くじょうのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ前作のレビューに「彼が描き出したその絵に、またどんどん色が仲間が増えていってほしいと思う」と書いたが、それが現実になってくれた2巻。
表紙にもそれが描かれている。
読み終わってから改めて表紙を見ると意味が分かるものがあって感慨深い。
性格も立場もバラバラな4人のほっこり家族物語。
すみれちゃんを甘やかす大人二人は今回も健在。
特に青藍さんは他のものにも懐かれて、表紙のように不機嫌顔。
それでも突き放さないのは、やはり彼の生来の優しさだと再認識した。
前回登場した青藍さんの絵も感嘆ものの美しさだったが、今回も本当に美しい。
舞えば降る雪が見えるという扇が特に描写も巧みだったので、本当に本当に -
Posted by ブクログ
ネタバレ確かに人嫌いではあるけれど、本来は面倒見のいい優しい人物なのだろう。
ただ彼の置かれていた環境や境遇が、それを素直に許してくれなかっただけで。
ここで舞台が「京都」ということが非常に活きてくるなと感じた。
偏見かもしれないが、京都の芸術系を嗜む旧家となると、それだけで血縁者がどのような境遇でいるのか、言われなくてもある程度想像できるのではないだろうか。
特に絵師の元に集う人々は、そんな旧家の出ながら彼らとは相容れない立場の人たちだったから。
実家から駆け落ちで飛び出した父に先立たれ、叔父の家で肩身を狭くして暮らしていた姉妹。
旧家から逃げ出そうとした従姉を救えなかった青年。
そして、その家