川口俊和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
感動して泣けるのはもちろんだけど…
スタンダードな小説を読めました。女性が主人公の今作では過去と未来を行き来できる不思議なカフェに行くというベタといえばそうだけど、設定が面白い仕掛けになっている抜け目のない作品でした。
ですが、本を読み慣れている人ならある意味先行きが読めてしまうのがこのお話の欠点に感じます。
とはいえ涙一粒流せる作品はなかなかないので是非読んでいただきたい。自分の人生で当たり前だと思っていたとある日常の場所でたった数分でも救われる瞬間があることに驚くはずです。
それがまさにコーヒーが冷めないうちに起こるならどんなに素敵か -
Posted by ブクログ
ネタバレプロローグが非常にそそられる内容でよかった。
第一話を読み終わったときは、うーん?って感じだったものの、2話以降はかなり涙腺に来る内容だった。
歳はとりたくないものだ。
第2話
アルツハイマーの旦那と看護師の妻の話
ひらがなの多い手紙での告白は沁みるものがあった。
「丸のついた旅行先はすべて高竹と一緒に行った場所だったのだ。高竹はその時気づかなかった。気づけなかったと言ってもいい。」
「その書き込みは、高竹を忘れまいとする房木の抵抗だったのだ」
うるうるきた。
第4話
「私は生まれてきて、本当に良かったと思ってる」
こういうので全然泣ける。
毎日大変でも、心からこう言って生きていきたい。
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Posted by ブクログ
ネタバレとある街のとある喫茶店のとある席に座った人が、現実は変えられないと知りながら、過去に戻って人に会い、それぞれの思いを遂げようとする物語。
「コーヒーが冷めないうちに」の続編。
この小説は、親友、親子、恋人、夫婦の4つの物語で、「コーヒーが冷めないうちに」でも当然内容は全く異なるけれども、恋人、夫婦、親子が表題となっている。人間関係の結び付きが強い題材だからだろう。
4つの物語とも、前作同様、涙しながら興味深く読むことが出来たけれど、「恋人」の中で語られた話は新鮮だった。
流産した女性に対して、「もし、このまま、君が不幸になったらその子は70日という命を使って君を不幸にしたことになる。でも -
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Posted by ブクログ
ネタバレこのシリーズにちょっと飽きてきてたけど、少し持ち直した。
ラストの話がよかった。必死に涙をこらえました。
津波は…ほんとにあの映像の衝撃を忘れることはありません。
その場にいなかった、家族も親戚もいなかった私でさえそうなので、当事者の方の気持ちは計り知れません。
自分の反抗期を思い出すと、親の気持ちを思ってとても胸が痛い…。
でも私はその後の時間がたくさんあるので、それを謝ることも出来なかったとしたら……本当に辛いだろうなと思います。
そういう人の後悔がこういう本で薄れるかは分かりませんが、救いになるといいなとは思います。
愛犬の話は………過去に戻る前に、思いつめる前に、旦那がちゃんとそれ -