川口俊和のレビュー一覧

  • さよならも言えないうちに

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    過去は変えられない。
    でも想いは伝わり、記憶に残る。
    逝った者も残った者も、それで救われる。
    今作も泣かされた。

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    2025年03月23日
  • さよならも言えないうちに

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    『「最後」があるとわかっていたのに、なぜそれがあの日だと思えなかったんだろう』
    この見出しが目に留まって購入。
    生きてると後悔の連続。
    相手との関係性がどれだけ良くても伝え方を間違えれば違う解釈で捉えられて取り返しがつかない事もある。
    もしあの日に戻れたら…何回そう思ったことか。
    そんな願いが叶う素敵な喫茶店での4つの物語すごく感動した。
    後悔を抱えて生きてた4人が過去に戻り会いたかった人に会い、最後は4人とも前を見て生きていく姿に背中を押してもらえたような気持ちに読み終わった後なりました。

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    2025年02月26日
  • コーヒーが冷めないうちに

    購入済み

    心暖まる喫茶店の物語

    明治に建てられた建物の地下にある「フニクリフニクラ」という喫茶店を舞台にした小説です。この喫茶店には、過去未来に行ける、すなわちタイムトラベルができる特別の座席があり、その座席を通じて4つの心暖まる物語が展開されます。小説はオムニバス形式と考えました。

    第2話の「夫婦では、若年性アルツハイマーを患った夫とその妻の物語が中心です。夫の記憶障害が進行する中、妻は離婚を考えますが決断出来ません。妻は、夫の行きつけのこの喫茶店で、夫が妻宛に手紙を書いていたことを知らされた。そして特別な座席を利用して過去の戻り、夫が書いた手紙を読むことで夫の覚悟を知ります。その結果、妻は夫とともに病気を乗り越える決意

    #泣ける #ほのぼの

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    2025年02月25日
  • 思い出が消えないうちに

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    この作品では死について描かれている部分が多かった。でも、そのひとつ一つが温かくそして優しかった。「よく、あきらめないでがんばったわね。よくがんばった。魔法じゃないんだから、あの日私があなたに声をかけたからって現実が一変したわけじゃないでしょ?苦しい状況は何一つ変わらなかったじゃない?でも、未来に向かってがんばろうって幸せにならなきゃってがんばったから、今のあなたがあるんでしょ?」という言葉は特に好き。辛い時、悲しい時に手を差し伸べてくれる人、話を聴いてくれる人は私の周りにもたくさんいる。でも、それで辛い現実が変わるわけではない。それらの優しさを受けて自分で言動していくこと、あきらめないで向き合

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    2025年02月21日
  • やさしさを忘れぬうちに

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    『コーヒーが冷めないうちに』、第5弾

    年明けから寝る前に涙。どれもたくさんの後悔をかかえて時空を旅する。自己満足ではないかと思うこともあったが(文中でもそんな表現もあった)、それでも時間を超えることを選ぶのであれば、それなりの覚悟が必要だ。会えた人にとってもスッキリする結果になるならよい。
    つむぎと彩女の物語、彩女のいさぎよさに天晴。

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    2025年01月14日
  • 思い出が消えないうちに

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    またまた感動できる話が4つも、、、最高でした。
    今回は函館が舞台!頭の中で想像するお店の雰囲気と少し変えて読んでみました。一つ一つの話の主人公が抱える思いや会いに来てもらう側の人の事とか全てが本当に面白医師、感動!特に私は姉妹の話が気になりました。私も2人姉妹の長女なので共感できるところもありました。
    続きも読みたいです!

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    2025年01月13日
  • この嘘がばれないうちに

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    コーヒーが冷めないうちにシリーズ第2弾。この本では過去に戻っても現実は変えられないというルールがあるのですが、過去に戻って現実は変えられなくても未来は帰られるから私は行く価値があると思います。
    この本は4つの短編でなっていて4回分感動できます。どの話も心温まる話なので是非読んでみてください。

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    2025年01月11日
  • この嘘がばれないうちに

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    ネタバレ

    【親子】での「自分の子供が死にたいと言っているのを救ってやれない親ほど苦しいものは無い」という一文に思わず涙目になってしまった…

    不幸に同情してくれる人も大事だけど、受け止め方を教えてくれるような人は本当に大事だなあ。

    要さんが娘より死んだ旦那を大事に思ってしまったと解釈していたけれど、最後の1文を読んで安心した。

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    2025年01月07日
  • 思い出が消えないうちに

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    人の死は辛く切ない。
    愛すれば愛するほどに。
    でも人はやがてそれを乗り越えて生きてゆく。
    想い人が心の中に生き続けるから。
    最後のユカリさんの言葉が全てを表している。

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    2024年12月30日
  • やさしさを忘れぬうちに

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    結婚を許してやれなかった父の話が号泣しました。
    このコーヒーが冷めないシリーズは1話1話が、今を生きるわたしたちになにか教訓のようなものを教えてもらっているような気がします。後悔しないように。
    わたしも離れて暮らす父と会いたくなりました。

    実際に過去には戻れないかもしれないけど、過去に戻っても起きたことは変えられないことっていうルールが逆に現実的だとも思います。

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    2024年11月28日
  • さよならも言えないうちに

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    「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ第4弾。

    どの話もうるうるだったのですが、
    第四話 父を追い返してしまった娘の話は
    大泣きしました。

    こんなふうに泣いたのは久しぶり。
    家で読んでて良かった。

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    2024年11月14日
  • さよならも言えないうちに

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    現実は変えられなくても過去に戻ることで人生が変わるのだなと思いました。
     本当にこのシリーズ大好きです!面白いし泣けるしサイコー!物語を見ていると過去に行く前と言ったあとで登場人物の印象がすごく変わっているんです。やっぱり現実は変えられなくても得られる何かがあるのかと思いました。

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    2024年11月13日
  • やさしさを忘れぬうちに

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    現実は変わらないルール…
    ルールは破ろうと思えば破れる…
    車を盗まれる前に売ってしまえば、あるいは…

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    2024年11月03日
  • さよならも言えないうちに

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    泣きすぎ問題でした。
    自分の生きてきた人生にもよってきっと響くお話は違うんだろうけど、最後のお話泣きすぎた。
    色んなことに気づいて生きたい!!

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    2024年11月02日
  • さよならも言えないうちに

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    お話の主軸は変わらないのに、毎回切なく温かい気持ちにさせてくれるストーリー。
    こんな喫茶店があったら行ってみたいな。
    でもまだ私は、過去に戻って会いたいと思う人はいない。

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    2024年10月22日
  • さよならも言えないうちに

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    第4作。このコーヒーシリーズは、ネタ切れ感もなく、毎度毎度本当に感動させられる。
    第3作、幸メインの続きではなく、第1作の一年後という設定で数がコーヒーを入れる。
    最初の学者が死んだ妻に会いにいく話、最後の震災で亡くなった父親に会いにいく話しは涙が止まらなかった。
    本作は特に良かったと感じる。

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    2024年10月06日
  • さよならも言えないうちに

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    過去や未来に行ける不思議な喫茶店。そのルールはたくさんあるけれど、滞在時間のルールはコーヒーが冷めない間だけ。
    背負いきれない後悔を前に進む力に変えるために、どんな想いを抱えてその短い時間に託そうとするんだろう。
    人は皆んな自分勝手だから自分の望む結果を思い描くものだけど、そうならなかった現実があるからこそ未来に行く、過去に行くことを決断する。
    私なら怖くてできないと思う。
    変えられない現実はあっても、その事実を受け止めながらも自分は幸せだと感じる時間があって欲しい。
    このシリーズはほんわかじんわり心に刺さります。
    苦しい想いを抱えない人なんていないから、皆んなに幸せになってほしい。

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    2024年08月20日
  • 思い出が消えないうちに

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    ネタバレ

    『コーヒーが冷めないうちに』の3作目。今回は「死」がテーマだったんじゃないかと思う。

    最後の文章が胸に響いた。

    人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決してない。人は必ず幸せになるために生まれてきているのだから…

    死が不幸の原因とならないように今をどのように生きるかは自分次第だ。今の人との繋がりを大切にしていきたい。

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    2024年08月15日
  • さよならも言えないうちに

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    中学の時に好きだったシリーズの新作。
    過去に戻っても起きたことは変わらないけれど、1番大事な気持ちを伝えることが出来る。起きたことが変わらないなら過去に戻る意味はないと思いがちだけれど、伝えたいことが相手の記憶に残ってくれることはいちばん大切なことなのではと思った。恥ずかしがらずに面倒くさがらずに思っていることは相手に真っ直ぐな言葉で伝えられたら、それ以上に幸せなことはないのだろうと思う。

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    2024年08月09日
  • 思い出が消えないうちに

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    さらっと読める短編集で温かい気持ちになれるから、長編や少し硬い小説に疲れた時にピッタリの作品。
    自分の死や大切な人の死を受け入れ、変えられない現実を前向きに生きていくことって難しい。この小説は、悩んで辛くて、でも踏み出そうとする瞬間を共有できる。みんな幸せになってほしいと純粋に応援したくなる。
    面倒なルールはあるけれど過去や未来に行ける不思議な喫茶店。心地よい時間が流れていそうで是非ともコーヒーを飲みながらこの小説を読んでみたい。

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    2024年07月13日