ミュゲ書房

ミュゲ書房

1,430円 (税込)

7pt

小説編集の仕事をビジネスと割り切れない、若手編集者の宮本章は、新人作家・広川蒼汰の作品を書籍化できず、責任を感じ退職する。ちょうどその頃、北海道で書店を経営していた祖父が亡くなり、章はその大正時代の洋館を改装した書店・ミュゲ書房をなりゆきで継ぐことに……。
失意の章は、本に関する膨大な知識を持つ高校生・永瀬桃ら、ミュゲ書房に集まる人々との出会いの中で、さらに彼のもとに持ち込まれた二つの書籍編集の仕事の中で、次第に本づくりの情熱を取り戻していく。そして彼が潰してしまった作家・広川蒼汰は――。

挫折を味わった編集者は書店主となり、そしてまた編集者として再起する。本に携わる人々と、彼らの想いを描いたお仕事エンターテインメント。

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ミュゲ書房 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年03月09日

    今年読んだ中で一番!(まだ3月だけど)
    本を作る話も好きみたい。舟を編むも好き!
    本を作るだけじゃなく、美味しい物まで出てきて、最近の好みにドンピシャ!

    最近知ったばかりの気になっている資格名が本の中にたった一回だけど出てきて、このタイミングでこの名前に出会うという事はやってみろってお告げなのかな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月17日

    心地良い余韻に包まれる。

    本の魅力を存分に感じる事が出来る素敵な作品だった。

    新人作家を潰してしまった若手編集者・宮本章の成長を描いたお仕事小説でありながら、人と人との絆に何度も心打たれ読み進むに連れ心の中が温かい物で満たされて行く。

    普段、何気なく手にしている一冊の本。
    完成までに多くの工程...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年02月01日

    素敵な本屋さんの素敵な本。

    並べ方とか、雰囲気とかそのお店の雰囲気とか想像しながら読めて楽しかった。

    それにしても、身近な本屋さんが閉店するってなると、本当にさみしいな。

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    Posted by ブクログ 2023年01月29日

    一冊の本を売るということがこんなにも大変なことだとは想像していませんでした。それと同時に才能のある人を埋もれさせず、ちゃんとデビューさせる難しさも感じました。これからはそんな苦労も感じながら色々な本を読んでいきたいと思います。

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    Posted by ブクログ 2022年11月07日


    本の装丁、紙質にもこだわりが感じられてすごく好き。通して穏やかだけど静かに熱くてよかった。ひさしぶりにすっきりとした読後感だった。ミュゲ書房がほんとうにどこかにあるような気がする。

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    Posted by ブクログ 2022年07月13日

    カバーに惹かれて手に取った一冊。いい出会いができた!!
    祖父母の書店を元編集者が継ぐお話し。編集者なので、本も出版する。営業にも出て、売る。
    この書店が、なんともかわいらしい素敵な本屋さん。カフェもやっている。
    そのカフェに出てくるメニューがまた、かわいい感じでなんとも美味しそう。地元北海道のメニュ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年03月11日

    素敵な装丁。
    本好きさんには堪らない素敵な本屋さんがここに‥。
    新人作家を世に出そうと思って編集者として働くが会社のGoサインが出ない以上出版する事は出来ず、何度も作家に書き直させた挙げ句、「出版出来ない」と告げてしまう。編集者としてこれが正しい判断だったのか葛藤を抱えたままの章は、会社を辞め北海道...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年12月30日

    ~2021.12.30

    表紙が気に入って手に取った本。
    ラストにかけての展開に思わず泣いてしまった。
    こんな書店があったら是非とも行ってみたいし、きっと常連になると思う。

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    Posted by ブクログ 2023年11月08日

    編集者から地方の本屋さんへ転職。

    ただの本屋さんのお話ではなく、本を作るといった編集とかの部分も入ってきます。

    やはり信念がある人と仕事をしたいですよね。信頼出来るって大事。

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    Posted by ブクログ 2023年09月16日

    祖父母から受け継いだミュゲ書房。
    ミュゲはフランス語でスズラン。
    大正末期に建てられた洋館を改装した建物。
    空間もおしゃれで、好きな庭があり、カフェがあり、子どものが喜ぶ塔の部屋がある。
    地域の人が集う場所もあり、理想的。
    ミュゲ書房で、2冊の本を出版するまでのやり取りが、紆余曲折でおもしろく、読後...続きを読む

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