川口俊和のレビュー一覧
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2017年 本屋さん大賞ノミネート
過去に戻れるとしたら私は誰に会うだろう?今は亡き懐かしい何人かの顔が思い浮かびます。「ごめんね」って言いたかった人や「 ありがとう」って言いたかった人の顔、顔、顔‥。
このお話の喫茶店 フニクリフニクラ はコーヒーが冷める間だけ 過去に戻れるという不思議なお店。でも過去に戻ってどんなに努力をしても現実は変えられないというルールがあります。その他にも面倒なルールがあります。そこがこのストーリーを真実味のある話として際立たせています。
過去に戻りたいと望む人は、過去に強い後悔があった人。後悔先に立たずと言うけど、その後悔にさいなまれている4人の人々が、この喫茶 -
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ネタバレ「コーヒーがさめないうちに」第四弾。「大事なことを伝えていなかった夫の話」は自由奔放でほとんどうちに帰ってこない夫とそれを許す妻の話の設定がありえない。「愛犬にさよならが言えなかった女の話」は犬を飼っていたせいか胸が苦しくなった。「プロポーズの返事ができなかった話」はほんとの気持ちにきづけなかったことがつらかった。「父を追い返してしまった娘の話」は一番心にぐさっときた。改めて大事な人と別れる時はけんかにならないように笑顔でいようと思った。後悔はしたくない。こういう喫茶店があれば一度きりのチャンス、わたしはどこに戻ろうと思うだろうか。
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購入済み
時間
限りある時間の中で全力で生きる。
今度こそ後悔しないように。
逃げたり,強がったりしないように。
恥ずかしがっている暇はない。
過去も現実も変えられないけれど,自分の心を変えるために。 -
購入済み
コーヒーが冷めないうちに?
タイトルに惹かれ読もうと思っていたが、読まずに数カ月。機上で喫茶フニクリフニクラなるタイトルの映画があった。
観るにつれて感動が比例していき、中年男性が一人泣き鼻をかんでしまい少し恥ずかしかった。海外に到着するなり、本書を購入し吸い込まれる様に読んだ。
映画と小説では設定は異なる場面があったが、アウトラインは一緒であり、帰国時の機上でも再度視聴してしまった。
本小説は、我々の願望であるタイムトラベルを感動を混ぜながら、人生を豊かにする物語である。
娯楽小説であり感動小説であり、最近感動した小説の一つである -
購入済み
川口パーフェクトワールド炸裂
2作目読了時に必ず3作目があると確信していたが、やはり来た。舞台を観に行った時に感じた川口俊和氏のパーフェクトワールドが3度小説に降臨した。しかも2作目までは正統派の豪速球、3作目はサイドスローのスーパー変化球で仕留められた感。想像していた3作目の遥か横からやって来た。素晴らしい裏切りに感激し、そして一話目から涙腺全開でした。
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ネタバレ「コーヒーが冷めないうちに」の続編
1お母さんと呼べなかった娘の話
自分の家庭内での役割を奪った義母を受け入れられなかった娘が、継母の死後、愛されていたと理解したことを伝える話
2彼女からの返事を待つ男の話
好きな女の子からのバレンタインのチョコをもらえることになったが、クラスメイトの余計な一言で感謝と返事が言えないまま、彼女が事故に巻き込まれた。その後治療のため遠いところに行き会えなくなってしまう。大人になって、中学の頃に戻り女の子からの告白を受け、「毎年ホワイトデーにここで待ってる。」と繋げた。彼女が思い出すその日まで。結局会えて、長針が音を立てて進み、二人の時間もまた動き出した。
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ネタバレ「コーヒーが冷めないうちに」の第4弾。過去に戻れる喫茶店、戻れる時間はコーヒーを淹れてから冷めるまでの間、席を立つことはできない(したがって、過去に戻っても、その時間にこの喫茶店に来ていた人にしか会えない)といったルールの中、過去に戻って(もしくは未来に行って)会いたい人に想いを伝えるという内容。
このシリーズは、第2弾の「この嘘がばれないうちに」と本作しか読んだことがないが、第2弾に比べると心に来る話があった印象。特に親子モノは基本的に涙腺が弱い私としては、最後の話はぐっときた。
特に深いものはなく、わかりやすく泣かせる系の作品なので、そういうのでは泣けない人には向かないか。私はお涙頂戴モノ