川口俊和のレビュー一覧
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コーヒーが冷めるまでの限られた時間、尚且つ結果を変えることはできない中で、それでも会いたい人に会いに行く選択をできる人は強いと思った。
もしあの日あのときに戻れたら、と思うことは人生で何度もあったが、結果は変えることができないという条件のもと、過去や未来に行く選択を自分ならできるだろうか。
4編それぞれで感じたのは、過去や未来での数分間ではなく、現実に戻ったあとのその後の行動こそが、後悔や不安を減らすことができる唯一の方法なのだと思った。つまり、タイムトラベルができないこの世界においても、自分のこれからの行動次第で人生の納得感を上げていけると再確認した。
総じて、タイムトラベルというファンタジー要素を含みながら、人の心情の変化を密に表現していておもしろい作品であった。
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Posted by ブクログ
過去に戻る事ができる喫茶店フニクリフニクラ。
ただ、過去に戻っても現実が変わらないことは、分かりました。
本作は、コーヒーが冷めないうちの翌年の話として描かれているようです。
一気に読めてしまった。
素晴らしい本だと思った。
◯◯うちにシリーズは、初めて読む。
コーヒーが冷めないうちには、映画で見た事があります。
私は、③プロポーズの返事ができなかった女の話。
④父を追い返してしまった娘の話が、特に感動して読めたなー。
フィクションの話なんだけど、④は、実際に起きた話を、作者がラジオで聞いたことで、書き上げた話らしい。
④では、過去に戻る事ができる喫茶店フニクリフニクラ。
ただ、過去に戻っても現実が変わらないんだけど。
最後、あれ?なんで?って思った事がありました。
ただ、最後に書かれている事を読んで、
あー、特別なルールが発生したのかな?
作者がそのラジオの話をハッピーエンドにしてあげたかった、粋な計らいとでもいうのか、
俺は好きだな。
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ネタバレ2作目もまたじんわり涙が出た。
心が温かくなる話。
1作目と設定や進み方は同じだが、今作は、大切な人の死に関わった、残された側の人の苦しみや罪悪感にフォーカスした話だったと思う。
直接の原因ではないのに、あなたのせいではないのに、大切な人だったからこそ、どうしても、「もしあの時自分がこうしていたら、ああしていなかったら……あの人は、亡くならなかったかもしれない。生きていたかもしれない。」「自分があの人を不幸にしたんだ、殺したんだ」「自分は幸せにはなってはいけない」という想いや呪いに苛まれる。
でも、亡くなった人はそんなことを望んだだろうか。自分のせいで、自分がいたことで、大切な人が不幸になっている姿を見たいだろうか。
大切な人の授かった命と生きていた人生に意味があったことを証明するために、残された人は幸せになる必要がある。
あなたがいて、あなたと出会って、あなたと生きたから、幸せだったと。
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Posted by ブクログ
ネタバレシンプルな設定で同じ喫茶店で同じ登場人物等でストーリーが展開していくが、各章ごとに主人公が変わる。過去に戻っても現実を変えることはできないが、それでも過去に戻った本人等には確実に変化があって、前向きに未来を生きていく。
ある意味ぶっ飛んだ設定に笑えたし(幽霊に呪われるところとか)、どんどん読み進められてすごく面白かった。こんなに泣けるとは思わなかった。
ルールだらけの☕️タイムスリップは、意味がないように見えて、全然そんな事はない。
現実は変わらなくても、本人の今後の人生に対する考え方や生き方がポジティブなものになって、もっと幸せに生きていけるのだったら、めちゃくちゃ良いんじゃんか。