川口俊和のレビュー一覧

  • 愛しさに気づかぬうちに

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    人は大切なものほど、失いかけて初めてその重みを知る。そんな人の鈍さと切なさを、静かな物語の中にそっと浮かび上がらせる。日々の会話やすれ違いの奥には、言葉にならなかった思いが幾重にも積もっている。愛しさとは、激しい感情ではなく、むしろ何気ない時間のなかに潜むぬくもりなのだろう。だが人は近くにあるものを「いつでもそこにある」と思い込み、その尊さを見落としがちである。読み終えて胸に残るのは、誰かを想う気持ちは失ってから悔やむものではなく、まだ間に合う今この瞬間にこそ、丁寧に手渡すべきものだという静かな真実である。

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    2026年04月05日
  • 思い出が消えないうちに

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    席に座ってからの話はとても感動するし、涙が次々と出た。ただ、所々話が長すぎて、登場人物が多すぎて読むのに退屈になるところがあったのが少し残念。全体的には良い話だが夢中で読み進めるという感じではなかった。

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    2026年02月10日
  • この嘘がばれないうちに

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    幽霊の正体がわかって『そうだったんだぁー』とびっくりした。
    でも最後はやっぱり心が温まる終わり方になっていてよかった

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    2026年02月08日
  • 愛しさに気づかぬうちに

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    ネタバレ

    「コーヒーが冷めないうちに」の続編

    1お母さんと呼べなかった娘の話
    自分の家庭内での役割を奪った義母を受け入れられなかった娘が、継母の死後、愛されていたと理解したことを伝える話

    2彼女からの返事を待つ男の話
    好きな女の子からのバレンタインのチョコをもらえることになったが、クラスメイトの余計な一言で感謝と返事が言えないまま、彼女が事故に巻き込まれた。その後治療のため遠いところに行き会えなくなってしまう。大人になって、中学の頃に戻り女の子からの告白を受け、「毎年ホワイトデーにここで待ってる。」と繋げた。彼女が思い出すその日まで。結局会えて、長針が音を立てて進み、二人の時間もまた動き出した。

    3自分の未来を知りたい女の話
    プロポーズの直後に癌が見つかり、結婚を渋る女性が未来の自分を知りたくなった。だって結婚してすぐ死んじゃったら相手に悲しい思いさせるからと。そもそも、相手からすればプロポーズをやり直しさせて欲しい、君を絶対に幸せにするからという顛末だった。
    亡くなった奥さんに宛てた手紙は、
    君は最後まで幸せだった。
    最愛の夫と息子より

    4亡くなった父親に会いにいく中学生の話
    仲のいい親子の父親が亡くなった。
    母親と父親は離婚しており、原因は母親の育児放棄だった。しかし父親は理由を子供に話すことはしなかった。
    過去に戻った子供は、父親に
    両親に関する全てを知っていると伝えた。
    そのうえで、母親と3人で暮らすことを拒否した、お父さんの好きなカルボナーラの作り方を教えてもらえるのを待っていると。

    愛されてることを受け取る、伝えるのが
    本当に大事だと思った。

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    2026年01月04日
  • さよならも言えないうちに

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    ネタバレ

    「コーヒーが冷めないうちに」の第4弾。過去に戻れる喫茶店、戻れる時間はコーヒーを淹れてから冷めるまでの間、席を立つことはできない(したがって、過去に戻っても、その時間にこの喫茶店に来ていた人にしか会えない)といったルールの中、過去に戻って(もしくは未来に行って)会いたい人に想いを伝えるという内容。
    このシリーズは、第2弾の「この嘘がばれないうちに」と本作しか読んだことがないが、第2弾に比べると心に来る話があった印象。特に親子モノは基本的に涙腺が弱い私としては、最後の話はぐっときた。
    特に深いものはなく、わかりやすく泣かせる系の作品なので、そういうのでは泣けない人には向かないか。私はお涙頂戴モノで全然泣けるので、泣かせてくれさえすればある程度満足。

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    2026年01月02日
  • 愛しさに気づかぬうちに

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    この本は時間軸がよくわからない
    短編集と思って読んでる
    なんか心情説明こんなに多かったっけ?と思いながら、少しくどさを感じた
    相手の気持ちを考えるということをきちんと考えさせてくれる

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    2025年11月29日
  • この嘘がばれないうちに

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    ネタバレ

    過去(未来)に、コーヒーが冷めきるまでの間、会いたい人に会える喫茶店シリーズ第2弾。亡くなった計の産んだミキの無邪気さが可愛いく、今回は「亡くなった人を思って泣き続け不幸になったら、亡くなった人が生きる意味がなかったことになってしまう、幸せになって」というテーマが良かった。まだまだシリーズも続き、数や要の過去や未来、ミキのこれからなどが読みたいと思った。

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    2025年11月20日
  • 愛しさに気づかぬうちに

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    どんなに後悔していても、どんな状況であっても、過去に戻ったところで起きた現実は変わらないし、変えることもできない。
    喫茶店フニクリフニクラの、鉄の掟のひとつとも言えるこのルールは残酷ではあるけれども、今こうして毎年を生きる私たちに対しても言えること。人生で後悔することなんて数えきれないほど経験するけど、このシリーズを読んだことによって、少しでも今後の人生で後悔することを最小限に抑えられるよう、生きていきたいとより痛感しました。
    そして、コーヒーが冷めないうちにシリーズとしては今作がラストなのかな?それにしては、あまりにも残された謎が多いと思うのは気のせい?数と刻とのその後の関係、流の母の存在etc..未来や過去の描写があったから、そこで何となくは分かったけども。もう少しそれぞれ深堀されててもいいんじゃないかと思っての星3つ☆☆☆続編にちょっぴり期待です。

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    2025年11月12日
  • 愛しさに気づかぬうちに

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    シリーズ6作目。どうしてこの本はこんなにも読後やさしい気持ちになるんでしょう。亡くなる前に会えたとしても未来は変わらないけれど、自分の気持ちを整理して未来を向くことができるんだなぁ。自分も何かしら亡くなった父への想いはあって、後悔もあり自分なりに消化していくけれども、伝えたかったことはあったなぁ。後悔しないよう、今できることをするのみ、だと読みながら考えてる。

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    2025年10月04日
  • 愛しさに気づかぬうちに

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     過去に戻れる不思議な喫茶店『フニクリフニクラ』で垣間見る大切な誰かとの交差点の物語、シリーズ≪コーヒーが冷めないうちに≫の6作目です。

     毎度おなじみの面倒くさいルールを知っても、過去に戻りたい、未来に行きたいと願う人々の物語が4編収録されている。義母を「お母さん」と呼べなかった女性、彼女からの返事を待ち続けている男性、自分の未来を知りたい女性、父親に会いたい少年。大切な人がいるからこそ、誰かを大事に想うからこそ、彼らはその時間を移動できる席に腰を下ろす。

     6作目ともなると、いつものルールの説明などはヒーローや少女アニメの変身シーンのように『毎度おなじみの展開』という感じで、そうそう、これこれ、とさらりと読むことができます。時系列は時々前後したりしますが、概ね1作目から時間が進んでいっているので、店員さんや常連さんの関係性の変化を味わうのも物語を楽しむ醍醐味です。
     大切な誰かがいるとき、大切な誰かを想うとき、自分一人では考えもしないような力が湧くものなのかもしれないなと、このシリーズを読むと感じることがあります。
     心理描写がしつこく感じることもありますが、最終的にはじんわりとあたたかくなる優しい話ばかりです。楽しく読み進めることができました。
     今後もシリーズが進んでいくのが楽しみです。

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    2025年09月08日
  • 愛しさに気づかぬうちに

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    第一作から全部読んできた。同じ設定なのにマンネリ化する事なく、心を暖かくしてくれる。それぞれの人生で大きな岐路に立った話だが、優しく綴られる文章が心地よく、重くなりすぎないのがいい。まだ続きがありそうで楽しみだ。

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    2025年07月21日
  • 愛しさに気づかぬうちに

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    川口俊和さんの本を初めて読んだのがこの本でした。登場人物の名前に漢字一文字が多くて、
    ちょっと読みづらかったと思うのは、私だけでしょうか。
    短編4作、どれもじんわり心に染み入るお話でしたが、自分の未来を知りたい女の話は、最後の手紙の部分で泣けました。
    過去と未来は実は繋がっている…
    一瞬で戻ることはできなくても過去の延長線上にが今がある。未来は変えられる。
    私は過去にどうしても戻りたいと思う経験がまだないので、それはそれでいいのかもしれないが、
    戻りたいと思える何かがあったら、もっと違う角度で読めたのかもしれない。

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    2025年07月14日
  • 思い出が消えないうちに

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    シリーズ3作目。登場人物が多すぎてメモしてばかりの始まり。「もし世界が明日終わるとしたら?100の質問」というのが作中に出てきた。実際に出版してほしいぐらい。

    ※人の死、自体が人の不幸になってはいけない。なぜなら死なない人はいないから。

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    2025年05月27日
  • 思い出が消えないうちに

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    またまた「コーヒーが冷めないうちに」の続編!ドキドキで嬉しい気持ちで読んでいたのに、だんだん悲しいというか感動してしまいました。

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    2025年05月12日
  • 思い出が消えないうちに

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    ネタバレ

    毎回ちょっとあらすじ忘れてるとこから始まる。
    と思ったら、今回割と突然の展開で始まってたっぽい?ついていくのちょっと大変だった。

    シリーズ3作目ともなればこっちももう現実を変えられないのに戻る意味はあるのかとか一切思わないけど(その人にとって戻る意味は確実にあるから)、出たねー意味ないと考える人。

    絶対最終戻るだろ君と思ってたら案の定だった。

    それにしても過去や未来に行ける制約だらけの席があるっていうとんでもぶっ飛びファンタジーなのにそこ以外は恐ろしいほど現実的な展開用意されてたな今作も。

    菜々子は生きると思うじゃん奇跡起きて。

    シビアすぎるー。

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    2025年05月11日
  • やさしさを忘れぬうちに

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    シリーズ、4話の物語

    離婚した両親に会いに行く少年の話
    名前のない子供を抱いた女の話
    結婚を許してやれなかった父親の話
    バレンタインチョコを渡せなかった女の話

    短編なので、通勤など細切れの時間に読みやすい一冊でした。

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    2025年04月29日
  • やさしさを忘れぬうちに

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    面白かった。ありきたりな展開かと思ったら全く予想だにしないストーリーで一つ一つの話が面白い。本当にこんな店がどこかに存在していたらぜひ行ってみたいと思った。

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    2025年03月27日
  • やさしさを忘れぬうちに

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    離婚した両親に会いに行く少年の話は、これはフィクションだから素敵なお話しで終わってるものの、現状でしたらキツいなぁと思いました。本の話ですからいいですけど、子どもにこんな思いさせてはいけないと思ったお話し。

    やさしさを忘れぬうちに、伝えなければいけない人がいるならば、後悔する前に伝えなきゃですね。

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    2025年02月15日
  • やさしさを忘れぬうちに

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    一話目の少年がいい子すぎる。こんなにいい子が育つ家庭なのに壊れるのね。子供までやって来て、過去に戻れることがもはや都市伝説ではなく皆が知って受け入れてる感じだけど大丈夫なのかな。

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    2025年01月19日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    コーヒーが、冷めないうちに……


    特定の席に座ると「過去」「未来」へ時空を超えられると言う都市伝説がある喫茶店。

    しかし、そこには非常にめんどくさいルールがあった。

    1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
    2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
    3.過去に戻れる席には先客がいる
    その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
    4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
    5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
    そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ……


    全4話の短編小説

    ああすればよかった…。なんであんなことを…。
    と誰しも過去に戻りたい、やり直したいと後悔したことはあるはず。

    この物語では過去に戻って、どんな努力をしても現実は何も変わらない。

    未来は変えられなくても、自分の心は変えられる、変われる。
    気持を伝えることを大事に。


    続編がある?っぽいので時間があれば読んでみたい


    #泣ける #切ない #感動する

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    2024年06月12日