しわすだのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
居酒屋ぼったくりシリーズ、気になる第8弾。
さまざまな年代の思いや、食べ物にまつわる記憶がほろ苦く、時によって懐かしい映像を見るようにも描かれる。
作者が歳を重ねたことも感じさせる一面。
みんな気になる、美音と要の仲も新しい展開あり。
“代々”とか“親族”と言うキーワードが重要な、今回の一冊。
黒豆ゼリーのお話は特に良かった。
『おじいちゃんの記憶』
幼稚園のお芋掘りの副産物、サツマイモの茎。
ウメの大好物でもあるのだが、それにまつわる記憶は人によってさまざまだ。
おじいちゃんを思う孫、十分に手をかけられないことを気に病む家族。
『女たちの仕返し』
佐島の男たち、仕事はできるが…
いや、 -
Posted by ブクログ
GWの余暇にあわせて
食欲の方も余裕がでてきて、またもやこの本を読んでしまいました。
6編の短編からなっています。
居酒屋に集うお客さんのエピソードにまじえて
毎回毎回、
おいしそうなお料理とお酒が登場するのは、
「居酒屋ぼったくり 1」を読んでわかっています。
お酒は飲めないけど、
いい料理のアイデアはないかなと思って
今回は、レシピ本のつもりで読みました。
第1話に出てくる、
「厚揚げの肉詰め」と「スパニッシュオムレツ」は
よかったなあ。
リーズナブルな素材で簡単にできて
それでいて美味しそうで・・・。
GW間のメニューに加えようと思っています。
そして一つの話の最後に加筆されている -
購入済み
居酒屋ぼったくり4
ほのぼのとしていて、うまい「あて」があって、いい酒と楽しいのみ仲間がいる。そして、忘れてはいけないすてきな"美音"と馨の姉妹。こんな居酒屋があったら絶対通ってしまう。ほんとにあるなら教えて。おっと、リクエスト、焼酎のことももっと取り上げて。
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Posted by ブクログ
題名に惹かれて、書店でふらっと。
東京のとある下町にある居酒屋、
店名は「ぼったくり」となんとも物騒な感じ。
そこに集まってくるのは、優しい常連たち、
そして、美味しい料理とほっこりのエピソード。
冬から夏にかけての半年間、全部で7編、
季節は、お酒でも料理でも感じることができます。
そんな店を切り盛りするのは、20代の姉妹。
一見、ほんわかとした感じで切り盛りしていますが、、
そこは一国一城の主のこともあるのか、
内に秘めたる“人としての強さ”も魅力的です。
“相手を貶めることで自分の優位を保とうとする
人間なんて腐るほど見てきている。”
こんなお店であれば、通いつめたく