、3回目と回を重ねるごとに良くなるどころか、悪化するばかりで、どうなっているのと興味をそそられるばかりでした。

ちなみになぜタイムリープが起きるかは描かれていません。突然発生するということで物語は進行します。

告白されるということで、恋愛の要素はあるのですが、どちらかというと「友情」の方に重視している印象でした。
女同士の友情で、彼を救うために奔走する姿には疾走感があって、ハラハラしました。

また、文化祭の描写や高校生達の活動が、瑞々しく描いていて、青春さを感じさせてくれました。

犯人は誰なのか?回を重ねるごとに視えなかった事実やサイドストーリーが明らかになっていくので、二重三重と楽しめました。

タイムリープに巻き込まれた菜月の苦悩、「変人」扱いされるジレンマに悔しさや歯痒さを感じながらも、懸命に防ごうとする菜月の活躍が輝しく見えました。

5回目の出来事が現実として歩んでいくということで、果たして良い未来になるのかどうか。

最後は、じんわりと感動がきて、温かい気持ちになりました。

0
2021年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

青春的なものから一転して、タイムリープ先で起る事件。一転するにしても辛すぎる出来事。物語と分かってても、それを何度もとなると主人公がかわいそうで読んでてちょっとこちらも辛かったです。
構成としては確かに七回死んだ男に良く似ているとおもいました。
もう少しカラッとしたお話の方が好みなので評価は3だけど物語としてとても良く出来てると思いました。

0
2026年01月11日

Posted by ブクログ

彩坂先生初読です。

「七回死んだ男」に似てますね
さりげなく同じようなト◯ックを(笑)
これは意識したのではないかと思います。

設定もなかなか面白かったです。
文章もすごく読みやすかったです。


0
2025年11月05日

Posted by ブクログ

読みやすい青春ループもので一気読みしてしまいました!
7回死んだ男と似てる。
高校に戻りたくなる感じですね。

0
2025年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

とりあえず主人公がつらい。救いもあまりない。ただただ未来を変えたければ頑張りたまえとあがかされていて、しかも助けても何の見返りもないどころかえらい目にあう。
読んでいて続きは気になるものの辛いです。いつか幸せになってくれるんじゃないかという一縷の望みをこめて読んでました。
最後のあたりはちょっとだけよかったとは思いましたが、そこまでの過程がひどすぎます。ちゃんと報われてほしい、死んだらノーベル平和賞みたいなものちゃんとあげて下さい神様

0
2024年02月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

――

 金木犀好きなんですよ。昔から。


 タイムリープミステリ、ということで。青春小説×タイムリープの相性の良さといったらないんだけれど、今作はそのタイムリープがサスペンス要素と同時に主人公のトラウマとしても設定されていて、そのあたりも読みどころ。
 その分ミステリとしての解き甲斐、みたいのは薄いのと、ちょっと全体的に堅苦しいというか、物語的な行き先にまっしぐらという感じがして少し息苦しかったのが残念。かといってこの設定でもう少しゆるく、っていうのも難しいか…ふーむ。
 もっとこーざっくり、肩の力の抜けたのも読んでみたいなぁと思います。


 ところでやはりタイムリープと青春小説の相性の良さっていうのは、あのときこうしていれば、っていう想いを青春時代には誰しも持っているからなのかしら。そもそもこの誰しも、っていうのが怪しいけれども。そして青春時代に限ったことじゃないとも思うけれども。
 けれども。
 ただ、そういう想いを持ったことのあるひととないひとだったら、あるひととのほうが仲良くなれるんだろうな、って気はしている。
 仲良くなってもらえるかは別として。

 ☆2.5。ちょい厳しい。

0
2021年05月11日

「小説」ランキング