川口俊和のレビュー一覧
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ネタバレコーヒーが冷めないうちに の続編。2作目。
ハマりました。
6作全部読みたいですね。
1話ずつがとても素敵なお話です。1話ずつ別の話、ではなく、全部が少しずつ繋がってるのがなんとも好きです。
特に陶芸家の幸雄さんの話が好きでした。
今、私は「お金がないお金がない」ってよく口にすることがありますが、私は恵まれてるんだなと思いました。
自分が幸せであることが、自分のためでもあり、ひいては自分を大切にしてくれてる人のためにもなる。
まだ数のお母さんの行った過去がどんなものだったのか、その話が出てないのでそれを楽しみに全作早く読みたいです笑
6作までに出てくるのか出てこないのか…このままずっと小出 -
Posted by ブクログ
第二話の亡くなった夫に子供の名前をつけてもらう話は涙なしには読めませんでした…
その後も自分が死ぬと分かって過ごしたのかと思うと辛いですが、残された人にとっては会えて本当に良かったです。
第三話では、未来に行く場合は知ってしまった事実は変わらないという解釈になることが判明。
ここでは未来の娘が不幸な目にあった事実は知らずに戻ったから、助けることはできないのかなかなぁとモヤモヤしました…
どの話でも、意地を張らずに気持ちを伝える大切さを考えさせてくれます。過去や未来に行っても現実は変えられないけど、気持ちは変えられるというのは心に沁みます。 -
Posted by ブクログ
「静かで温かい時間旅行の物語が、心を優しく包んでくれる作品」です。
この作品の魅力は、「過去に戻れるけれど、現実は変えられない」というルールの中で、それでも人々が過去へ行く理由と向き合い、心のわだかまりを解いていくところにあります。登場人物たちのささやかな選択や後悔が丁寧に描かれていて、「もし自分だったら」とつい考えてしまうようなリアルさがあります。
特に印象的なのは、タイムトラベルのファンタジー要素を扱いながらも、決して派手な展開ではなく、あくまで「人の気持ち」にフォーカスしている点です。喫茶店「フニクリフニクラ」の独特な雰囲気や、そこで交わされる言葉たちは、読後にじんわりとした余韻を残 -
Posted by ブクログ
このシリーズではもうおなじみの登場人物たちが出てきて安心する。新たに登場したのが刻。この先、数とどう関わっていくのかな。
私は第二章の彼女からの返事を待つ男の話が好きだった。中学生なんて恥ずかしいし素直になれないのが当たり前だ。それが人生の分岐点になると言われても分かるわけない。"わずかな迷いや、他人に見られているという羞恥心から優先順位を見誤ったからである。もし未来が見えるのなら後悔は回避できる。それができないから苦しむのだ"という文に共感。何かを選択する時、そんなことを考えながら選ぶことができるかな?今この瞬間も、明日起きること、これから起きようとしていることに後悔のな -
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心暖まる喫茶店の物語
明治に建てられた建物の地下にある「フニクリフニクラ」という喫茶店を舞台にした小説です。この喫茶店には、過去未来に行ける、すなわちタイムトラベルができる特別の座席があり、その座席を通じて4つの心暖まる物語が展開されます。小説はオムニバス形式と考えました。
第2話の「夫婦では、若年性アルツハイマーを患った夫とその妻の物語が中心です。夫の記憶障害が進行する中、妻は離婚を考えますが決断出来ません。妻は、夫の行きつけのこの喫茶店で、夫が妻宛に手紙を書いていたことを知らされた。そして特別な座席を利用して過去の戻り、夫が書いた手紙を読むことで夫の覚悟を知ります。その結果、妻は夫とともに病気を乗り越える決意 -
Posted by ブクログ
この作品では死について描かれている部分が多かった。でも、そのひとつ一つが温かくそして優しかった。「よく、あきらめないでがんばったわね。よくがんばった。魔法じゃないんだから、あの日私があなたに声をかけたからって現実が一変したわけじゃないでしょ?苦しい状況は何一つ変わらなかったじゃない?でも、未来に向かってがんばろうって幸せにならなきゃってがんばったから、今のあなたがあるんでしょ?」という言葉は特に好き。辛い時、悲しい時に手を差し伸べてくれる人、話を聴いてくれる人は私の周りにもたくさんいる。でも、それで辛い現実が変わるわけではない。それらの優しさを受けて自分で言動していくこと、あきらめないで向き合