椎名優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレきっと未来の宇宙、静止軌道衛星上に取り残された猫が主人公の話。
猫を主人公にした理由は何となく理解できる。昨今はいろいろと規制とか煩いから。と言っても最近書かれた話じゃないけど。
冒頭でスカイウォーカーなるものが登場し、そのまま投げっぱなしにされたり、スパイラルダイバーが突如戦闘を開始したりと、世界観が複雑なだけに内容の把握が難しく感じられる。
SFを理解することは簡単じゃないけれど、やはり構成の複雑さが本書を読者から遠ざけている理由になっている。そんな風に感じられた。
イリヤとか、構成は比較的理解しやすいし主人公に共感しやすいから。
キャラクターも焔とか幽とか楽とか非常にリアリティーはある -
Posted by ブクログ
この作家の作品を全部読もうと思い全二巻であるこの本を読み出す。
登場人物は、進化した猫と人間型ロボットで、彼らが住む「トルク」という軌道上を回るコロニー社会を舞台にしている。人間が大昔に作ったものらしいが技術は維持するだけが精一杯で現在の社会を維持管理するための宗教神学が支配している。
伝説の「地球儀」と言われる場所を目指す猫と最強を目指す猫のお話。
一巻はのんびりしているというか普通のSFファンタジーもので、あとがきにガリレオの話をだしてきていた。猫とロボットが登場人物である意味は?と考えたが、天才と社会の寓話なのか……としぶしぶ納得。安っぽいありがちなテーマだ、この作家もその程度なのか -
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Posted by ブクログ
内容(「BOOK」データベースより)
スカイウォーカーであると言うだけで宣教部隊に殺される時代。三十六番目のスカイウォーカー朧が残したロボットと彼の人生のすべてが詰まったビンを拾ったのは、朧の予言通り、三十七番目のスカイウォーカー幽でその幽は一匹のちっぽけな黒猫だった―。史上最強の斑は過去四年に渡りスパイラルダイバーの頂点に君臨し続け、斑に挑戦することはすなわち、死であると言われたその斑に勝利したのは二千五百三十三番のスパイラルダイバー焔でその焔は一匹の痩せた白猫だった―。そんな幽と焔が出会ったとき、物語は始まる…。SFファンタジー。
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Posted by ブクログ
ネタバレドゥール魔法学院5年生たちの旅立つ日。そのうち一人の空色魔女ウルは、たった一つ出来る魔法、ものを甘くする力を持って、人間界にやってきた。
同じ年の女の子・ちさとの家で修行することになって、おおはりきり。ちさとのお母さんは、ちさとが小さい時に死んでしまった。パティシエのお父さんを助けながら、けなげに頑張るちひろと一緒に、ウルは魔法の経験値をあげなきゃいけない。それには、魔法を使って、人を幸せにしまくてはいけない。でも、ウルは失敗ばかりで・・・。
よくある ドジッ子魔女ッ子だけど、元気いっぱい、実はすごい力を秘めていてパターンだけど、子どもは楽しんで読めるみたい。 -
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