川口俊和のレビュー一覧

  • コーヒーが冷めないうちに

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    心が温かくなる作品

    未来は変えられなくとも、ほんの少しの時間過去に戻ってあの人のもとへ

    “めんどくさいルール”、喫茶店のあのメンバー。自分もそこにいるかのような気持ちになる。


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    2025年11月06日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    過去に迎える喫茶店フニクリフニクラのお話。

    それぞれ1話ごとに展開されていて、言えなかった言葉や渡したかった手紙、出てくる登場人物が目的を持って過去を訪れる。

    自分は過去に戻ったら何を伝えたいだろうと考えて本を読んでいた。

    やっぱりすでに亡くなってしまった人の感謝や愛情などの言葉なのかな。

    現実は変わらないけれど心が変わればそれを乗り越えいけるという言葉が素敵でした。

    現実はこんな喫茶店はない(多分。笑)からこそ、今の大切な人との時間、想いを伝えていけたらなと思う。

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    2025年12月16日
  • 愛しさに気づかぬうちに

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    「コーヒーが冷めないうちに」シリーズ第6弾。
    第三話「自分の未来を知りたい女の話」が印象に残っています。病気(癌)が発覚して、生存しているかを確認するために未来に行くなんて…。自分だったら、そんな勇気は出せないだろうな。時刻表に挟んであった旦那さんの手紙が泣けた。

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    2025年10月28日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    起きた・起こる現実は変わらないけれど過去や未来に行くことができる物語。
    それぞれ登場する人物は後悔や不安があったためにタイムスリップをする。それを経て、変わらない現実にどのように向き合って行動していくのかが描かれており、共感しながら読んでいた。
    特に、夫婦のストーリーはとても素敵だった。

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    2025年10月25日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    この本読んで、もう一度映画を観た。
    男女が入れ替わっててびっくりしたけど、どっちも泣いた。

    もっと映画ではマスターにスポット当てて欲しかった!

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    2025年10月23日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    過去や未来に行ける喫茶店。行けても短時間、事実は変えられないとなると行く意味はある?と思うかもしれないが、時間を超えて何かを知ることで心が変わる。心が変わることで何か変わるかもしれない。

    「親子」はなんとも言えない気持ちになりました(良い意味で)続編もあることを知ったのでぜひとも読みたい

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    2025年10月07日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    さっと読めた。
    現実は変えられない。けど、心持ちは変えられる。事実は変わらなくても解釈は変えられるんだなと感じた一冊。

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    2025年09月25日
  • この嘘がばれないうちに

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    ネタバレ

    とある街のとある喫茶店のとある席に座った人が、現実は変えられないと知りながら、過去に戻って人に会い、それぞれの思いを遂げようとする物語。

    「コーヒーが冷めないうちに」の続編。

    この小説は、親友、親子、恋人、夫婦の4つの物語で、「コーヒーが冷めないうちに」でも当然内容は全く異なるけれども、恋人、夫婦、親子が表題となっている。人間関係の結び付きが強い題材だからだろう。

    4つの物語とも、前作同様、涙しながら興味深く読むことが出来たけれど、「恋人」の中で語られた話は新鮮だった。
    流産した女性に対して、「もし、このまま、君が不幸になったらその子は70日という命を使って君を不幸にしたことになる。でも

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    2025年09月21日
  • やさしさを忘れぬうちに

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    これも良かった。特に最後のお話。
    とても胸が痛かったけど。
    美人だとか美人じゃないとか、誰かと容姿を比べて劣等感を抱くことは誰にでもあると思うけど、そういうことじゃないんですよね、大切なものは。
    僻み、妬み、嫉み、、、そういうものに心が蝕まれるとそういう本質が見えなくなるんですよね、、。

    誰かと比べない自分でいたいと思いました。

    3話も好きだったなー

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    2025年09月19日
  • 愛しさに気づかぬうちに

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    未来や過去に行ける不思議な喫茶店。そのための面倒なルールは沢山あるけれど、この設定に華を添えるのは「滞在時間はコーヒーが冷めない間だけ」というもの。
    シリーズ6作目となる今回も心がじんわり温かくなる話ばかりだった。
    切実な想いを抱えて、前に進むために未来や過去に行く者達。
    誰かを傷つけるためではなく、自分と誰かを幸せにするための行動だから、いつも応援したくなる。
    みんなに幸せが訪れますように!
    読後はいつもこんなふうに純粋に思えるのが、自分にとっても嬉しい。

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    2025年09月18日
  • さよならも言えないうちに

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    ネタバレ

    このシリーズにちょっと飽きてきてたけど、少し持ち直した。
    ラストの話がよかった。必死に涙をこらえました。

    津波は…ほんとにあの映像の衝撃を忘れることはありません。
    その場にいなかった、家族も親戚もいなかった私でさえそうなので、当事者の方の気持ちは計り知れません。
    自分の反抗期を思い出すと、親の気持ちを思ってとても胸が痛い…。
    でも私はその後の時間がたくさんあるので、それを謝ることも出来なかったとしたら……本当に辛いだろうなと思います。
    そういう人の後悔がこういう本で薄れるかは分かりませんが、救いになるといいなとは思います。

    愛犬の話は………過去に戻る前に、思いつめる前に、旦那がちゃんとそれ

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    2025年09月14日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    涙活。一日で読み切れる自信がなかったが、手が止まらず読み切った。元々お姉ちゃんが持っていた本を借りたままだったが、目を通してはいなかった。お姉ちゃんに共有して、本を返したいと思った。

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    2025年09月14日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    とある喫茶店の、たったひとつの限定席に座れた場合、かつ非常に面倒な条件を満たした場合にのみ、過去や未来に行ける。でも、起きた出来事を変えることはできない。行っても意味がないように思える時間の定点に、それでも行きたい理由がある。人が人と関わっていく中で、伝えたいことを上手に伝えられることなんて、本当はほんの少ししかないのかもしれない。そのほんのわずかの大切さを教えてもらえたお話でした。
    全部で4つの短編集です。読みやすいのですいすい読めます。時々うるっとこみ上げるものがあるかもしれません。

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    2025年09月03日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    「あなたの戻りたい過去は、いつですか?」
    この紹介文に惹かれて読み始めました。
    幾つかのルールが存在するが時間を移動できるという不思議な喫茶店で起こる4つの心温まる短編集。

    過去を変えても現在の事象は変わらないが不思議な体験によって登場人物たちの心の持ち様に変化が起き、過去の出来事を受け入れながらも各々前を向いて進み続ける姿に心を打たれました。

    文字数、ページ数は多くなくサクッと読めてほっこりする作品でした!

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    2025年09月03日
  • 愛しさに気づかぬうちに

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    『コーヒーが冷めないうちに』の続編で、「お母さんと呼べなかった娘の話」「彼女からの返事を待つ男の話」「自分の未来を知りたい女の話」「亡くなった父親に会いに行く中学生の話」の4編。ずっと言えなかったことを引きずっている人たちがどう気持ちを伝えるか。展開方法は読めるのに、最後のギリギリまでどうなるかは分からないが最後の数行で見事に結論が決まる。余韻も。馴染み客やフニクリフニクラの店の秘密など情報入ってきて、シリーズを通しての面白みも。未来へも行ける新機軸で「未来を知りたい女」が個人的には良かった。


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    2025年08月28日
  • この嘘がばれないうちに

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    ネタバレ

    相手のためを思ってつく嘘に泣けた。

    誰かが亡くなってしまった時、自分のせいだとか、こうしておけばよかった、とか後悔が残る人ってたくさんいると思う。
    私自身も急に祖父が亡くなってから、自分の行いに対しての後悔がずっと消えずにいた。

    この本を読んで、その人が亡くなった意味は、これからの自分の生き方で決められるというメッセージが心に響いた。

    これは何か辛い経験全てに言える事だと思った!
    辛い経験をプラスにするのも、マイナスにするのも、自分の生き方次第!

    コーヒーが冷めないうちにのシリーズは、本が苦手な人でも読みやすい!
    そして、カランコロン、という音や、喫茶店の世界観が読んでいてとても落ち着

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    2025年08月27日
  • コーヒーが冷めないうちに

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    泣きました!誰しも過去に戻れるならやり直したいと思うことがあるはず。ただ過去に戻っても起こったことを変えることができないなら、過去に戻る意味があるのか、、、

    後悔するのは、したことよりしなかったことの方が多い。後悔しないよう「迷ったらする!」生き方をしていきたい。

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    2025年08月24日
  • 愛しさに気づかぬうちに

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    「コーヒーが冷めないうちに」シリーズの六作目、毎回のように温かみがある作品に仕上がっている中で、今回も「過去」や「未来」に行きたいという思いを持つ人たちとの不思議な交流が描かれている。
    話の中にもあるように人が「過去」や「未来」に行きたいと思うほどの「思い」をもつほどの人生の分かれ道というものは「大切な人との別れ」が大きく占められている。後悔した選択をとってしまったからこそ、次は後悔しない選択をとりたい。よくあるタイムリープものにはそのような世界線移動があり、そこでの葛藤などが描かれる。
    一方でこの作品は「過去」や「未来」にいっても確定された「事実」を変えることはできないというもの。その「事実

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    2025年08月14日
  • やさしさを忘れぬうちに

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    「コーヒーが冷めないうちに」のシリーズも五作目、毎回「過去」や「未来」に時渡りができるが「過去」や「未来」を変えることができないという枠組みに対して、心温まるやりとりが描かれている。
    今回は特に「時渡り」をする人たちの思いが今までの中でも強かったと同時にその「時渡り」を受け止める相手の描写も描かれていた話が多くみられ、そうだな「時を渡る思い」もあれば、「時渡りを受け止める思い」もあるのだなと感じた。改めてこの小説が大事にしているのはそういった「思い」を、事実としては無かったことになってしまうかもしれないが、その「思い」を届ける行動、一歩踏み出す勇気、変わらない現実を受け止める心の強さなのだなと

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    2025年08月11日
  • さよならも言えないうちに

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    「コーヒーが冷めないうちに」シリーズの四作目、過去に戻れると噂される不思議な喫茶店に訪れるのは「過去」に家族や恋人といった「他人」とのやりとりで心の中に後悔が残っている人たち。だがこの喫茶店は「過去に戻る」ことはできても「過去を変える」ことはできない。その中で訪れた人たちは何を思って「過去」に旅立ち、そして何を感じて「今」に戻ってくるのかが毎回丁寧に描写されている。
    今回のテーマは「相手の記憶」。過去に戻った人がその人とやり取りをする中で相手にはどのような影響が与えられるのか、ただ「現実を変える」ことはできない。ただ、その中でも過去に戻った人がどんな思いを相手に伝えたいか、そのカタチにならない

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    2025年08月10日