彩坂美月のレビュー一覧
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ネタバレおもしろいよ
だけの口コミでストーリー知らずにに読み始めました
序盤から面白そうだなの雰囲気で、尻窄みにならなければなぁと思いながら読み進めましたがとにかく読みやすいのであっという間
超常現象がどこまで真実なのか?を疑いながら読んでしまっていたのでもちろん殺人は人なんだろうなと思っていただけに、そうか、凪が、と少しせつない結末
まぁそうだわなー
じゃなきゃ6歳をメンバーに持ってこんわな…
そしてひなたがいてこその紗良の能力というのがなんともまぁこれまたせつなく、しかも二度と会わないのか、そうかといった凪に続き二度にわたるせつない幕引きだった
サイコメトリストのミステリーってどうなんだろ?と思ってたこともあったけど、これは面白かったなというのが素直な感想
それにしてもどうしてこうもミステリーの根本的な原因というかきっかけは性的なことが多いのかね
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Posted by ブクログ
ホラータッチの特殊設定ミステリ。
設定としては今や古典ホラーの傑作映画「ヘルハウス」と酷似している。
次々に人が死んでいく山間にある豪邸。その謎を解くべく集められた超能力者…。次々と起こる異変、その真相は?
設定はすごくそそられるのだが、話が長い。詳しい描写も悪くは無いが、それがダラダラと続きすぎで、豪邸に到着した時点で既に100ページ。本格的な異変が始まるのは半分も過ぎたころ。異変(も描写)も月並みでこけおどしの感が強いため、緊張感もさほど盛り上がらない。謎解きはなかなか良いだのがそこに行くまでがやや単調だし、どうしても先行する「シャイニング」等には遠く及ばない。
設定はいいので、映像化向けだろう。 -
Posted by ブクログ
子どもの頃に「超能力美少女」として世間を騒がせ、ある事件以来引きこもるようになってしまった紗良を、幼馴染のひなたはずっと見守っていた。
ある日、紗良のうわさを聞き付けた富豪から幽霊屋敷の謎を解き明かして欲しいとの依頼が入る。
テレパスや予知能力者など、何人もの超能力者が呼び寄せられた屋敷で、惨劇が二人を待ち受ける。
超能力者の集まった幽霊屋敷で起こる事件を描いたホラー×ミステリ小説です。
クローズドサークルものではあるのですが、お約束の屋敷の外に出られないとか外部と電話が通じないとかの理由が、嵐などではなく「幽霊屋敷の怪奇現象の為」になっているのが少し珍しい所。
登場する超能力者も全て本物で、事件の証拠集めなども超能力ありきで進んだりもするので、『彼岸荘の殺人』というタイトルの印象よりはホラー寄りかもしれません。
屋敷が次々に登場人物に見せる、恐ろしい幻覚の数々も、幻想文学のようで好きでした。読者も一緒に幻惑されているような気分になります。
とはいえ、ホラーだけというわけでもなく、事件や犯人にはきちんとミステリー的なアプローチで推理を進めているのも良かったです。
ラストシーンも、寂しさもありつつ爽やかでした。
なんとなく、ほんのりシスターフッド的雰囲気も感じる。
あと、表紙の右側の女の子が、どの角度から見ても目が合う気がして卓上に置いておくと気になります(笑
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超能力者(霊能力者)の集まる館でのホラーミステリはこんなのも
『涜神館殺人事件』手代木正太郎 (星海社FICTIONS)
※面白いけどエログロ描写苦手な方はご注意ください。 -
Posted by ブクログ
少女の恋と成長、そして自然描写がみずみずしく色彩豊かに描かれた青春小説でありながら、場面場面での意外な展開はサスペンス要素もあり、様々な魅力のある作品でした。
そしてなんといっても終盤の展開が圧巻でした。最後にある真実が明かされた瞬間、張り巡らされていた伏線が一気につながるさまは、一種の壮観さすら感じました。バラバラだったパズルが一瞬のうちに組み立てられ、物語の意味がまったく違って見えてくる。
ミステリとしての快感はもちろんのこと、そこをクライマックスとして、話が終わらせず、もうひと展開魅せるのも憎い。一種の後日談のように、その後の展開もしっかり作って、単なるミステリに終わらない、子ども時代の終わりと、その後の成長、そして感動まで作りこまれた作品だと思います。
語り手は田舎に引っ越してきた少女で、そこに二人の幼馴染男の子が関わってくるという話なのですが、この男の子二人組が、それぞれ個性があって魅力的でした。一人は乱暴者である一方で芯の強さがあり、もう一人は優しいしっかり者。ジャンルとか、性格は違うけど「ちびまる子ちゃん」の大野君・杉山君をとっさに連想しました。
このあたりの男の子の描き方は、女性作家特有なのかもしれません。ちょっとかっこよすぎる感や少女マンガっぽさを宿しているので、女性読者の方が、よりこの二人の魅力や、語り手の心のゆらぎに心つかまれるかもしれません。
解説でちょっと触れられていたけど、ミステリとして読むと話のテンポとか、警察捜査のずさんさとかは、気になるところかもしれません。それでも、少女の心のゆらぎと成長、そして最後まで丁寧に描かれる物語と、ミステリの枠では語れない魅力を宿した小説でもあったと思います。 -
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初読みの作者さん。フォローしている方のレビューに惹かれて買ってみた。
仕事が忙しく、年末は家でやることも多く、読み終えるのに時間が掛かった。
父が突然亡くなり、母とともに祖母の家がある山形の集落に引っ越した小学校6年生のみのり。
田舎の季節の移ろいとともに分校や村の行事が描かれ、その中でみのりが二人の少年・怜と隼人と心を通わせ合っていく様が語られていく、その丁寧な描写に好感。
そして、そうした長閑な話の間に挟まる“向日葵男”の不穏な噂と不審な出来事の数々。
緩急つけながら語られる話は、その落差が激しく、その“急”の部分、事件の際に明らかになる事実がいちいち衝撃的で、ちょっと長いお話もそれをアクセントに興が繋がった。
ミステリーとしては最初のほうの引っ掛かりがやはりという感じだったので“向日葵男”の正体にあまり意外性はなかったが、ガールミーツボーイズの話としてみのりと二人の少年の4年間の顛末はその瑞々しい感じがとても良かった。 -
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再婚した父に、新しい母と弟。高校生の美咲は、家族になりきれない寂しさを埋めるため、正体不明の作家・三島加深の小説に入れ込んでいた。
そんなある日、三島加深のファンサイトで「謎を解けば加深の未発表作が贈られるミステリーツアー」に誘われる。
家庭で孤独を抱える少女・美咲が、ネットで知り合った人と共にミステリーツアーへと参加する青春ミステリ小説。
美咲はミステリーの登場人物・茜として役割を演じながら、ただのミステリーツアーのはずだったのに次々と起こる殺人や参加者の失踪に直面していきます。
現実にも、「マーダーミステリー」という、物語の登場人物になりきって犯人を探し出したりするパーティーゲームがありますが、こんな感じなのかも(やったことはないですが)。
500ページ弱と結構厚い本ですが、さらさら読めて読後感も爽やか。メインはミステリーですが青春小説味もあります。結局、明確な「何か」ではなくとも、気持ちを切り替えるきっかけがないと受け入れがたい事ってありますよね。思春期ってそんな感じだった気もする。いい家族だなーと思うので、これからは上手くやっていけると良いな。
ミステリとしては、トリックなどは別としてもこの人怪しい動きしているな~というのは分かりやすいかと思います。犯人らしき人物は分かりやすくても、主人公の心理描写やどんでん返しなど魅力はたくさん。明確にどこかに閉じ込められているわけではないのにクローズドサークルとして成立しているのも面白いです。 -
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気になる展開でハラハラするシーンもあったのですが、
いかんせんちょっと中だるみしました。
渉くん、もう少し動いて欲しいかった…()
扱っている題材や、
作中作など色んなギミックがあるので面白いなぁと思うのですが、
普通そんなに踏ん切りついて動けるようになる?というリアリストの視点と、
早く動いてほしいなぁ焦ったいなぁという読者的視点と、
両親に人の心はないのか!?
息子の学校で起きた事件何も知らないわけではなかろう!?という気持ちと、
色んな感情になりながら読んでいました。
えてしてこういう時って会話が少ない、から起きる色々ってあるよなぁとつくづく思います。
漫画や小説やドラマであるモノローグなんてそれそのまま言葉にしたらすぐ解決したよ!とか。
それじゃ話にならないのですが。
しかし犯人に関してはちょっと腑に落ちないというか、
確かにそうかーという部分もある物の
取ってつけた感じがしてしまい。
あまり納得がいかなかったので星3というところです。 -
Posted by ブクログ
「映人」。都市伝説としてネット上を賑わす人物で、依頼者の過去の思い出をひとつだけ「リバイバル」してくれるという。
その映人のリバイバルのおかげで人生の新しい一歩を踏みせるようになった人たちの物語。
本編5話とプロローグからなり、主人公は各話で異なる。
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過去の思い出の一点に戻ることができるというので、岡崎二郎さんのSFファンタジーマンガ『時の添乗員』のようなストーリーを想像していたのですが、本作はもっと暗くて何となくすっきりしない印象でした。
特に、第1話の「父の思い出」がすっきりしません。
父親が殺される瞬間に立ち会いたいという希望もどうかと思うし、父に致命傷を負わせたのが実は娘の自分だったという真相を突きつけられて、ああいうラストになるとは考えづらい。
また、映人の偽物との対決を描く最終話もすっきりしません。
映人の名誉を回復しようと奔走する遼太については、彼が危険を犯してまで行動するほどの動機がわかりにくい。
さらに、映人が若い女性だったという設定自体は悪くないと思うけれど、その真の能力についてはヴェールに包まれたままだったのが、個人的に物足りませんでした。
過去の不本意な思い出に囚われていては新たな一歩は踏み出せないし、未来は拓けない。過去との訣別は必要になります。
だから、それを手助けしてくれる存在として能力者を登場させるのはファンタジーの定石でしょう。むしろ、そういった点を私たちは楽しむものだと思います。
でも、能力者に妙なスポットの当て方をした最終話の作り方が、作品を中途半端なものにしてしまった気がしました。それが少々残念に思うところでした。