川口俊和のレビュー一覧
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ネタバレ「コーヒーが冷めないうちに」の続編
1お母さんと呼べなかった娘の話
自分の家庭内での役割を奪った義母を受け入れられなかった娘が、継母の死後、愛されていたと理解したことを伝える話
2彼女からの返事を待つ男の話
好きな女の子からのバレンタインのチョコをもらえることになったが、クラスメイトの余計な一言で感謝と返事が言えないまま、彼女が事故に巻き込まれた。その後治療のため遠いところに行き会えなくなってしまう。大人になって、中学の頃に戻り女の子からの告白を受け、「毎年ホワイトデーにここで待ってる。」と繋げた。彼女が思い出すその日まで。結局会えて、長針が音を立てて進み、二人の時間もまた動き出した。
3自分の未来を知りたい女の話
プロポーズの直後に癌が見つかり、結婚を渋る女性が未来の自分を知りたくなった。だって結婚してすぐ死んじゃったら相手に悲しい思いさせるからと。そもそも、相手からすればプロポーズをやり直しさせて欲しい、君を絶対に幸せにするからという顛末だった。
亡くなった奥さんに宛てた手紙は、
君は最後まで幸せだった。
最愛の夫と息子より
4亡くなった父親に会いにいく中学生の話
仲のいい親子の父親が亡くなった。
母親と父親は離婚しており、原因は母親の育児放棄だった。しかし父親は理由を子供に話すことはしなかった。
過去に戻った子供は、父親に
両親に関する全てを知っていると伝えた。
そのうえで、母親と3人で暮らすことを拒否した、お父さんの好きなカルボナーラの作り方を教えてもらえるのを待っていると。
愛されてることを受け取る、伝えるのが
本当に大事だと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「コーヒーが冷めないうちに」の第4弾。過去に戻れる喫茶店、戻れる時間はコーヒーを淹れてから冷めるまでの間、席を立つことはできない(したがって、過去に戻っても、その時間にこの喫茶店に来ていた人にしか会えない)といったルールの中、過去に戻って(もしくは未来に行って)会いたい人に想いを伝えるという内容。
このシリーズは、第2弾の「この嘘がばれないうちに」と本作しか読んだことがないが、第2弾に比べると心に来る話があった印象。特に親子モノは基本的に涙腺が弱い私としては、最後の話はぐっときた。
特に深いものはなく、わかりやすく泣かせる系の作品なので、そういうのでは泣けない人には向かないか。私はお涙頂戴モノで全然泣けるので、泣かせてくれさえすればある程度満足。 -
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どんなに後悔していても、どんな状況であっても、過去に戻ったところで起きた現実は変わらないし、変えることもできない。
喫茶店フニクリフニクラの、鉄の掟のひとつとも言えるこのルールは残酷ではあるけれども、今こうして毎年を生きる私たちに対しても言えること。人生で後悔することなんて数えきれないほど経験するけど、このシリーズを読んだことによって、少しでも今後の人生で後悔することを最小限に抑えられるよう、生きていきたいとより痛感しました。
そして、コーヒーが冷めないうちにシリーズとしては今作がラストなのかな?それにしては、あまりにも残された謎が多いと思うのは気のせい?数と刻とのその後の関係、流の母の存在etc..未来や過去の描写があったから、そこで何となくは分かったけども。もう少しそれぞれ深堀されててもいいんじゃないかと思っての星3つ☆☆☆続編にちょっぴり期待です。 -
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過去に戻れる不思議な喫茶店『フニクリフニクラ』で垣間見る大切な誰かとの交差点の物語、シリーズ≪コーヒーが冷めないうちに≫の6作目です。
毎度おなじみの面倒くさいルールを知っても、過去に戻りたい、未来に行きたいと願う人々の物語が4編収録されている。義母を「お母さん」と呼べなかった女性、彼女からの返事を待ち続けている男性、自分の未来を知りたい女性、父親に会いたい少年。大切な人がいるからこそ、誰かを大事に想うからこそ、彼らはその時間を移動できる席に腰を下ろす。
6作目ともなると、いつものルールの説明などはヒーローや少女アニメの変身シーンのように『毎度おなじみの展開』という感じで、そうそう、これこれ、とさらりと読むことができます。時系列は時々前後したりしますが、概ね1作目から時間が進んでいっているので、店員さんや常連さんの関係性の変化を味わうのも物語を楽しむ醍醐味です。
大切な誰かがいるとき、大切な誰かを想うとき、自分一人では考えもしないような力が湧くものなのかもしれないなと、このシリーズを読むと感じることがあります。
心理描写がしつこく感じることもありますが、最終的にはじんわりとあたたかくなる優しい話ばかりです。楽しく読み進めることができました。
今後もシリーズが進んでいくのが楽しみです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ毎回ちょっとあらすじ忘れてるとこから始まる。
と思ったら、今回割と突然の展開で始まってたっぽい?ついていくのちょっと大変だった。
シリーズ3作目ともなればこっちももう現実を変えられないのに戻る意味はあるのかとか一切思わないけど(その人にとって戻る意味は確実にあるから)、出たねー意味ないと考える人。
絶対最終戻るだろ君と思ってたら案の定だった。
それにしても過去や未来に行ける制約だらけの席があるっていうとんでもぶっ飛びファンタジーなのにそこ以外は恐ろしいほど現実的な展開用意されてたな今作も。
菜々子は生きると思うじゃん奇跡起きて。
シビアすぎるー。 -
ネタバレ 購入済み
コーヒーが、冷めないうちに……
特定の席に座ると「過去」「未来」へ時空を超えられると言う都市伝説がある喫茶店。
しかし、そこには非常にめんどくさいルールがあった。
1.過去に戻っても、この喫茶店を訪れた事のない者には会う事はできない
2.過去に戻って、どんな努力をしても、現実は変わらない
3.過去に戻れる席には先客がいる
その席に座れるのは、その先客が席を立った時だけ
4.過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
5.過去に戻れるのは、コーヒーをカップに注いでから、
そのコーヒーが冷めてしまうまでの間だけ……
全4話の短編小説
ああすればよかった…。なんであんなことを…。
と誰しも過去に戻りたい、やり直したいと後悔したことはあるはず。
この物語では過去に戻って、どんな努力をしても現実は何も変わらない。
未来は変えられなくても、自分の心は変えられる、変われる。
気持を伝えることを大事に。
続編がある?っぽいので時間があれば読んでみたい