稲垣理一郎のレビュー一覧
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ネタバレ致命傷を負った司と共闘し、氷月を下した千空。
しかし、延命はできても臓器を修復することはできない以上、司は死を受け入れるしかない。
だが、千空はあきらめなかった。
石化から戻るとき、体の組織が修復されるのを逆手にとればいい、と。
だが、いざ司を凍死させる準備が整っても、雑談を続けるのが千空らしくなくて、だからこそ千空らしいな、とも言えた。
別れを惜しむ時間は、合理的に考えれば無駄かもしれないけど、それを必要とする千空が好きだなとしみじみ思ったシーン。
そして相変わらず切り替えが早いところは"らしさ"全開で、石化の謎を解くために海を渡って光線発生源の地球の裏まで行くことに。
船長候補として選ばれたのは、金持ち道楽で世界中を帆船で乗り回していたという財閥御曹司。航海の腕はピカ一だが性格に超絶難ありという評判。
……と、聞かされた相手に寸分の迷いもなく澄んだ目で復活液かけてる千空が可愛かった。迷いがない。実に合理的。
復活した龍水は絵に描いたような物欲の権化で、船の操縦の報酬をキッチリ要求してくる。でも天候を読み、船の欠陥を瞬時に見抜き、燃料に石油を提示してくる有能さは本物。こいつ絶対第一印象覆すいいキャラ、と思わせる何かがある。
今から期待。
それにしても二つの組織をまとめるために船の簡易コンペ開いたり、気球操縦を龍水に無償でさせるどころか"搭乗権"として売り付けてしまうゲンの手練手管ときたら、絶対敵に回したくないと思った。 -
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ネタバレクロムの脱出劇、謎の電池で活路を見いだし無事成功。
肺炎の話はハッタリと見せかけて、実は本当に患ってるのではないか焦ってしまった……(薬作れるんだから仲間に伏せる必要はないことに後で気付く)
リリアン寝返り大作戦のカラクリに気付いた羽京。
しかし、クロムの脱獄に手を貸していたのも彼だった。
監視の傍ら、杠が破壊された石像の欠片をつなぎ合わせて修復するという、気の遠くなる作業をしてまで人を救おうとしていのを目の当たりにして、千空たち科学王国に希望を見いだしていたのだった。
元ソナーマン(潜水艦の操縦士)だったということは、軍人なわけで、人の死ぬ音を聞いてきた可能性もある。
自分は卑怯だというけど、極限状態のサバイバル生活費でも、人として当たり前の心を保とうとしていたのが尊いと思った。
戦いの火蓋は切って落とされ、戦車で奇跡の洞窟を制圧。
即席ダイナマイトで無事に司と交渉までこぎつける。
結果、石像になる前から植物状態だった司の妹を復活液の修復作用で助けられるかも、というカードで停戦を約束。思惑通り、司の妹は意識を取り戻すことに成功し、ようやく無血での終戦が実現したーーと思ったマジで矢先に、氷月の謀反で倒れる司。
やっと和解できたのに即お別れなんてそりゃないぜ!という感じで次巻。
毎度引きがエグい。
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ネタバレケータイがついに機能したぞー!
友との一年ぶりの会話で感極まる大樹。
「俺 は、俺は、千空ーー!」に対しての「お前は千空じゃねぇ」の冷静なツッコミの落差に笑ってしまった。
偽物リリアンで仲間を増やす作戦、騙すのには失敗したけどなんやかんやで無事監視役を寝返らせることに成功。科学で嘘はつかない紳士。
人の心を動かすには、腕力武力よりも言葉。
やはり最終的には情報戦を制するものが勝つんだな、と実感。
そして敵陣に乗り込むために、スマホ(通信機)の次は、自動車を作る!
スマホのインパクトが通りすぎるとまぁなんとか作れそうだな、となるのは少年漫画の戦力インフレ様式美に通じるものがあるようなないような。
目をキラキラさせながら設計図を書いてるところは男の子~!!って感じで可愛い。
あっという間に紙、プラスチックがカーボンに進化して戦車爆誕。
少年漫画の戦力インフレ以下略 -
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ネタバレスマホ(電話)のために作った水力発電から、製鉄作業も自動化に成功。
そして電球も作成。ゲンもいってたけど石の時代に電球って十分意味分からんのにもう気にならなくなってきた。
点灯式はちょうどクリスマス。イルミネーションとか、千空もそういうのちゃんと意識してるのが意外だった。
そして、そんなとこにゲンも気付いたのか、あまりにも粋すぎる誕生日のサプライズ。なにそれ素敵。
宇宙に人一倍思い入れがあるであろう千空にとって、望遠鏡は絶対に実用性以上の価値があるんだけど、そういうのは他人に見せないとこがとてもらしくていい。
というかゲンさん、"生きてきた日数"から誕生日を逆算できるのが素直にすごい。電卓もない世界でどうやったのか。
鉱石採集でマグマとの和解、カセキじいさんとの友情……千空のすごいところは人を信頼してちゃんと頼れるところだなと思う。
資材も機材も潤沢ではない中で、大事な仕事を任せるって相当ストレスかかると思うけど、合理的だからこそ自分一人では限界があることを誰より分かっているのかもしれない。これだけなんでも成してきたのに、謎の万能感みたいなのに支配されないメンタルすごい。
しかし、まさか一巻でスマホ(概念)完成まで話が進むとは……
通信機と、父の残したレコードを使っての大博打、上手くいくのか? -
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ネタバレルリから語られる、時空を越えた父からのお土産の話。
千空が石になって秒数を数えているとき、宇宙で石化を免れた父は地球に帰還し、百物語と称して千空へ仲間とメッセージを残していた。
父の言葉が数千年越しに届いた奇跡と同時に、二度と父とは再会できない事実を知ることになる千空。
墓標を前に佇む彼の頬には涙が伝っていた。
心のどこかで、石化しているならまた会えると期待していたのかもしれない。
現状、千空だけが明確に親を奪われた子供なのだと思うと、こちらまで泣けてしまった。
そして第二章開始。
司帝国からの刺客、氷月の攻撃をなんとか退ける。
日本刀と金狼のメガネ、イメージの和服とビジュアルが楽しい回。
しかし同時に手持ちの火薬も尽きた次の一手は、まさかのスマホもとい携帯電話作りと一気に飛躍。
モノを安定して回転させるギア、ついには水車まで手に入れる。
いや、千空の知恵無しで水車をゼロから思い付くクロム、マジですごすぎない?
千空はエグいくらい学んだ知識を応用している点がすごいけど 、クロムは乏しいはずの知識から自力で数々の発見をしているので、千空以上に観察眼とか発想力が優れてるのでは?と思う。 -
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ネタバレ御前試合と万能薬完成までの巻。
金狼とクロムの奮闘でマグマを下し、銀狼のゲスさが露呈しつつも千空が優勝してまさかの既婚者に。そして秒でバツイチに。
合理主義の千空が妻帯者になるのはちょっと見たかった気もするけど、ルリにはクロムがいるからね……。
そんなことより優勝者への酒(とダメになった酢)で薬完成までのロードマップを怒涛のように完走し、無事にルリは快癒。めでたしめでたし。
と、思ったら千空のフルネーム「石神千空」がなぜか百物語の伝承に……
語られる千空と父の過去。
宇宙飛行士だった父は、3700年前のその瞬間"地上"にはいなかった。
気になる引きで次巻に続く。 -
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自然を相手に人は無力。
銀食器が毒と反応するのは知ってたけど、ガスでも同じように使えるとは知らなかった。銀って有能。
硫酸ガスの事故死の話は、ぞっとした。
自分は現代日本に生まれてなかったら、間違いなくこういうちょっとした事で死んでるだろうな、と思わされる。
自然の法則って命を守るも殺すも意思はなく、平等すぎてとても怖い。
細かい描写だけど、ガラスを手に入れ村に研究室ができたとき、千空の吹き出しの線が震えてるのがとても良い。
父からもらった研究道具と重なる演出と合わせて、感極まってるのが伝わる。
千空みたいな天才キャラって、大樹のような熱血主人公のお助け役(変な発明や薬品でトラブルも引き起こす)のイメージが強いけど、千空はマッドなだけじゃなく真摯で熱血で人間味があるからすごく魅力的に見えるのかもなと思う。
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ネタバレ石の世界にも人間の集落がある?
三連滑車で倒木の下から助けたコハクに連れられて、村を訪れた千空。
門番の金狼銀狼、妖術使いのクロム、なぜかマスクで顔を隠している村の子スイカなど、科学で人心を着々と掌握していく。
地球の地軸が傾いて遠い将来北極星が別の星になる話は、昔読んだことがあるけど、まさかその設定が生かされる漫画があるとは。
というかシャボン玉や炎色反応、磁石の性質に自力で気付いたクロム、すごくね?(多分それは千空が一番分かってる)
桃太郎やゴリラ等、何気なく出てきた語彙についても秘密があったとは恐れ入る。
あと、"全人類が好き"と思わずクソデカ主語になる千空のラーメンへの信頼が普通の男子高校生で可愛い
(普通に小麦的なもの→パン的な主食、かと思ったらいきなり麺類)
偵察に来たうさんくせぇマジシャン:ゲンも、発電機を目の当たりにして考えを改め寝返るのか?
一から作った電気の一瞬の光と、年相応に嬉しそうな千空が印象的だった。
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ネタバレ 購入済み
完結がさみしくて手をつけられないでいたけどようやく読みました。
読む前はホワイマンと対決するのに完結できるの?と思ってたけど、その正体と目的だからこそ終決できたと納得。
人類の可能性を提示したホワイマンとの交渉が、さっそく次のヤベー科学クラフトへ繋がっていると思えました。
科学の発展に期待と夢が持てる最終巻。 -
購入済み
ガクのメイン巻
ガクがメインの巻だが、案外悪くない。友人同士の起業の悩みを描きつつ、ガクの人の良さも伝わってくる。恒例のベタなギャグやストーリー展開も健在。あまり出番のなかった最後のハルの締め方はちょっと痺れた。
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最終巻。最後の方は、自分何巻か読み忘れたかな?という駆け足というか進展の速さ。ゴイス。でもだから当初の目的からずれずに月までたどり着けたんだろうなぁ。
ホワイマンはそう来たか、という感じ。生物としての在り方が違えば、考え方も価値観も違ってくるのは当然と言えば当然。なるほどねぇ、だからあの島で石化装置が使われていたのか、とか色々納得いたしました。そしてだからDr.Stoneか!とここでタイトルの伏線も回収。やることが憎いなぁ。
千空はホント、良い奴。彼は人の考えや大事にしていることを否定しないし、努力や地味な作業を、無知をバカにしない。そして自分ひとりで何もかも成し遂げられるとは思っていない。だから仲間を作るし、その人の得意分野を最大限活用しようとする。そのあたりが、今時の俺ツエエ系の主人公一人ですべてをしょい込んじゃうお話と違って、そこも好感を持ちました。
司と考え方は違っていたけれども武力による制圧を第一とはしなかったし、きれいごとと言われようと人を殺すことを是としなかった。博愛主義にも取れそうな、やさしさを憎まれ口で隠していて、きっとそれはあの父からのうっとおしいほどの愛を受けて育った結果なんだろうなぁ。イシガミ親子、すごい。
宇宙で頑張っていた読み切りの彼女と接触あるかな?と思ったらなかったのでそこはちょっと残念。千空親子の過去も出てこなかったし、今週のジャンプに読み切りがあったみたいに、また不定期にでも彼らの挑戦が読みたいし、単行本にまとめてもらいたいなぁ。そして絵も綺麗になったなぁ!SAIとかめっちゃ美男子だし。顔は置いておいても、男性陣がみんな、かっこよかった。カセキには元気で長生きしてもらいたいものです。
私はコハクちゃんが作中ずっとお気に入りキャラでした。さっぱりしていて、状況判断が的確で、自分に与えられた役割を十二分にこなすストイックな感じがすごく好き。まぁスイカもかわいいし、他の女の子もみんな気風が良くて、良い女ばっかりだったなぁ。
いやぁ、面白かった!1巻から読み返そうっと。