椎名優のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主人公「ケイ」と「ハルキ」が中学生の頃のストーリー。
更に「ケイ」がこの町に来てからの経緯も書かれていて
ここにきてこのシリーズの血の部分が露になってきました。
個人的な偏見ですがラノベが割とベタっとした平面の
イメージを持っているのですが、このシリーズは奥行き...
と言っても立体的なものではなく、透けるような、あくまでも
平面上の奥行きを感じます。暖かいのだけれど
暖色ではなく透明感があるというか...。
ライトノベルの舞台ではなく、一般文芸作品の
舞台でも勝負出来る作家さんなのではないでしょうか?
樋口有介の初期の頃に雰囲気が近い気がするのは
自分だけ?? なの??
「リセット」の能 -
Posted by ブクログ
10.1.31 友人Hから借りる
10.2.15 読書開始
10.2.17 読破
またまた、偽物王子様の話です。
電撃文庫、偽王子好きだなー、これでもう、3冊目ですよ。
他者出版も合わせれば、5冊目くらいか……。
もう、いっそ、「偽王子」ってジャンル作っちゃえばいいよ。
とかそんなこと言ってる私も、いちいち買ったり借りたりして読んでるんだから、
「おぬしも好きよのぉー、ぐっふっふっ」
なんだけどさー。
亡くなった兄になりすまし龍騎士の学校に入る主人公。しかし優秀で神童と言われた兄とは違い主人公はおちこぼれだった。
友人Hから
「2巻からの展開、私、たぶん苦手だから買わないから。読むなら -
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Posted by ブクログ
可愛い表紙だったので、猫ともっふもっふする話かなーと思ったらものすごいハードボイルドな話でした。
もし自分の住んでいる世界と別の世界が確実にあるとわかっていたら、
もしその世界に行くこと、考えること自体が禁止されていたら?
「夢を追わずにはいられない」という気持ちと、そのために何を犠牲にできるのか、という両天秤。
高すぎる志は時には世界全部の秩序を乱し、否が応でも他人を巻き込む。でもそもそも秩序って守るべき?
考え始めるときりがないし、読後に鬱々とするかも知れないけど、それでも読み進めてしまう本。
テンポのよい文体と、ほぼ全ての登場人物が猫というシュールな画面もたまらんです。
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Posted by ブクログ
これも私が前から読んでいるシリーズの完結編です。
というか去年の年末に出ていたの知りませんでした…タイムラグがありすぎ(爆)
まぁ内容が読めるといったら読めるのですが…いいですね、なんかw
素敵だと思います♪
最初私主人公の麻由がめちゃくちゃ嫌いだったのですが、最後には「すげー」って感心しました。
これが「月と貴女に花束を」のシリーズから読み始めていたらもっと感動が大きいのかな、とも思ったりします。
こういう本って私イラストで読むか読まないかを決めちゃう癖があるのですが、これはその代表的な例だったかもしれません。
椎名さんの絵が美しい…!
これからはもっと違う視点で読む本を決めていけたらと -
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