あらすじ
美しく、不思議な「声」で相手に強い暗示をかけ幻覚を見せることのできる少年・辛島は、その特異な声を生かし「狐」の面で正体を隠しながら警察に協力していた。そんな危険と隣合せの辛島が心配な国府は、力になりたいと申し出るが…!? 近づき始めた二人の距離。果たして国府の想いの行方は!?
...続きを読む感情タグBEST3
のんだかじーんと、くるはなし
二人が羨ましい。
主人公の強さは素敵だし、辛島くんの危うさと、でも変わっていく様が読んでいて楽しい。
こんなカップル、いいなぁ、
私にもこんな風に思い会える人がいれば、と思いながら読んでいました。
Posted by ブクログ
続けて二巻あっという間に読んじゃいました。『世津』っていい名前ですね✨
じんわり入ってくる感じの漫画で、やっぱり緑川ゆき先生のお話は雰囲気が優しいです。日曜日の夜に読んで幸せな気持ちで眠れそうです( ︠ु௰︡ू)♥
Posted by ブクログ
ものすごく好みの作品。
辛島とつかず離れず、だけどもどこか心を許し合っているような、一途な国府さんが、ついに愛を告白するシーンが好き。辛島の返事の持って行き方にハッとしたりキュンとさせらりたり、さすが緑川ゆき氏。逸品だなぁと感じます。
辛島の「声」の設定だが、これでもかってくらいに登場キャラの辛さや苦しみ、人としての強さなど様々な方面に絡んで染み渡って表現されているのが見事としか言えない。
恋愛に絡めながら人間同士の普遍的なテーマがこの作品にはあるようで、切ないんだけど読んでて言葉にならない幸福感が味わえるのが緑川ゆき作品だなぁと実感。
Posted by ブクログ
華があるのは女の子の国府より辛島くん(笑)ミステリアスで不思議なの能力をもつ少年の危うさを描くお話の多い作者だし、はじめは辛島くんばかり目についた。しかし国府の感じる瑞々しい感情を読者である私も味わううち、辛島くんと国府、二人のためらいとそっと相手の手を取るような距離の近づき方がじわじわと効いてきて、「ふたり」の物語になっていく。後書きで、作者が編集さんに「ふたりを描けるようになってほしい」というようなことを言われたというのを読んで、ゆっくりと「ふたり」の物語に成っていったんだと、また感動した。とくに怪盗「柴」のエピソードとラストらへんの辛島・国府は涙なしには読めない・・・!
Posted by ブクログ
ついに国府さんが辛島君を骨抜きに!柴と廃屋の女性のエピソードとか上手いなあ。この二人の恋愛をもっと見守って行きたいけど、この先だと悩み事はR18だろうからムリだろうな。
Posted by ブクログ
全2巻購入。同学年の無口な少年、辛島に想いを寄せる佐和は彼の誕生日に告白を決意。プレゼントを買って帰る途中で偶然にも人気の無いビルに忍び込む辛島を見つける。彼を追いかけた佐和の見たものは信じられない光景だった。不思議な力を持つ辛島に近付くにつれ佐和の世界が大きく変化していく。不思議な力を持っている為に命を狙われ、人との付き合いに一線をおく辛島をすべて受け止めて側に居たいと願う佐和とのラブストーリーです。緑川作品は人の裏の部分やピュアな部分を描くのが本当に上手いです。
Posted by ブクログ
1-2巻一気。
そういえばこんな話だったなあ、と懐かしく思いながら読破しました。
設定が秀逸で、学生時代に読んで面白かった記憶だけが残っていました。
今読んでもやっぱり面白い。
当時は絵があんまり…なんて思っていましたが、面白さには勝てません!
Posted by ブクログ
ずっと読んでみたかった本。とうとう入手。
人に言うことを聞かせてしまう不思議な声を持った少年・辛島と、その辛島に恋をする少女・国府を中心に据えた物語。
予想していたよりも淡白な作りこみ方だったけれど、それもまた味。ただ、もっとつっこんだ話も読みたいなー、と思わせる。
つまりそれで「緋色の椅子」になるのか、と勝手に納得した。
辛島と国府の気持のやりとりが美しくて大好き。