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画像生成AI、ChatGPTなどの対話型AI――まさにカンブリア爆発ともいえる速度と多様さで、AI技術は人類文明を劇的に変えようとしている。その進化に晒された2025年大阪万博までの顛末、チャットボットの孤独、AIカウンセラーの献身からシンギュラリティまで、22名の作家が激動の最前線で体感するAIと人類の未来。『ポストコロナのSF』『2084年のSF』に続く日本SF作家クラブ編の書き下ろしアンソロジー第3弾
目 次
まえがき 大澤博隆
準備がいつまで経っても終わらない件 長谷敏司
没友 高山羽根子
Forget me, bot 柞刈湯葉
形態学としての病理診断の終わり 揚羽はな
シンジツ 荻野目悠樹
AIになったさやか 人間六度
ゴッド・ブレス・ユー 品田 遊
愛の人 粕谷知世
秘密 高野史緒
預言者の微笑 福田和代
シークレット・プロンプト 安野貴博
友愛決定境界 津久井五月
オルフェウスの子どもたち 斧田小夜
智慧練糸 野﨑まど
表情は人の為ならず 麦原 遼
人類はシンギュラリティをいかに迎えるべきか 松崎有理
覚悟の一句 菅 浩江
月下組討仏師 竹田人造
チェインギャング 十三不塔
セルたんクライシス 野尻抱介
作麼生の鑿 飛 浩隆
土人形と動死体 If You were a Golem, I must be a Zombie 円城 塔
この文章はAIが書いたものではありません 鳥海不二夫
各篇解説 鯨井久志/鈴木 力/冬木糸一/宮本裕人
Posted by ブクログ 2024年01月06日
こいつはオモシロい。
そもそもは品田遊さんの作品が読みたくて手にとってみたけど、22人の作家によるAIと人類の未来には圧倒されるばかり。
とはいえAIについては懐疑的な未来を提示する作家さんが多い。そうかな?
「AIも単なる技術で、普及すればAIとは呼ばれなくなる」とする鳥海さんの解説は、まったくそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月11日
名著。マジでよい。今すぐよむべし。短い作品ばかりなのに、めちゃくちゃ筆が乗ってて、方向性もさまざまで、とにかく楽しい。
日本SF作家クラブ編の直近2冊の本は、コロナ禍というのもあって暗い方向でまとまってしまって感じがあったが、それがない。
個人的によかったもの。全部。だけど、印象的だったものを一言感...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月19日
AIの進化によって社会はどう変容するのか。そして社会の変容によって私たちの人間はどのように変わり、また変わらないでいるのかというSFの根源的テーマに正面から向き合った作品群。生成系AIの登場によって現実は小説よりも奇なりをまざまざと見せつけられ、SFは陳腐化との闘いに敗北したかのようにも見えてしまう...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月22日
日本SF作家クラブ編集による短編集である。ポストコロナとSF(2021)、2084年のSF(2022)に続く書下ろしアンソロジー。
まだ”AI”という言葉がなく、電子頭脳あるいは電子計算機、単にコンピューターと呼ばれていた時代からそれらを題材にした小説があった。人間に造反したり、反乱を起こした...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月28日
30ページ前後の短篇が22篇収録されており、1つ1つはサクサクと読める。ただ、1篇ページでも全体としては650ページ超であることとAIというテーマ故か似てるものを扱っているものがなんとなくある気がする(もちろん作家ごとに異なる味付け・切り口ではある)ため、読み終わるのに少し時間がかかってしまった。単...続きを読む
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