野沢尚のレビュー一覧

  • 龍時(リュウジ)01─02

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    学生時代から代表までを描く長編サッカー小説。

    状態が目に浮かぶような細かい描写はすごいです。若かりし頃から海外に移籍しのし上がっていくのはリアルの選手でもぜひ見たい所です。サッカーと小説が好きなら読んで損はないかも。

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    2010年11月14日
  • 呼人

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    すごくドラマチックな話なんだけど。。人の感情・気持ちをあまりに直球で表現されるとつらいのかもしれない。小学校での出来事を、みんな引きずり過ぎじゃない?

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    2010年11月10日
  • ひたひたと

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    インターネットのサイトで出会った男女5人が
    自らの胸のうちに沈めこんだ秘密を打ち明けあう。
    ある主婦は小学生の頃中学生にいたずらをされて以来男性恐怖症となり
    犯人を恐れる気持ちとつきとめたいという気持ちがないまぜに。
    なんとか結婚することができたある日、犯人とそっくりの男を見つけ…
    作者急逝のため未完となった小説・プロット。
    装丁:石倉ヒロユキ

    秘密の友人の連作は完成させてほしかったです。
    倒錯した感じが恐ろしくもあり興味深くもあり。
    プロット「群青」もほとんど小説の形になってます。
    でもストーリーの骨組みが出来ていても
    やっぱり肉付けがされていないと物足りないですね。
    本当に惜しい人を亡く

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    2010年09月20日
  • 呼人

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    12歳で成長を止めてしまった少年が、自分の存在の意味を知るために、母親を追い求める話。
    設定がまず魅力的で、一気に読みました。
    途中の政治的、宗教的な部分は大分斜め読みになってしまいましたが^^
    15歳でも10歳でもない、12歳という年齢が切ないですね。思春期の入り口にずっと立ったまま友達の背中を見送り続ける心情って、どんなものなんだろう。
    呼人が巡り会った母親に放つ言葉が痛くて切なかった。
    遠ざかっていくみんなの背中を見送るしかないつらさが哀しかった。
    ラストシーンで呼人が涙する姿は、読者に、今生きているということを大切にしろというメッセージを伝えている。
    成長し、大人になった今、子どもであ

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    2010年06月16日
  • ラストソング

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    場面転換の仕方や、誰の視点で語っているのか分からない描写や、勢いのあるリズミカルな台詞使いが、脚本家だなと思わせる作品でした。
    台詞の一つ一つが強く、印象に残る文章も多かったです。
    夢を追うことの輝きや、挫折することのつらさ、人を踏み台にすることへの想いや、いつか自分がそうされることの切なさが、残酷なまでに冷静に描写されていて、引き込まれました。
    修吉の去り際の格好良さと、一矢のラストソングに込める想いが熱く語られています。これぞ青春小説といった感じでしょうか。
    修吉のような激しい人は魅力的ですが、実在したらあまり関わりたくはないですね^^
    今後の彼らの幸せを祈りたくなるような物語でした。

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    2010年06月16日
  • 龍時(リュウジ)03─04

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    2010.05.10 (34) 図らずも今日南アフリカWカップの日本代表の発表があった。川口はサプライズだが良く考えると第3のGKという微妙なポジションしかサプライズ枠は無かった。予想以上にサッカーのゲームの描写が生き生きとしていて驚いた。いままで読んだサッカー小説のベスト。急逝が惜しい。

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    2010年05月10日
  • 呼人

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    冒頭は、まるでスタンドバイミーみたいで、面白かった。

    12歳で成長が止まってしまうという設定も面白いと思う。

    ただ、ところどころ、話が冗長になったりして読みづらい部分があった。

    最後は・・・なんか、無理やりまとめた感じがする。。

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    2010年02月19日
  • 呼人

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    「不老」の恐怖、「成長」の恐怖が相対的に書かれ、グローバルな視点からの史実も加わって、重厚な物語になってる。でも、なんとなく肩透かしというか尻すぼみというか。全て伏線で繋がるかんじはあるんだけど、最後の最後の盛り上がりが欠けるような。
    野沢尚さんということで過大に期待しすぎたかな?いや、おもしろかったのはおもしろかったんですが。

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    2010年01月12日
  • 呼人

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    『学習をすると心が汚れていく。心が汚れないと学べないことがたくさんあるからよ。』

    12歳にして成長がとまった少年の心の葛藤を描く。内容としては、生と死をテーマにしたよくあるものなんだけど、どこか寂しさが残った。おそらく呼人の性格のせいだろう。野沢尚は、切なさのつぼをつくのがうまいんだと思う。

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    2009年11月26日
  • 龍時(リュウジ)02─03

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    2年目あるいは2作目のジンクスなのか、1作目の激動から比べたら確かに振れ幅は小さい。だけれどもリュウジが体験している熾烈なポジション争いこそが、これからリュウジがヨーロッパでやっていくための本当の戦いです。言わば前作は序章であって、本格サッカー小説としての本当の力はこの作品の方が強いかなと思います。遠征に帯同できないもどかしさと言った感情などが伝わってきているところが、この本の魅力かと思います。

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    2009年10月04日
  • ひたひたと

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    【十二の深い傷跡を全身に刻んだ女のこと。少年に悪戯され暗転した小四の夏のこと。五角形の部屋で互いの胸の奥に封じ込めていた秘密を明かしたとき、辿り着くのは―急逝を惜しまれた著者最後の作品集。まさに着手寸前だった長編『群生』のプロット200枚も収録!野沢ミステリーが目指した高みが迫る。】


    まずは、私が読んだのは文庫本ではなかったので『郡生』は収録されておらず。
    この本が野沢さんの遺作という事になるんですよね。残念。
    五角形の部屋で秘密を打ち明ける・・・。おそらくあと2人(もしくは3人)分のエピソードが続くはず。
    そして、主催者の意図するところも。野沢さんがどのような着地点を用意していたのか、と

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    2010年09月08日
  • ラストソング

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    あの時こうしなかったらどうなっていたんだろうとか、
    色々と考えてしまう話でした。
    結局色んな人の色んな思いや自分の欲望を受けて、
    ただただ走って行くしかない感じがしました。

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    2009年10月04日
  • ラストソング

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    家のその辺にあったから適当に読む。たぶん妹が買ってきた本。これこそまさに、疾走感、と思う。男の人のことはわからないけれど、男の人たちの人間関係の結びつきってこうなのかな。[08/04/19]

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    2009年10月04日
  • ラストソング

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    音楽をやっている人間としては身にしみるね。
    才能の有無とか、あの、楽しくてしかたがないのに先のないかんじ。

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    2009年10月04日
  • ひたひたと

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    次の展開が楽しみですらすらと読み進めていけるミステリー小説。
    著者はこの小説を最後に自殺した。
    この本の中に彼のメッセージを探してみた。

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    2009年10月04日
  • 龍時(リュウジ)03─04

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    シリーズ3作目。日本、スペインと舞台を移し、今作でついにアテネ五輪代表に。展開はどうあれ、小説だという事を忘れさせるような試合描写は健在。ほんとうに続きが読みたかった。いつかこんな選手が現れることを願いたい。

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    2009年10月04日
  • 龍時(リュウジ)02─03

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    シリーズ2作目。前作より成長したリュウジが単身スペインへ。恋愛の要素もあるけれど、やはり主眼はサッカー。やはり面白い。

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    2009年10月04日
  • 龍時(リュウジ)03─04

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    オリンピック代表となったリュウジの話。ちょっとないかな〜〜と思いますがやっぱりおもしろい!!続きが読めないのがほんとに残念で仕方ありません。

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    2009年10月04日
  • 龍時(リュウジ)02─03

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    今のサッカーともリンクしていて全く作り上げている世界じゃないから余計に面白いのです。おかげさまでスペインサッカーに興味津々、そしてスペインに行きたくなっちゃうよー。ほにゃー。

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    2009年10月04日
  • 龍時(リュウジ)01─02

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    ピッチに立った事なんて無いのに、龍時がピッチに立って見る風景が、当たり前のように感じられた。物凄い。
    サッカー小説だなんて言葉だけで括ってしまうのが、惜しいくらいに、何もかもがリアルだ。
    大人子供関係なく、ぜひ読んで戴きたい。

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    2009年10月07日