一度は的外れな推理をするものの、サウナで整って正しい推理をするお話
以下、公式のあらすじ
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“サウナ限定”の名探偵(60歳)が華麗に事件をととのえる!
刑事・水田龍二の義父・櫓竜太郎は探偵になりたいらしい。龍二は試しに解決済みの事件を話すも推理は的外れなものばかり。だが、竜太郎に連れられ入った温泉施設のサウナで、彼は言った。「謎は全てととのいました」
ある日、現役刑事・水田龍二(35)は義理の父・櫓竜太郎(60)のもとを訪ねた。竜太郎は元刑事で龍二の元上司でもあり、退職を機に私立探偵になりたいと言う。話を聞いた龍二は、竜太郎に解決済みの事件を推理させるも、解答は全て的外れなものばかり。これは無理だと呆れる龍二だったが、義父に連れられ、ある場所へ向かうことに。そこはまさかの温泉施設のサウナで―!?「謎は全てととのいました」“サウナ”限定の安楽椅子探偵がおくる、最高にととのった事件解決物語登場!カクヨムオーバー30歳主人公コンテスト特別賞受賞作。
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各話の冒頭で犯人らしき人物視点の独白がある
かといって倒叙ミステリというわけではない
事件の概要を聞いて「謎は全て解けた」と言い放ち、一度は的外れな推理をする義父の竜太郎
そこから何だかんだとサウナに行って、サウナでの出来事がヒントになって、体が整うと共に謎の真相にもたどり着くパターン
登場人物というか容疑者は少ないので、当てずっぽうでも犯人は当たってしまいがち
犯人も真相を言い当てられると、すぐに罪を認めるしするすると自白してくれる
ちゃんと解決のヒントとなる情報が提示されてはいるけど、一部でミステリとしてはアンフェアなものもあるかもね
まぁ、本格ミステリとして喧伝しているわけではないので別にいいけど
ところで、最初のところのやりとり、ロッキングチェアと安楽椅子をごっちゃにしてないか?
もしかしてそんなキャラクター演出なのだろうか?