川口俊和のレビュー一覧

  • さよならも言えないうちに
    題名から多分生死に関わるような別れの話なのだろうと予測して読んだが、安定に感動した。
    涙もろいので公共の場で読むのはやめる。
  • やさしさを忘れぬうちに
    「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ、第5作目。楽しみにしていました。
    フニクリフニクラ、やっぱり不思議な場所。
    どの話も涙なしには読めませんが、第一話と第四話は、特にせつなかった。
    現実は変わらなくても、会いに行ったことで未来を見て歩いて行ける物語。このシリーズを読むと、今を大切に、後悔しないよう...続きを読む
  • この嘘がばれないうちに
    登場人物に憧れたり、感情移入したりすることがいつの頃からか少なくなったのだけれど、無理に自分事に引き寄せなくても、誰もがみぞおちの奥に痛みを感じるようなツボというのがある、と思う。

    相変わらず、そこを心得ている短編集。

    「出会えたことにはきっと意味がある。たとえそれが短い時間だったとしても。そし...続きを読む
  • さよならも言えないうちに
    コーヒーが冷めないうちに、4作目。
    タイトルからも分かるように人の生死にかかるような話が主で、安定して感動はできた。大切な人との別れもある日突然訪れる。1日1日を大事にしていきたいと感じた。

    そろそろ時田家の謎にフォーカスした話も読みたいと思いました。
  • やさしさを忘れぬうちに
    あの時意地さえ張らなければ‥、あの時本心を伝えていれば‥と、激しい後悔を抱えている人々に、その後悔を温かい涙に塗り替えてくれるフニクリフニクラという喫茶店がある。コーヒーが冷めないうちならば 、戻りたい時間に戻って後悔の相手と再会することができる。夢のような話したけれど 読んでいて嫌味な感じはしない...続きを読む
  • この嘘がばれないうちに
    「珈琲が冷めないうち」の続編。前作より人の生死に関わった話が多く、今を精一杯生きる大切さを改めて考えさせられた。

    意見が両極端に別れがちだけど、私はスルスル読みやすくて好きです✨
  • やさしさを忘れぬうちに
    「コーヒーが冷めないうちに」第五段。「離婚した両親に会いに行く少年の話」たった7歳の子が自分のことより両親の幸せを考えるとは泣けてくる。おじいちゃんがいてよかった。「名前のない子供を抱いた女の話」お父さんは男の子でも女の子でも名前を考えてくれてたんだ。素敵な話だった。「結婚を許してやれなかった父親の...続きを読む
  • さよならも言えないうちに
    コーヒー入れて過去に戻ってといういつものパターンですが、毎回心が温まります。読後感がとても良い作品だと思います。
  • さよならも言えないうちに
    祖父を失った悲しみに寄り添ってくれた。
    コーヒーが冷めないうちにの映画が好きだったのを思い出して続編を読んでみた。期待通り。
    いつもありがとうという気持ちを忘れず、
    人間関係での後悔をなくしていきたい。
  • この嘘がばれないうちに
    こちらも、映画「コーヒーが冷めないうちに」の原作、ということで読んでみました。

    先日読んだ『コーヒーが冷めないうちに』と同様、ルールの説明がくどかったり、日本語の使い方に違和感があったりはしましたが、『コーヒーが冷めないうちに』よりは、こなれた表現になったようで、違和感は薄れました。
    単に、著者の...続きを読む
  • さよならも言えないうちに
    コーヒーが冷めないうちに、シリーズ4作目。この過去に戻れる喫茶店がほんまにあっても、利用するん難しそうって毎回思う。けど皆上手く使えてて凄い。愛犬にさよならが言えなかった女の話が特に良かった。愛犬の優しさにすごい泣ける。
  • さよならも言えないうちに
    過去に戻れるとしたら 私は誰に会うだろう?今は亡き懐かしい何人かの顔が思い浮かぶ。「ごめんね」って言いたかった人や「 ありがとう」って言いたかった人の顔、顔、顔‥。
    このお話の喫茶店 フニクリフニクラ はコーヒーが冷める間だけ 過去に戻れるという 。でも過去に戻ってどんなに努力をしても現実は変えられ...続きを読む
  • この嘘がばれないうちに
    小さな優しい嘘。
    うるうるしちゃうけど最後はほっこり。
    あなたは幸せになっていいんですよ。

    後押ししてくれる人たち。
    とても素敵。
  • この嘘がばれないうちに
    自分が亡くなっても、みんなが幸せに過ごしてもらいたいと思う。
    そのために、自分の考え方を改める必要があると思わされた。

    人が亡くなることで、後悔や自分を責めても意味がない。
    亡くなった人は、そんなことを考えていないのだから。
    むしろ幸せに過ごしてて欲しいと思うはず。

    そうの思考を小説から教えても...続きを読む
  • この嘘がばれないうちに
    自分のせいで大切な人が亡くなったと責めるのではなく、これからの自分の生き方が亡くなった人の幸せを作るって考えると、
    前を向いていける気がするし、
    凄く素敵な言葉だなと思った。

     ̄君がこれから幸せになれば、その子は君を幸せにするために命を使ったことになるんだ。その子が命を授かった意味を作るのは君なん...続きを読む
  • さよならも言えないうちに
    『コーヒーが冷めないうちに』
    の1年後を書いたストーリー!

    どの物語も涙涙でした、、、。
    過去を動かすことはできない。
    でも心を変えることはできるかもしれない。
    それが良いのか悪いのかは
    私には分からないけど、、、。

    今目の前にいる人たちを後悔ないくらい
    大切にしたいと心から思った!
  • 思い出が消えないうちに
    シリーズ3作目。場所が函館に移ったもののお店のメンバーが変わらないので最初はなんで?東京のお店は?と知りたい情報が多すぎましたが、その辺の問題がわかってくるに従い物語に集中できました。話だけで実際出てこない新たな登場人物(ユカリさん)にも興味津々でした。
  • 思い出が消えないうちに
    シリーズ3作目。
    今回の舞台は北海道の喫茶店「ドナドナ」。
    幸の愛読書「もし、明日、世界が終わるとしたら?100の質問」が、いいスパイスとなって物語を展開させていく。
    「人は必ず幸せになるために生まれてくる」
    そうであって欲しいなと思う。
    そのことを忘れそうになった時、「ドナドナ」のようは場所が救い...続きを読む
  • さよならも言えないうちに
    シリーズ4作目。
    誰でも「最期」はあるのに、その時が急にくるとは思わない。
    過去に戻って現実が変わらないとしても、「その時」をやり直したいという気持ちはよくわかる。
    今作で、過去の記憶の変化は起こることがわかったので、それなら尚更。
    自分のあれこれを思い出しながら読んだ。
  • この嘘がばれないうちに
    シリーズ2作目。
    過去に戻りたいと思う人は、何か思い残したことがあるからだと思う。
    作品中の人々は、その思い残したことというのが、自分のためではなくて相手のためであるところに、深い優しさを感じた。
    4編とも温かくて切なくて、どれも好きだった。