川口俊和のレビュー一覧
-
過去に未来に、そして死の意味は
びっくりした。たぶん前作「コーヒーが冷めないうちに」も読んだはず。実はほぼ記憶ないんだが。
でも、本作は(あとから忘れるかもしれないけど)少なくとも最終話最後の数ページの超想定外のインパクトが強烈過ぎて、余韻がじんじんと残ってしまった。え?え?って感じ。
死が人...続きを読むPosted by ブクログ -
前作までを読んでから間が空いてしまったので、これは誰でどうなったんだっけと思いながら。でも十分楽しめた。もう会えない人に会いに行くというのは、それだけで泣けるよな。Posted by ブクログ
-
コーヒーがさめないうちに…が大変好みのお話だったので中身をみず作者買い、コーヒー…に続く登場人物達の数年後の設定で始まったお話だったのでちょうど良し。
前回のエピソードを触りつつ、みなさん程よく交差していてその後の生き方、どうしてるかを教えてくれるし…謎だったところを補足してくれて、登場人物達への愛...続きを読むPosted by ブクログ -
シリーズ2作目。前回の話と被るところもあり数を取り巻く事情もいろいろと明らかになる。過去に戻ったからといって過去を変えることが出来ないとういう悲しい現実。それでもみんな過去に戻り何かを得て再び動き出す温かいお話でした。Posted by ブクログ
-
日々を大切に、後悔のないように生きたいと思わせる本。
個人的によかったのは、愛犬の話が一番グッときました。とても、微笑ましいく泣ける話でした。
犬を飼うっていいのかもって思ってしまいました。
『父を追い返してしまった娘の話』も親ってこうなのかなって考えさせられて、とても感動しました。
親孝行って...続きを読むPosted by ブクログ -
人はいつ死ぬかわからない。死について考えさせられる本。
日常の日々で、いつか死と向き合う時が来ると改めて考えさせられた。
個人的に最後の青年の話が良かったと思います。
伝えたいことは、ハッキリ言わないとだめだなって思う。なかなか言えないだろうけど・・・
「100の質問」って本はかなり気になりま...続きを読むPosted by ブクログ -
一作目よりこちらのエピソードが沁みた。
どのエピソードも亡くなった人がらみだったせいか、過去を変えられないとしても、生きてるうちに気持ちを伝えられたエピソードに感涙した。Posted by ブクログ -
過去に戻れる 未来へ行ける 席にいる ワンピースの女が誰なのか 少しずつ 見えてきます。
ワンピースの女が最後に 時田数が幸せになると言うことを教えてくれました。
Posted by ブクログ -
久しぶりに読んだ作品だったけど変わらず面白い。
最後怒涛で、もう何が何だか…
詰め込みすぎ感は否めないと思ってしまって!
でも好き。すいすい読める作品でいいと思いました!Posted by ブクログ -
コーヒーが冷めないうちにの映画が好きで読んで見た。やっぱり好きな世界観だなぁ。短編集のような感じで話が区切られていて読みやすいし一つ一つの話が感動的で涙が出そうになる。Posted by ブクログ
-
倉田が麻美さんに言った言葉、思わず折り目をつけていつでも見返せるようにしてしまったけど、清も同じ気持ちだったんだなと思って嬉しくなった。
その人の気持ちを動かす言葉を言える人になりたい。
そうなるには語彙力も想像力も優しさもまだまだ足りないな、、、頑張ろうPosted by ブクログ -
今回も良かったー
なんと舞台は函館!読み始めた時は、今がいつでどーなるんやと思ったけど、すんなり読めた。
相変わらず素敵な喫茶店でコーヒーを飲みながら読みたくなる本。
最後の話、玲司と菜々子の話が印象的。
よくある青春系の恋愛モノ系って嫌いやけど、ハッピーエンドかと思ったら菜々子が死んでしまって...続きを読むPosted by ブクログ -
前作では倉田くんの言葉に惹かれたけど、今回もユカリさんの言葉が印象的だった。
いつかこの考え方に救われる気がする。
「人の死自体が、人の不幸の原因になってはいけない。なぜなら、死なない人はいないからだ。死が人の不幸の原因であるならば、人は皆不幸になるために生まれてきたことになる。そんなことは決して...続きを読むPosted by ブクログ -
"過去に戻っても現実は変えられない。変わったのは「心」。
心ひとつで、人間ははどんなつらい現実も乗り越えていける。"
最初はめちゃくちゃファンタジーじゃんと思ったけど
恋人、夫婦、姉妹、親子、どれも心温まる話だった。
特に夫婦の話が感動した。Posted by ブクログ -
限りある時間の中で全力で生きる。
今度こそ後悔しないように。
逃げたり,強がったりしないように。
恥ずかしがっている暇はない。
過去も現実も変えられないけれど,自分の心を変えるために。 -
タイトルに惹かれ読もうと思っていたが、読まずに数カ月。機上で喫茶フニクリフニクラなるタイトルの映画があった。
観るにつれて感動が比例していき、中年男性が一人泣き鼻をかんでしまい少し恥ずかしかった。海外に到着するなり、本書を購入し吸い込まれる様に読んだ。
映画と小説では設定は異なる場面があったが、...続きを読む -
2作目読了時に必ず3作目があると確信していたが、やはり来た。舞台を観に行った時に感じた川口俊和氏のパーフェクトワールドが3度小説に降臨した。しかも2作目までは正統派の豪速球、3作目はサイドスローのスーパー変化球で仕留められた感。想像していた3作目の遥か横からやって来た。素晴らしい裏切りに感激し、そし...続きを読む