あらすじ
日本のサッカーに限界を感じ、16歳で単身スペインに渡った志野リュウジ。プロ2年目のシーズンは、フラメンコで有名なセビリアに本拠地をおくレアル・ベティスに移籍。トップチームに入ることの難しさ、試合出場のチャンスを掴むこと、ゴールを確実に決めなければいけないプレッシャーを乗り越え、リュウジはスペインで輝きはじめる。実在のリーグを舞台に、プレーや選手の心理状態、現地の雰囲気までも圧倒的なリアリティで描写する、本格サッカー小説第2弾!
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Posted by ブクログ
・買った経緯
友人が泊まりに来てて勧められて
・買った理由
友人とサッカーの話で盛り上がりたかったから
・のこってる感想
ぺぺのお店みたいな人生歩むぞ!!
Posted by ブクログ
シリーズ2作目。
スペインリーグ2シーズン目に突入した17歳のリュウジ。
1作目ラストからの、この2作目冒頭。
いきなり鳥肌もの。
1作目ラストでは「結果」「試合後」を出さず、
2作目の冒頭でその2つを物語っていく。
それも、語り口の基本となっている主人公・リュウジ目線ではなく、
あえて実在するスポーツ新聞やサッカー雑誌から伝聞調で。
このシリーズの、伝え方が、物語方が、本当に好き。
内容も相変わらず1つ1つの表現にリアルな想像が膨らませられ、
まるでそこにいるかのようなこの上ない臨場感があって、のめり込む。
名門・ベティスに移籍し、ホアキン・デニウソン・アスンソン・・・スタープレーヤー達に揉まれながら、スーパーサブとして自分のポジションを確立していくリュウジ。
実在する選手がいる実在するチームに、当然架空の人物であるリュウジがいる。
実在する日本代表選手と共に日の丸を背負う。
これに違和感を感じず読める、というのが信じられない程に面白い。
チームメイトやライバル、監督、会長、代理人、酒場、恋人、異国で色んな人々と関わる事でリュウジが心身ともに成長しているのも暗に伝わってくる。
そして、遠く離れた家族とのやり取り、異国で出あった恋人とのやり取りには、この2作目でも泣きそうになる。ずるい。
サッカー小説として、ではなく、
小説として、間違いなく最高傑作の1つだと思う。
次作も楽しみ。
大げさじゃなく、この本に出会えた事に心から感謝。
ハイホー。
Posted by ブクログ
野沢尚さんがサッカーを題材にして作品を描かれたことにまず驚き、そのクオリティの高さにさらに驚いた。
日本サッカーにおけるドリブラーの立場、考え方は充分に納得が出来る上、試合の描写も素晴らしい。
特に面白かったのがベティスでの戦いを描いた作品で、とにかく未完になったことだけが残念で仕方ない。
Posted by ブクログ
正直なところ、
ここまでのスポ根な小説を読んだのは初めてだったので
色々な意味で衝撃でした。
話が進むにつれ、どんどん世界に入り込んでいく感覚が分かる。
心境描写が巧みだからか、
"自分自身がサッカーをしている"とまではいかないけれども
個々の心境と、プレー面の繋がりが分かって、ゲームの展開にどきどきする。
手に汗握る、とはこんな感覚なんだろうな。
実際のプレーヤーを見たことがなくても理解できるほど、
特徴がよく表現されているんだと思います。
古本屋から入手したため、
3部作の2作目から読み始めましたが、十分楽しめました。
スペインにとっての「サッカー」の存在の大きさ。
存在の大きさゆえの衝突や苦悩、悲しみ。
スポーツなのに、それだけじゃ収まらないエネルギーの大きさに驚きました。
リュウジの年齢(17歳)で、ここまで覚悟を決めている人って
実際どれくらい居るんだろう。。
リュウジの覚悟や心の強さもカッコいいと思うし、尊敬できるけど、
彼を支える家族や周りの人たちの強さや温かさも大きい。
スペインのサッカーが観てみたい。
…というか、サッカーが観たい!
通勤時間だけでは我慢できずに、
お昼休みにも手放せなくなった1冊です。
Posted by ブクログ
どんどんリュウジの世界に引き込まれてしまいます。自分もピッチで駆け抜けるかのように一気に読み終えてしまいました。本当に凄く面白い!次回作にも期待です☆
Posted by ブクログ
故・野沢尚氏のサッカー小説その2。
舞台が架空のクラブチームから実在のクラブチーム(レアル・ベティス)に移ったことにより、
リュウジと実在のサッカー選手たちとの掛け合いが大幅に増えてます。
ホアキンと親友になるリュウジ等、知っていればなんだか楽しくなる場面も多いです。お勧め。
Posted by ブクログ
リュウジのその後…
単身スペインに渡ったリュウジ
少しずつ少年から大人へと進んでいく姿に感動
読み終えて高1の本嫌いの息子にもお勧めしました。
彼も共感できるのか初めて単行本を真剣に読んでましたよ^^
Posted by ブクログ
龍時の続編。スペインリーグで活躍し、上のリーグに駆け上がって行く様を恋愛模様を絡めながら書き綴っていく情緒ある作品。設定も大分大人になり、また最近では良く名前を聞くチームや選手などが実際に出てくるためサッカー好きにはたまらない作品だと思います。
Posted by ブクログ
スペインでプロのサッカー選手として暮らす青年の物語。出会いがあって別れもあって、その上サッカーだけ取ってみてもリアルに感じられる逸品。同じスペインリーグで活躍する韓国の友人を通して、日韓の問題や国を愛することについて自分なりの答えを見つけ、それをサッカーに重ねてゆく龍時。面白い。
Posted by ブクログ
中田英寿や稲本潤一など実在選手の名前なども出て来て、
フィクションなんだけどおもしろ味があった。
試合の中のプレーの描写などこと細かくて、情景がよく想像できる書きぶりで読みごたえがある。
監修、解説してる方々もサッカー関係者でサッカー好きならなおさらだと思う。
03-04へづづく
Posted by ブクログ
あとがきまで読んで始めて知ったけど、コレ続編やったのねー!(笑)一作目も読まねば…。
試合のシーンや選手の心理など、書き方がうまくて臨場感たっぷり。サスペンスの人だと思ってたけどこういう描写も好き。
あと、食事のシーンが美味しそうで良い。面白い小説ってだいたい食事のシーンが良い。なんで?
Posted by ブクログ
主人公のサッカー選手(龍時)目線で物事が流れいく。
プレー中の視野などもそれに然り。
なかなかサッカーをテーマとした活字本がないなかでプレーの選択など非常にリアルに描かれていて良かったです♪
Posted by ブクログ
龍時シリーズの2巻目。主人公はスペインリーグに所属するベティスのスーパーサブとして居場所を確保している。そのためか、リュウジに前巻ほどのハングリーさや焦りがあまり感じれない。一方で、サッカーシーンの記述は相変わらずの鮮やかさで魅了される。読者を飽きさせないための配慮からか、間接的な記述(新聞記事やテレビ番組の抜粋形式)が多かったが、もっとストレートに小説で語って欲しかった。
Posted by ブクログ
前作の続きです。相変わらず現地にいるような描写で一気に読ませて
くれます。ここまで読んでくると最後の日本凱旋のシーンにちょっと
感動しちゃいます。
Posted by ブクログ
龍時が活躍していくのがかっこよいし楽しいしですぐ読み終わった。サッカー選手が実名で出てくるのがさらに盛り上げるね。この年のベティスは強かったね!普通に。
Posted by ブクログ
舞台はスペイン。
熱い。
スペインサッカー、スペイン国民のサッカーに対する情熱。
韓国人パクのバテしらずの体力と韓国人が日本に対する考え方。
そして17歳のリュウジの恋。
サッカーを知っている人には詳しく書かれた描写がたまらないんだろうなぁ。
17歳でスゴイな。リュウジ。
Posted by ブクログ
2年目あるいは2作目のジンクスなのか、1作目の激動から比べたら確かに振れ幅は小さい。だけれどもリュウジが体験している熾烈なポジション争いこそが、これからリュウジがヨーロッパでやっていくための本当の戦いです。言わば前作は序章であって、本格サッカー小説としての本当の力はこの作品の方が強いかなと思います。遠征に帯同できないもどかしさと言った感情などが伝わってきているところが、この本の魅力かと思います。
Posted by ブクログ
今のサッカーともリンクしていて全く作り上げている世界じゃないから余計に面白いのです。おかげさまでスペインサッカーに興味津々、そしてスペインに行きたくなっちゃうよー。ほにゃー。