日本SF作家クラブのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
30ページ前後の短篇が22篇収録されており、1つ1つはサクサクと読める。ただ、1篇ページでも全体としては650ページ超であることとAIというテーマ故か似てるものを扱っているものがなんとなくある気がする(もちろん作家ごとに異なる味付け・切り口ではある)ため、読み終わるのに少し時間がかかってしまった。単純に実生活で本を読んでいられない期間と重なったのもあるが。
お気に入りは『準備がいつまで経っても終わらない件』『シンジツ』『愛の人』『シークレット・プロンプト』『智慧練糸』『人類はシンギュラリティをいかに迎えるべきか』『覚悟の一句』
巻末の解説も非常に面白かった。 -
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Posted by ブクログ
「異形コレクション」シリーズ編纂で名を馳せる井上雅彦氏監修による、「恐怖」をテーマとした全編書き下ろしのアンソロジー。
鴨的には聞いたことのない作家さんも多くて、略歴を拝見するとホラー系メインの方や、ネット上をメインに活動されている方も多くラインナップされてるんですね。新鮮な気持ちで通読させていただきました。
不肖鴨、SFとホラーは親和性が高いと考えています。その理由は、どちらも「読者の想像力に全幅の信頼を置くことを前提とする」ジャンルであるから。作家が表現したいことを100%文章化するのではなく、何割かを読者の想像力に委ね、想像力を如何に喚起するかに心血を注ぐ、したがって読者の側にもある程 -
Posted by ブクログ
SF界隈での著名人・新人引っくるめてのアンソロジー集です。SFにはあまり馴染みがなく、フィリップ・K・ディックは好きですがそれもアニメ『PSYCHO-PASS』の影響で最初からというわけではなかったので、慣れる、と言うか、映画は好きなんですが小説はなかなか食指が伸びず、アンソロジーならまだ読めるかな?と言う気持ちで購入しました。
冲方丁さんは、『マルドゥック・スクランブル』を読んでいましたし、新井素子さんは名前くらいは聞いたことがあるなあ、『グリーン・レクイエム』は読んだっけな、夢枕獏さんは『陰陽師』だなあ、とか。
個人的に好きなのは宮部みゆきさんの作品。ロボットとの哀愁漂う感じが好き。 -
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購入済み
やや期待外れ
そうそうたる作者名一覧を見て購入を決定したが、その割に期待外れの作品が多かった。
最近はやりのAIがらみの話題を思い出させる上田さんの作品が面白かった。