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Posted by ブクログ
居酒屋ぼったくりシリーズ、気になる第8弾。
さまざまな年代の思いや、食べ物にまつわる記憶がほろ苦く、時によって懐かしい映像を見るようにも描かれる。
作者が歳を重ねたことも感じさせる一面。
みんな気になる、美音と要の仲も新しい展開あり。
“代々”とか“親族”と言うキーワードが重要な、今回の一冊。
黒豆ゼリーのお話は特に良かった。
『おじいちゃんの記憶』
幼稚園のお芋掘りの副産物、サツマイモの茎。
ウメの大好物でもあるのだが、それにまつわる記憶は人によってさまざまだ。
おじいちゃんを思う孫、十分に手をかけられないことを気に病む家族。
『女たちの仕返し』
佐島の男たち、仕事はできるが…
いや、男ってだいたいこんなもの。
それを逆手に取って手綱を握る女たちがすごいのだと思う。
『魔女につかまれた胃袋』
客じゃなくて、家族として。
『黒豆ゼリーにとけた心』
戻りたいとは思わなくても、無邪気だったころの記憶はまぶしく美しい。
『黄金(きん)色の出汁(だし)』
下の子が生まれる。
それまでの100パーセントが減ってしまう焦り。
2人目以降の子供にはわからない感覚。
そして、乙女心は幼くてもあなどれない。
栴檀は双葉より芳し…そんな感じ。
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