緑川ゆきのレビュー一覧
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夏目友人帳の作者である緑川ゆきさんの作品。
笑顔動画で作品紹介動画があって、興味を持ったので買ってみた。
なんでも緑川さんの一番最初の連載作品だとか。
電車の中で読んでたら真剣になりすぎて、気が付いたら乗換駅についてた。
特殊な声をもつ辛島くんや、その彼を好きになった国府ちゃん、彼らの周囲の人たち。みんな優しくて、強い人たちだと思う。
夏目でも味わえる、キャラクターたちのほんわかしたりじんとしたりする優しさって、緑川さんの持ち味なんだなあと実感した。
文庫版を買ってきたのは、最初でた漫画のほうはもう絶版になってしまったため。中古で出会えた買うかも。 -
Posted by ブクログ
*偽りの友人
*月分祭
夏目の小学校の時のクラスメイト、でも、変わった子供だった夏目をいぢめていた柴田が、突然やってくる。
「こっちでは友達出来たんだ」とか「すまし顔のくせ人の顔色ばかり気にしていたのに」とか、相当嫌み言われるのになんだかんだと付き合ってしまう夏目のお人よしっぷりに、やっぱいい子だなぁと思うのであった。
しかも、家のお使いを手伝ってもらったことをとっても恩義に感じてたりして…。
柴田が好きになった女の子は、妖かしで、それゆえに夏目は柴田にひどいことを言われたりするんだけど、かかわった以上途中で放り出したりは決していない夏目の強さが、愛おしいようで危なかしくて不安だ -
Posted by ブクログ
<この本の内容>
(公式サイトより引用~ここから~)
祖母の遺品で、多くの妖の名を預かった「友人帳」を受け継ぎ名を返す日々を送る夏目。ある日突然現れた昔の同級生・柴田に強引に連れられ女子高生・村崎と出会う。後日胸騒ぎを覚えた夏目が駆けつけた先で目にした彼女の正体とは…!? メガヒットあやかし契約奇談第10巻!! 2010年7月刊。
(公式サイトより引用~ここまで~)
他、豊作をかけて豊月神たちと不月神たちが十年に一度寄り合い勝負する「月分祭」の話を収録。
夏目は行方知れずとなった豊月神の身代わりに、そして名取の元には豊月神の捜索と、見つからなかった場合、不月神封印の依頼が・・・。
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Posted by ブクログ
癒されたくなって。
友人にこれを借りたのが、まだ夏目の一巻が出たか出ないかと
いったところ。友人はずっと緑川さんに注目していたそうで。
さすがです。
「アツイヒビ」で池田が必死に「家族のかたち」を
守ろうとする、特に国吉に殴りかかるシーン、
高校生の限界と必死さを感じてせつなくなります。
それから「花の跡」はとても秀逸。
イメージが鮮烈で、ちいさな落書きの花と
天井の大きなイラストが忘れ難い印象を与えます。
「きっと私/あの人に/あの花の跡につまづいて
飲みこまれてしまったんだ
あの人を好きになったんだ」
じつは夏目、読んでいないのですが…
いつか、買ってみたいです。