緑川ゆきのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
泣いた、もうボロボロ泣いた。
ちゃんとおかえりが言えるようになった夏目に泣き、タキのお祖父さんと妖とタキの関係に泣き、もう涙腺が限界です。
前半のタキの話も後半の夏目の実家の話も、どちらも大好きだけれど、タキの話が本当に好き。
前の巻で(そういえばこの時もタキの話だった)夏目が妖を見れなくなった時も、蛍の話でいずれ妖が見えなくなるかもしれないとわかった時も、それを夏目自身望んでいたはずなのに妙な寂しさを感じてしまって、読んでいる側もとてももどかしいような切ない気がしていたのだけど。
妖が見えないタキのお祖父さんと妖たちの関係を見た時、見えなくなってしまった夏目の寂しさの先に少しの救いを見た気 -
Posted by ブクログ
本編も良かったのだけれど、特別編でぼろっぼろに泣いた。
あんなに小さな子供が、あんなに優しい笑顔ができる子供が、一人で生きていきたいと願うのはなんて悲しいことなんだろう。
本編でその後の夏目がどうなっているのか知ったうえで読んでいるけれど、それでも胸がつぶれそうで涙が止まらなかった。
その悲しいままで途切れていた糸が、また再び繋がったところでも涙。
優しい顔ができる環境にいけた夏目と、それに再び出会えた妖怪に、どちらにも「良かった…!」とホッと安心した。
きっとこの妖怪だけでなく、なんとなく夏目が気になってちょっかい出したものの受け入れられず、糸が途切れてしまっている妖怪たちはいるんだろうなあ