椎名優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
どれだけフェルディナンド様は苦労すればよいのでしょうか。
母親・ゲオルギーネの血を色濃く引き継いだようなディートリンデの相手をしなければならない状況には道場を禁じ得ませんし、彼女の奔放な、というよりも傍若無人な振舞いには読んでいて嫌悪感を抱かずにはいられません。著者の悪役の描き方が上手い証拠かもしれませんが…。
周囲が「良かれ」と思ってあれこれと画策してくれたことがむしろ「有難迷惑」であるという本巻の展開は、現実の私たちの生活にもよくあることで、「馬鹿どもが余計なことを」というエックハルトの怒りはもっともです。
とはいえ、昔のように「孤立無援」というわけではありませんから、フェルディナン -
購入済み
祝完結
まず今回は巻頭のカラー挿絵無いのか…とすごくがっかりしましたがご心配なく。
巻末に最高のカラー挿絵と最高の書き下ろし漫画が描かれていますので。椎名優先生の絵はすごいんだから!
ともかくも完結が素晴らしいし嬉しい。
全編がエピローグといっていいこの巻ですが加筆も多くそれぞれのキャラとの対話が多くて
ファンの満足度が高い1冊になっていますね
ところでフィリーネちゃんとダームエルはいったい何があったんでしょうね…。
(書かれるかはわからないけど)短編集3の発売が楽しみです。 -
購入済み
やはり
第4章の書き手がこの作者で良かったと思う。
特にディッターの戦闘シーンは画力がモノを言う。
気が早いかもだけど、こうなってくると最終第5章の書き手が気になる。
もしかすると、第5章のコミカライズがスタートしていないのはその辺りに原因が? -
購入済み
完結に感謝
とうとう、本編の最終巻を迎えてしまいました。
ウェブで読んでいた時よりも書き下ろしが増えて、読み応えバッチリでした。
口絵が無いのかとガッカリしていましたが、ネタバレしかないから後ろに付けられていたのですね。
納得。 -
購入済み
遂に終わってしまった
なろうに投稿されて早10年 ついに終わってしまいました…
最終巻はどんどん少なくなっていく残りページ数を見ながら
物語の終活をしているような気持ちで読みました
何度も繰り返し読んだ1巻からの物語を思い出しながら
ラストのシーンではフェルディナンドの気持ちもこれまで以上に共感でき
とても暖かい気持ちになりました(同時に愛の重さも笑)
物語を完結まで導いていただき作者様には感謝の気持ちでいっぱいです
とはいえ嬉しいお知らせも満載!
WITに制作会社を変えての第三部のアニメ化や
外伝でハンネローレ主人公とはいえほぼ続編と言える貴族院五年生の書籍化
今回省かれた他者視点での短編集などなど
まだまだ続 -
Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり貴族の娘になってもマインはマインなのだなと(笑)。
フェルディナンドとのやり取りは楽しい、というか微笑ましいというか爆笑です。二人とも遠慮せず言いたいことが言えるというのはある意味貴重な存在なのではないでしょうか。
ジルヴェスター達のレストラン会食も上手くいったし、寄付金集めのコンサートも楽しかったです。メニューは本当にお子様が好きそうなものでジルヴェスター向きだったかもしれません(笑)。
ローゼマインがフェルディナンドに教えたお子様大好きアニメソング、愛と勇気と友達がどんなラブソングになったのか、あのメロディーから想像できません(笑)。
笑いが盛りだくさんの巻でした。