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Posted by ブクログ
ルビーウルフ5巻目。
前巻との上下巻構成的な下巻なお話でした。
大きく話が動き出しましたね。神国の王子・王女が出揃ったのが
残りの国を脇役のままにしない意味で嬉しかったですね。
あと、「全知の書」に関しても大きく触れられましたし。
ちょっと減点要素をしたのは、毎回のように悪役側が死ぬから。
こういう決着の付け方は安易だしいなくしてしまえばいいというのは
どうかなぁと思うのでマイナス。
中盤にチラリとあった描写も何となく想像できるしなぁ…
ちなみに今回出てきたルビーウルフのショッキングな描写は、
むしろジェイドの事を好きだからこそですよね。
仇であるのに好意を持ってしまうのは、後ろめたい感情があっても
むしろ当然と言えるから…
だからこそ自分の気持ちに正直になったルビーには泣けますね。
彼を愛すること=自分の贖罪の気持ち常に向き合うこと
とも言える訳で。
次の巻が大筋の完結にあたるみたいですね。
口絵から、今度はルビーウルフがジェイドの気持ちと向き合う番な感じ。
楽しみです。
しかし、今回はちょっとがっかりだったような(笑)…
エリカ様もミレリーナちゃんも、ちゃんと普通の女性だったよ(当たり前だ)